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トマトと昆布の水だし

出汁とあなたとわたし

春に出汁をとりはじめ、乾物づくりを始めた矢先に梅雨になり。
あっという間に梅雨があけてしまいました。

暑くて暑くて、食欲も失せる今日この頃。
母は、さっぱりした食べ物しか喉を通りません。

あなたも普段から麺ばっかり食べたがりますが、
この暑さで、余計にご飯粒が喉を通らなくなっていますね。
困ったもんです。

食欲が出ない時、動物性の出汁は少し重たいなぁと思って調べてみたら、
「トマトと昆布の水だし」を見つけました。
さっぱりして美味しそう。

ちょうど、熟したトマトをもらってきたので、
昆布と一緒に水だししてみました。
あなたもトマトを入れるのを手伝ってくれましたね。

お手伝いがうれしくて、出汁で作った料理もよく食べ。
トマトをつまみ食いし。
食欲も出たようで、トマ昆布出汁さまさまです。

トマトと昆布の「トマ昆布出汁」作り方

・トマト大を半分くらい
・昆布20gくらい(カットされたもの2~3枚)
・水1ℓ

*分量はお好みで調整しましょう*

トマトをざく切りにして、昆布と一緒に水に浸けて一晩おくだけ!
ポイントは、トマトがグジュグジュにならないよう、
カットする大きさ、水を入れる時に少し気を遣うくらい。

なんて簡単な。

トマ昆布出汁のお味

「酸味×うま味」のさっぱり美味しいお出しです。

トマトには酸味だけでなくうま味もたっぷり。

西欧の伝統的な植物性食品の中では群を抜いてうま味が含まれている。豊潤な赤い実はグルタミン酸を多く含み、真っ赤に熟すほど増すほどうま味成分であるグルタミン酸も増加する。またトマトを乾燥させたドライトマトはうま味が凝縮されている。

特定非営利活動法人 うま味インフォメーションセンター


加えて昆布のうま味もかけ合わさり、おいしさUP!

洋風な味を想像していたけど、洋風だけでなく中華にも活躍できる味です。

初めてのトマ昆布出汁メニュー

トマトがどのくらい鮮度を保てるのかわからなかったので、
1回で使い切る献立にしました。

・たらこパスタ
冷蔵庫にあったタラコとトマ昆布出汁を合わせて、パスタソースに。
刻みのりも忘れずに。
お好みでマヨネーズもありです。

・ワカメスープ
トマ昆布出汁をそのまま温めて、乾燥ワカメと塩を少々。
仕上げに白胡麻をトッピング。
中華風の仕上がりに。

・出汁柄をそのまま副菜に
トマトをお皿に盛って、昆布を刻んで、お醤油少々。
さっぱりした副菜に変身。


出汁柄まで食べきれて、時短で料理できて。
母は優秀な主婦になった気分です。

トマト×昆布の水出汁
簡単万能、トマ昆布出汁

娘へ


水出汁があるだけで、簡単に複数レシピを作れるなんて!
母は目から鱗です。

あなたも、少し苦手だったトマトを積極的に食べるようになりましたね。
相変わらず、トマトの皮はベーっと出しますが。

一緒に料理したことで、「トマト好き!」になったように感じます。
これからもいろんなお野菜を干したり、浸けたり、楽しみましょう。

そういうわけで、暑い夏にはトマ昆布出汁が活躍します。
時短でも、ちゃんと料理した感のあるレシピを作れます。

大人になって忙しい日々を過ごすようになったら、
トマ昆布出汁に頼りましょう。


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