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福祉専門職のメンタルヘルスとヨガ

措置から契約へ

 社会福祉基礎構造改革の柱として2000年に導入された「介護保険制度」をきっかけにして、それまで家族で担ってきた介護という行為をサービスとして専門職が担う場面が増えてきました。さらに介護保険を追いかける形で2006年に障害者自立支援法、2013年に障害者総合支援法がスタートし、児童分野等にも同様の広がりが見られています。

福祉専門職とメンタルヘルス

 現在、福祉専門職に期待される役割はますます高まっていますが、同時にその労働状況は深刻です。精神障害等に係る労災補償の請求件数を業種別にみてみると、社会保険・社会福祉・介護事業が第1位となっています(厚生労働省,2022)。メンタルヘルスに課題を抱える福祉専門職が多いということが結果に表れているのです。


メンタルヘルスとしてのヨガ

 おだやかプロジェクトでは、福祉専門職のメンタルヘルスケアとしてヨガを取り入れたワークショップを実施しています。これまで、障害福祉サービス事業所、特別養護老人ホーム、通所介護等の福祉専門職の皆様にワークショップを提供しております。体を動かすこと、呼吸を整えること、「今ここ」に意識を傾けるマインドフルネスを意識することを軸としてセッションを行い、福祉専門職の皆様のメンタルヘルスにアプローチします。福祉専門職、特にソーシャルワーカーが重要視する「自己覚知」の考え方とマインドフルネスは親和性が高く、多くのケースでセッションは盛り上がります。

 福祉専門職のメンタルヘルスケアに課題をお持ちの法人・事業所様は、是非一度ヨガを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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