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万貴音の新CD「Half Swing Vol.1」。

どうやらnoteにも「リブログ」的な機能があるらしい、ということに気づいた数日前。
一回使ってみたいよな、という気持ちと、自分がやってる「万貴音」のnoteも先日動き出したからリンクさせたいよな、という気持ちを合わせて、記事を作ってみます。笑
次に紹介しようと思っている過去作品倉庫は、実は一週間ほど前にアップロードも済んでるんだけど、これは次の記事に回すとしよう。ごめんよカリンバ、ごめんよゆめにっき。

ということで、初めての「リブログ」はこれ。(noteでも「リブログ」って言うのかな?)
自分が活動している「万貴音」の新譜が9月にリリースされます。「Half Swing」という、ハンドメイドのコンセプトシリーズ。
せっかくの機能なんで、詳細はリンクの万貴音noteを読んでみてくださいね。結構な文章量になってます。そして良ければフォローをば。

こちらでは、向こうで書ききれなかった部分を書いてみようと思います。
楽曲解説は今しちゃうのも違うと思うので、やるならまた後日。笑


・配信リリース経験後に、なぜ「CD」?

万貴音は今年からサブスクリプションサービスの利用を開始しました。
現在配信しているのは、
アルバム「Smile Co.」
シングル「クローバー」
アルバム「ノーマライズ」
シングル「優しい言葉」
の4タイトル。ある程度増えると安心するね。

特徴やメリットとしては、現在の音楽の聴かれ方のメインストリームになっているということ、物理的・データ量的にもゼロで利用・持ち歩きができるということ、世界中に発信できること。
ネット環境さえあれば、どこでも楽しむことができ、楽しんでもらうことができる。自分もSpotifyを登録したことで、より気軽に、そして広く音楽を取り入れることが出来るようになりました。便利ねー。

一方、自分の周りにもサブスクを利用していない人も一定数いること、データより「形ある」CDのほうが欲しい、という声をよく耳にすること、モノがある方が知人に紹介しやすいという意見があること(布教、という言葉も使われてました)。
他ならぬ自分(たち)のファンの方からの生の声です。全ての希望に応えるのは難しいけれど、自分たちの思いやコンセプトとも上手く重なって、CD、そしてハンドメイドでの制作を決めました。

はい、ここで第二の疑問が出てきましたね。


・なぜ「ハンドメイド」?

万貴音は2008年リリースのアルバム「MAGICAL MOMENT」から、全てプレスに出したCDをリリースしてきました。工場で製産してもらい、包装をかけた状態で受け取る、いわゆる「お店に並んでいるような品質のCD」です。CDの裏が緑色とかじゃないやつ。
ピシッとしてて、品質も保証されてるし、なんかプロっぽくて格好いいじゃん。活動したての頃は特に、とにかくプレスCDが憧れだったんですよね。

それがなぜ今になってハンドメイド、いやさ「手焼き」をやるのか。
自分だったら疑問に思う点を2点ほど挙げておきます。

1. 手焼きの方が安上がりで作れるから?

絶対これ、思いますよね。でも答えはNOです。
「ある程度の販売数が見込めるなら」、の条件において、プレスに出した方がコスパは良くなります。
CD-Rとケース、OPP袋を買って、ジャケットを印刷して、という材料費に加えて、
音楽データをCD-Rに焼く、ジャケットを印刷して成形する、CDとジャケットをはめ込んで袋をかける、という作業が入ってくる。
一方、「発注して即日納品!」とはいかないものの、一度納品してしまえばそのまま販売出来る形になっているのがプレスCD。だから「商品」として成り立ちやすいんでしょうね。

2. 商品としてのクオリティはどうなの?

包み隠さず言いますが、「品質」だけで言えば当然、工場製産のものには勝てません。ハンドメイドで工場に品質勝ちしたら凄いわ!笑
それ自体は事実なんだけど、「モノの価値」って一体どこにあるんだろう?というのを最近よく考えるようになってきていて、そこの興味を反映させた側面もいくらかあったりします。
「ジャスティンビーバーの髪の毛がネットオークションでとんでもない値段がついた」とか、そういう規模の話ではないですよ。自分の身の程は自分が一番よく知ってます。笑
手書きの文字が綺麗じゃないかもしれないし、印刷のインクが微妙にかすれてるかもしれないけど、
1枚ずつCDを焼いて、エラーがないかチェックして、印刷したジャケットを手で折って、なるべく指紋がつかないように梱包して。
「我が子を送り届ける」その時間は自分だけの価値観だけども、そうして作ったものは、果たして喜んでもらえるのだろうか。
ディスクに閉じ込めた音楽はもちろん、「ハンドメイドCD」として世に送り出すことを決めたからには、そこをしっかり見届けたいと思っています。

改めて「これは結構時間がかかるなあ」なんて思いながら、そのマニュファクチュアに向き合っているところです。まさに俺の六畳ラボラトリは今、「じゃんごりあん☆ファクトリー」になっています。笑


・枝葉を広げてみる。

じゃあこれ以降はこのやり方で制作を続けるのか、というと、そのつもりもありません。
「Half Swing」のシリーズについてはこのやり方を試してみよう、という考えでいますので、今後またプレスCDも作りたいし、配信リリースもしたいし(今回のも評判良ければ配信考えたいし)、「フルスイング」な楽曲も並行して作っていきます。
「万貴音はこのジャンルが正解」「この作り方が唯一の答え」と固めるのではなく、色んな選択肢を見て、試してみたいなと思っています。結成してからもう随分経っていますが、それでも。
人間、死ぬまでベイビーだ。

大げさな言い方ですが、すべては「より良い音楽」と、「楽しんでもらえる活動」のため。
自分の音楽を聴いたからといってお金が稼げるわけでも、空腹が満たされるわけでもない。
でも、あなたの人生を少しワクワクさせることができるかもしれない、心を少し豊かにできるかもしれない。
そういう性質のものだからこそ、しっかり考えて、納得できる活動にしたいんです。


未だ出口がぼんやりと霞んでいるコロナ禍で、音楽の価値と意味、
今の自分が欲している音楽と、力の抜き方について、
本気出して考えてみた。

「Half Swing」は、そういう想いで作った作品です。

Online Store「万貴音屋」で予約受付中。
作業の進行具合から考えると、9/1にはリリース、あるいは発送開始出来そうです。

どうぞよろしくお願いします。


ここからまた、いい曲いっぱい作るぞー。


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