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多様な民主主義と自粛での萎縮/今朝ラジオで聞いた2人の話2

前回の 今朝ラジオで聞いた2人の話 の続きです。

#スイスの民主主義


スイスの民主主義のレポートの概略はこうです。
レポーターの日本人がスイス国内で飛行機に乗っていたら、
客室乗務員が胸にレモンのロゴのあるバッジを付けている。
なぜたろうと思った彼女は
聴いてみた。

すると、
「私たちは従業員の待遇改善を空港会社に求めている。
必要ならストもするが、
その前にお客様や社外の人にも
私たちの考えに理解を示してほしくて
このバッジをつけている。」

「レモンの様に
ぎゅうぎゅう縛るだけ絞って捨てるというのは
人間が働いている航空会社であってはならない。
その理解を深めて戴こうと思っています。」

と言うような返事が返ってきた。

そのやり方に共感を覚えるとともに
彼らの主張にも共感を覚えたと彼女は言う。

ある美しい湖には観光客が大勢来るが
そこに住むある若い男性には
遊覧船が港に出入りするたびに
汽笛を鳴らすのが
うるさいただの騒音だと感じた。
そこで裁判を起こし、
安全上の問題以外で汽笛を鳴らすことを
禁止させることに成功した。

すると、別の高齢の女性が、
湖に入って遊覧船時近づくという抗議活動をし始めた。
「私たちはあの汽笛に慣れ親しんできた・
あれは故郷の音なのだ。」
と汽笛の復活を訴えて
署名運動をしている。
高齢の女性が湖で泳ぐことは人をハラハラさせるが
その勇気に賛同者は集まっているという。

赫々左様に
直接選挙などが行われるスイスでは
民主主義の多様な試みがなされている。

というものだ。

片や日本

#自粛の加速する日本


「”個人的な正義感”への考察」という表題で冲方丁氏(作家)が言った内容は


「”個人的な正義感”による
極端な意見が横行していて、
社会がぎすぎすする傾向が強まることに危惧している。

個人の正義感を抑制する機能を強めるべきだ。」

ということらしい。

彼は「自分の正義感」を振りかざして
NHKという影響力のあるメディアで、

遠慮がちに正義感をかざす人たちに
「お前たちは黙れ。」

と他人に言いながら

彼自身はその提案を拒否するという
矛盾の行動をとっている。

と感じた。

ただでさえ、自分のいう事を抑制する日本人に
更に自粛を求める彼の言動は

ただでさえ機能してない日本の民主主義を
更に機能しないものに誘う事のように感じた。








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