『 資格 おすすめ 』 でググっている人へ

なぜ資格を取りたいのか?

現代社会では資格の勉強をする目的は下記の二つが大半ではないでしょうか。

  1. 資格をとってやりたいことがあるから

  2. 資格があると就職・転職が有利だから

今回は「2.資格があると就職・転職が有利だから」の人に向けてお伝えしたいことがあるのでペンを取った次第です。(正確にはキーボード)

伝えたいこと 「資格を取っても不安は消えない」

いきなりネガティヴなことを言ってすみません。「2.資格があると就職・転職が有利だから」という理由で資格の勉強をしている人の本音は実は下記ではないでしょうか。

「先行きが不安、少しでも安定した生活を送れるようにしたい。そのために履歴書が少しでも有利になるような資格をゲットしたい」

違っていたらすみません。なぜそう思ったかというと、私がそうだからです。“食いっぱぐれたくない”という理由で資格の勉強をしたことがあります。資格の勉強だけでなく、英語の勉強などもあてはまりますよね。

私がやったこと 『TOEICの勉強』

私は履歴書にわかりやすい結果が欲しいという思いから『TOEICの勉強』をしました。TOEICは日本で一番有名な英語の試験と言っても過言ではないかと。正確には覚えていませんが1年以上勉強しました。その結果、900点までスコアを上げることが出来ました。目標スコア達成したのでもう勉強はしていません。

900点取った私が今どういう状況かというと、相変わらず不安なままです。薄々わかってはいたのですが、TOEIC900あっても英語を自由自在に使いこなせるわけではありません。TOEIC900ごときではネイティブにはなりません。全くわからないわけではありませんが、TOEIC900取得前の私が思い描いた状態にはなっていません。

複雑化した現代では資格の優位性が低くなっている

インターネットがない一昔前であれば資格に権威があったかもしれません。なにか専門的な課題にぶつかったときに資格を持っている人がいれば重宝されたでしょう。ある程度正しい情報を資格保持者から頂けるという価値があったので。

しかし今では指先一つでググるだけで正しい情報はたくさんゲットできます。英語が喋れなくてもGoogle翻訳が助けてくれます。TOEIC900ホルダーよりGoogle翻訳の方が役に立ちます。

補足 資格勉強のいいところ コツコツ独学する習慣が身に付く

私はTOEICの勉強したことを後悔していません。英語に対する抵抗が低くなりました。あわせて一番の収穫は「コツコツ独学する習慣が身についたこと」です。何かわからないことや体系的に学びたいことが出てきたらこうやればいいんだ!という自信にもつながっています。

資格の勉強と並行して実用的なトレーニングが必要

「将来が不安だからとりあえず資格の勉強をする」ということについて私は否定しません。何をやっていいかわからないから立ち止まる、よりはとりあえず手を動かす方がいいに決まっています。

実用的なトレーニングとは

資格の優位性が失われつつある昨今、並行して実用的なトレーニングが必要と考えています。実用的というのは実際のお仕事で役に立つトレーニングということです。専門的な内容もあれば汎用的な内容もあると思います。

【汎用的な内容】
・わかりやすい文章が書ける
・人の話を理解できる
・誰しもが理解できるプレゼンテーションが出来る
・物事のリスク管理・日程管理が出来る など

【専門的な内容】
・プログラミングでiOSのアプリを作ることが出来る
・CADと3Dプリンターを駆使して部品を作ることが出来る
・ネットマーケティングで売上を20%上げることが出来る
・超絶技巧のダンスで人を感動させることが出来る など

不安な気持ちはみんな同じ 勇気を出して資格勉強以外にも時間を使おう

資格の勉強に全ての時間を使いたい気持ちは理解できます。下記が主な理由かと思います。

  • 資格の勉強以外は何やっていいかわからない

  • 時間を無駄にしたくない(何かやっても何も得られないかもしれない)

資格の勉強だけで生きていけるほど単純な世の中ではなくなってしまいました。なぜ巷にはたくさんの資格とそれを教える教室が溢れているのでしょうか?それはみんな不安で同じように勉強しているからだと思います。

不安な気持ちはみんな同じです、安心してください。

まとめ 自分なりに試行錯誤する時間を勇気を出して確保しよう

繰り返しますが、『資格の勉強』はダメではないです。ただそれだけでは足りないのではないかというのが私の考えです。

大事なのは実用的なスキルです。これからの社会を生き抜くためにどのようなスキルを持つべきか、かつ、自分にあっているものは何か?というのを真剣に考えるべきです。

現在1日3時間資格の勉強をしていると仮定します。少し時間配分を変えてはどうでしょうか。資格の勉強2時間30分、残った30分は“自分にとって向いている実用的なスキルは何か?”を考えて行動する時間に当てるということをオススメします。

その実用的なスキルが汎用的なのか専門的なのかはわかりません。色々試すしかないです。もしかしたら最初は時間を無駄にするかもしれません。しかし考えることから逃げるよりは時間を無駄にする方がよっぽど有意義です。

私も日々、自分の実用的なスキルとは何か?を自問自答、トライ&エラーしています。この文章に出会ったのも何かの縁です。ぜひ一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか?

これからの時代不安はつきものとして受け入れることはオススメです!気が楽になりますよ。

ではでは。

PS
ここで言っている資格というのは弁護士や医者などの超高難易度の資格ではないです。数ヶ月〜1年前後で取れる資格のことを言っています。

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