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日本代表のW杯カタール閉幕

 日本代表にとってのW杯カタール2022は閉幕した。今大会も目標であったベスト8以上という結果には及ばず、クロアチアに接戦の末PK戦に敗れベスト16の壁を乗り越えることが出来なかった。では今後なにが必要なのだろう?PKで負けた後はSNSで「日本PK下手」、「PKの練習が必要」といったワードが賑わった。実際私も観戦直後にはPKをもっと練習しないといけないと思った。しかし、翌日のモロッコ-スペイン戦も延長で決着がつかずにPK戦へ。そしてスペインは一本もゴールを奪えず敗退。あのスペインがである。

 スペイン代表監督のルイス・エンリケ監督はW杯までの宿題として代表選手に1000本のPK練習を課していたという。なぜならスペインはW杯でPKによる敗退が多いからだ。キャプテンのブスケツがPKを外した瞬間、その姿が前日の日本代表キャプテン、吉田麻也と完全にシンクロした。

 日本の選手達もPKは必ず練習しているし、練習していても失敗するのだということがスペイン代表から見て取れる。PK練習がベスト16の壁を乗り越えるために必要なことではない、そんな小さいことではないだろう。

 今回、日本はドイツ、スペインに勝ちクロアチアとは互角に戦った。この結果の裏には日本の選手達が一対一で負けない守備力が備わったことが大きいと思う。守備が強くなると耐えて耐えてカウンターから点を奪い逃げきる、というドイツ、スペインにも勝った戦法が可能になる。これは大きな進歩である。結果だけを見ればベスト16と以前と同じだが、今大会の日本代表は間違いなく前進した。これを継続させつつ何かを足さなければならない。

 既に日常では4年後のことが取り沙汰されているがW杯はまだまだこれから。ベスト8になって非常に面白そうなゲームばかりだ。そして日程的にもベスト8は日に2ゲーム、ベスト4からは日に1ゲームとなってくるので観戦するのも楽になってくる。いい加減寝不足な人は多いはずだ。私は寝不足で体力が落ちている時に子供からうつった嘔吐、下痢でダウン。ようやく回復してきたのでこれを書いている。

 これからW杯はクライマックスへ。こんなハイレベルなサッカーを地上波や無料配信で観れるチャンスは今だけ。是非多くの人にサッカーを楽しんで観てもらいたいと思う。個人的にイングランドの優勝を願っています。

ODA SYCLE
小田

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