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乾物と娘と私

出汁に始まり、乾物の魅力に取り込まれ。
ついにベランダ菜園ならぬ、ベランダ乾物園を始めるに至った、母です。

キノコをはじめとした野菜達はもちろんのこと、
パイナップルやリンゴ、オレンジといった果物も乾すだけでうまい!
そして長持ち!

小さな娘とともに、野菜や果物を乾しては食べ、乾しては食べ。
トマトが嫌いだった娘は、ドライトマトを作る過程でつまみ食いして、トマトが大好きに。
ドライフルーツをアレンジして一緒にアイスを作ってみたり、
煮干しのワタを取ってみたり。
ゆるい食育にも、乾物が一役買っています。

主食もおかずも汁物も。
乾物があればおいしぃ、たのしぃ、へるしぃ。

特に乾物を水だしした出汁はとても便利。
乾物レシピを研究して、
娘が(キッチンに)独り立ちする時までに、
しっかり仕込んでおかなくちゃ。

と、娘の未来を想像していて、はたと気づく。

もし娘が硬水エリアに暮らしたら、水だしに苦労するのかしら。
海外って水が高価なところも多いよね。
そもそも水が手に入りにくいところもあるよね。
乾物は水分ないと美味しくないよね。
乾物ライフを楽しめる国って限られているのかな。
今の恵まれた水環境に感謝だな!

乾物は食料問題の改善が期待できる、移送にかかるコストやエネルギーを抑える、なんて話も耳にしたことはあるけど。

ドライフルーツならそのまま齧っても美味しいけれど、
昆布をそのまま齧るのは大変だ。
水がなければその価値を十分に味わけないじゃない!

世界のどこにいても安全な水が手に入れば。
そして欲を言えば軟水が手に入れば。
おいしぃ、たのしぃ、へるしぃな乾物ライフをおくることができるはず。

出汁にはじまり、乾物を通過して、水という課題にたどり着いた、母です。

私にとっての、身近な未来は娘。
娘のためにできること、が、巡り巡って未来のためになりますように。





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