見出し画像

神さまのお匙は女性ホルモンの代わり。

女友達4人のうち、ひとりくらいは
更年期の不調で欠席になってしまうのは
当然の出来事だなって思う、
恒例のランチ会。

6月に行かなかったのは、何を隠そう
この私ですよ。

辛い時期だったな。
毎日苦しんでいたな。

5月からの治療で
10月に入り、ようやく(長かった・・)
自然に寝られる様になってきて
睡眠剤を減らしつつあります。

お酒もちょっとなら楽しみ始め、
馴染みのお店へ顔を出したり
昨日のランチ会では、普段通りに
友人たちと大笑いしながら過ごす
そんな時間を味わっています。


新作のスタバBOOOO!フラぺチーノ✨も
どんな味だったかイマイチ記憶にない位
お喋りは続く続く・・・


私は療養中の経験値が増えたお陰で
多少、調子に乗っても
リカバー出来る様になれてきました。


でも、たまにヤンチャし過ぎて
 睡眠剤を増やさないと寝られない位
 交感神経が治まらない時もあります。


ヤンチャといっても、普段より遅めの時間まで
 はしごでお店へ行き、普段より食べちゃうとか
 友人とワクワクし過ぎちゃうとか。


そんな他愛ない出来事で
ここちよく過ごす事が出来ない日が
あったとしても、

【まーしょうがない。
 何とかなるから、まいっか。】

とまで思えるまでの心持ちへと
自分を導ける様になれたのは
このたびの
更年期うつ療養のおかげさまです。


53歳、55歳の私たちは
障害を持った子供のいるママであったり
ご主人と自営業をして切り盛りしていたり
色々駆け抜けオリジナルな仕事をしてきたが
強制終了してしまった私であったり。

会えば若いころと同じテンションだけど
それぞれ個性的な半生を越えてきたんだなぁ。


2つ、気づいたことがありました。


ひとつめは
皆、ナゾに「私が我慢しなくちゃいけない」
「家族を優先しなくてはいけない」
っていう根っこがあるなぁということ。


とはいえ、
それぞれ好きに(私がいちばんだけど)
楽しむ事も忘れていないようだから
無意識のうちに
「自由に生きることは許されない」と
自分を戒めなければならない、って
そんな感覚なんだろうな。

意識の外にそれを追い出せたら、
もっと楽になるはずなよなぁ。私たち。


そして2つめは
彼女たちが、楽しむ事のなかで
女性の自分を忘れておらず、
とっても綺麗だったということ。

・・ということは!!
おそらく私も、彼女たちと同じように
綺麗でいるのかもしれない、って。

更年期うつ以前の私だったら、
綺麗な彼女たちをうらやんで
なんとなくショボンとして
帰ってきたかもしれない。

造形美こそ、私は
彼女たちより劣るかもしれないけど
「あ、私もいいんだ、うれしい」と
彼女たちを素直に見つめるのと同様に
自分のことも受け入れられました。

なんだろうな(笑)

シミやしわ問題、ヘアケア問題なんて
昔は考えられなかった話題で
昔と同じようにはしゃいでる私たちは

人にやさしくて、思いやりの塊で
自分より他者を・・という姿勢のまま。
そうだ、みんな素敵な心の持ち主だから
50代のいま外見にそれが表れているんだ。

女性ホルモンは減ってきた私たち。

それぞれの
素敵さ、楽しさ、ワクワクを
お匙の上に乗っけて、受け取り与えあう。

神さまが仕立ててくれたスプーンの上の
ひとりひとりの幸せ、そして美しさ。

なんて素敵なんだろう・・私たち・・って
疲れた心身に、じわりと染み込んだ夜でした。

何も予定のない日は今も
横になって休んでいます。

寝れる幸せ、
ゆったりとした身体と心、
喜ぶ私の魂。

たまに、彼女たちと同じで
「何かしなくちゃならないんじゃない?」と
うっすら感じるのですが


与えられた今を・・・
受け取ることにします。