マサル/マル先生

2020年は「自立した学び手」を育てるために、「問いから始める授業」や「自主学習」に力…

マサル/マル先生

2020年は「自立した学び手」を育てるために、「問いから始める授業」や「自主学習」に力を入れています。 #道徳 #自作教材 #国語科 #対話的な学び #学級通信 #クラス会議 #けテぶれ #振り返りジャーナル #問い #自立した学び手 #読書

最近の記事

子どもの「問い」から始める授業 〜答えなき問いを問い続ける力を育てる〜

 2020年9月11日に行われた「第2回 教師の魅力再発見 zoomセミナー」で話した内容をまとめる。 1、「問い」授業のねらい  第1回のセミナーで話した「自主学習」も、この「問い授業」もベクトルは同じだ。「学び方」を教えて、「自立した学び手」を育てること。これが、ねらいである。 2、大きな問いと小さな問い  「大きな問い」とは、その単元を貫くような問い。「小さな問い」とは、基本的に1時間で解決する問い。  「大きな問い」を単元の最初に作り、その後、1時間1時間の「

    • 子どもが自主学習にハマる方法 〜6つのやる気エンジンに火をつけろ!〜

      休校明けから始めた自主学習 いわゆるコロナショックによる休校が明けたのは、5月の後半であった。  それ以降、学年で取り組んできたことが「自主学習」である。  十数年の教師生活の中で、最も子どもの成長を感じた取組が、この「自主学習」だ。  もちろん、これまでも様々な実践を行う中で、子どもの成長を感じることは多々あった。  しかし、たった2ヶ月半という短くなった1学期、これほどの短期間に子どもの変容を大きく感じたことはなかった。  新型コロナが流行する中、様々な制約があり、学校

      • 子どもの「問い」から始まる授業 〜5年社会「低地に住む人々のくらし」〜

        1、川に囲まれた土地(第1時)※単元の第1時なので、単元全体を貫く「問い」を考えさせた。 ①海津市について知る ②電子黒板に映し出された下の画像を見る ③不思議のタネ『低地のくらし』をテーマに「問い」を考える ④「問い」を、付箋に思い付く限り書く ⑤グループで、自分が書いた「問い」について交流する ⑥ピラミッドチャートを使って、問いを3つに絞る(問いベスト3) ⑦グループの問いベスト3を黒板に書く ⑧問いベスト3をワークシートに書く ※単元全体の「問い」と1時間の授

        • 主体的に学ぶ子どもを育てる『自主学習システム』

           今年度は、『自立した学び手』を育てるために、いくつかの実践を行っている。  その1つが「自主学習」だ。  休校明けから行っている「自主学習システム」を紹介する。 1、自主学習ノートコンテスト ①各自、自主学習ノートの自信のある1ページを開け、机に置く。  ②10分ほど時間をとり、他の子のノートを見て回る。  ③その際、「いいな」と思ったノートには、付箋にコメントを書いて、その子の机に貼る。  ④「いいな」と思ったノート、ベスト3を選ぶ。集計用紙に理由と共に書き、提出する。

        子どもの「問い」から始める授業 〜答えなき問いを問い続ける力を育てる〜

          子どもの「問い」から始まる授業 〜社会科での実践〜

           休校が明けてから約1ヶ月間に行なった、5年生社会科での「『問い』から始まる授業」の実践を書く。 『世界から見た日本』『日本の地形や気候』 まずは、『世界から見た日本』『日本の地形や気候』の単元。  地球儀を好きなだけ触らせた。そして、教科書の世界地図とよく見比べ、「問い」を考えさせた。  不思議のタネは『地球儀と世界地図』。   すると、以下のような「問い」が出た。 ・縦と横の線は何か? ・国の名前は誰が付けたのか? ・地球はいつできたのか? ・地球儀はどうやって作るの

          子どもの「問い」から始まる授業 〜社会科での実践〜

          子どもの「問い」から始まる授業 〜意義と基本的な流れ〜

          「子どもの問いから始まる授業」とは、教師の発問ではなく、子ども自身の中からわき上がってきた疑問から展開する授業のことです。これにより、教師主導の授業から、子ども主体の創造的な授業に転換できます。  休校が明けてから約1ヶ月間、私はこの実践に取り組んできました。その理由を一言で言うと、『自立した学び手を育てるため』です。  例えば、コロナの第2波が来たとします。登校できなく家庭学習を余儀なくされる子どもたちに、ノートを1冊渡して、「これで勉強しとき」と言ったら事足りる。そんな

          子どもの「問い」から始まる授業 〜意義と基本的な流れ〜