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私の論考

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私自身についての自己言及、私の姿勢・考え・感じたこと、私と世の中の関わりについて。平たく言えばエッセイ。
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2021年7月の記事一覧

所属部門の解体と越境的お仕事

この度、私の所属する部門が解体された。私自身は周期的な寄り戻しがあるかもねと思っている話。それから、解体の居残り組に課せられた「皆の役に立つ仕事」に対して、どのようにアプローチするかという話。 職能組織と事業組織の一長一短 前職のメーカーで、主力製品の組込みソフトウェアを10年ほど開発していた。配属当初はソフトウェア技術者ばかりを集めたグループに属していて、他にも機構技術者ばかりのグループや、電気技術者ばかりのグループなどがある、いわゆる職能組織だった。技術者のグループの中

大項目から決断してゆくことへの違和感

大きな買い物などの決断をするとき、世の中一般的には大項目→小項目へと絞ってゆく決め方が当たり前で、私の感覚とズレている気がする。このことを言葉にしようと試みた。 車検が近付くといつも悩む今乗っているスペイドが次の秋に車検を迎えるので、この連休は車検前の見積もりに行ってきた。毎度、このタイミングでは選択に悩む。 選択肢1: 新車か中古に買い替える 選択肢2: 車検を受けて乗り続ける 選択肢3: 手放してシェアリングに移行 2人目の子供が産まれたタイミングで、それまで乗って

アウトプットとインプットって逆じゃない?

この記事では「インプットだけでなくアウトプットも大事だよ」みたいな話は一切せず、「アウトプットとインプットって逆じゃない?」という違和感を投げかける。おそらく「豆腐と納豆って漢字が逆じゃない?」くらい理解されにくい違和感だと思う。入力と出力の解釈から展開して、その境界であるインターフェースの話など。 note投稿はソフトウェア工学で言うインプット今パソコンのキーボードを叩いて連日更新25日目のnoteを書いている。「アウトプット量が凄いですね!」と言うていただくと嬉しい一方

不労所得で生活しつつ死ぬまで挑戦したい

以前に投稿した「人生の100のリスト」はけっこう難産だった。 Facebook側にシェアして反響をいただいた中に、「死ぬまで頑張る内容なのに不労所得を望むのは矛盾していないか?」というツッコミがあったので、弁解を試みる。 矛盾があってもすべて本当の欲求確かに言われてみれば、整合性を気にしながら書いたわけではないので矛盾はある。ただ、矛盾があったとしても100項目ともやりたいことに嘘偽りはない。 例えるなら、コンビニで「からあげクン」と「黒烏龍茶」を一緒に買うようなもので

中学パワー

時は2021年。こうやってnoteを毎日更新しては20日を超えた。noteの使い勝手が良くて更新しやすいおかげもある。 ワシがまだ若かった頃...と遡ること21年、21世紀の幕開け2000年代前半にはblogやプロフサイトなど無かった。記事を投稿するにも自力でHTMLを習得してタグ打ちして記事を書いて、geocitiesやtripodなんかの置き場にアップロードして、ホームページを構えておったのじゃ....。 その名残で、2000年前後に発信していた人たちは、多少はWeb

人生の100のリスト

昨日は「書こうと思ったけど難しかったわ...」投稿だったのを、実際に書ききった。本来は達成する日を書いて具体化してゆくのだけれど、もう少し緩く節目ごとに振り返ってみようと思う。 運動(11)🏊‍♂️5km以上のオープンウォーター完泳 🏊‍♂️ワールドマスターズ出場 🏊‍♂️マスターズ水泳生涯現役 🏊‍♂️マスターズ水泳100歳の日本新記録 🏃バレンタインラブランを子供と完走 🏃フルマラソン サブ4 🏃キャノンボール完走 🏃ウルトラマラソン完走 🚴‍♂️自転車

やりたいことリストは若いうちに書いとけ

「みんなのフォトギャラリー」で画像を参照いただくと通知が来て、どんな内容の投稿に私の写真を選んでくださったんだろうと読みに行く。その中で面白かったのが「人生の100のリスト」の話だった。 人生でやりたいこと100個を書いて1つ1つ叶えていくというもので、元ネタである本そのものは未読なので読みたい。 とは言え面白そうだし、リストを作ること自体はできそうなので書き始めてみたら...50個あたりで行き詰まった。 もちろん、それぞれの人生ステージで「人生の100のリスト」を持つ

休日出勤の定時を待ちながら不条理について思う

ここ最近、どうしても出なければならない用事があって休日出勤している。用事そのものは午前だけで終わるのだけど、「休日残業」だと残業が増えてしまうので、定時まで仕事をして代休を取らねばならない。残業を減らす大義名分のもと、本来は帰宅できる休日午後に会社で定時を待たねばならないのも「なんだかなぁ」と思う。会社はそういうところだ。 一緒に定時を待っていた居残り組と雑談がてら、「自分の仕事がマニュアル化できない」という悩み相談(?)を聞いていた。マニュアル化が苦手なのか?マニュアル化

おだぺすの由来はおーぺす

今更ながら適当に付けたodapeth(おだぺす)を今でも名乗っている。いくつかの黒歴史にあたるblogの類のうち、ここ十数年はodapethで営んできたし、それをリアルワールドに持ち込んで学生時代の友人から「おだぺすさん」と呼ばれていたこともあった。 元ネタはスウェーデンのOpeth(おーぺす)というメタルバンドです。めたる。Opethについて書こうと思って調べると、既に完璧な説明がなされていた。 Opethのバンド名の由来は、小説の中に出てくる月の都Opetから引用した

嫌なことは分けると解決するかも

最近は在宅勤務の選択肢があるため、南の島の大王よろしく雨が降りそうな日は在宅勤務をキメることができた。ところが、昨日はどうしても豪雨の中で出勤しなければならない用事があった。 雨の日の通勤は嫌なことはたくさんある。電車は遅れやすいし、乗れても混んでいるし、車内は湿っぽいし、濡れた誰かの傘が当たるし。中でも憂鬱なのは靴が濡れて気持ち悪いことだった。 そういえば近所だとクロックスで済ませるので、新しい靴を買ってからわざわざ雨の日に履いて出かけるのは初めてだった。メッシュ素材の

マウンティングせず謙遜せず

今年も半分が去った今更ではあるけれど #今年の抱負 せっかくなので言葉にしてみよう....と心の中で思ったなら、その時スデに行動は終わっているもので、タイトルで言いたいことは言い切っていた。 マウンティングの線引きが難しい問題補足すると「マウンティング」は、相手よりも自分が優位だと示す行為を指している。そのルーツは猿山のボス猿にまで辿れて、猿の場合はマウンティングによって力関係を可視化して余計な負傷を避ける合理化に繋がっている。人の方が快感のためマウンティングする。違いはあ

普通の日に食べるものが普通に美味い幸せ

「美味しい○○」「オススメの○○」について尋ねると、遠方から買いに来る人で行列のできるお店やら、希少なため整理券が必要な商品やら、プレミアが付いた銘柄やらが挙げられる。「普通の日に食べるものが普通に美味い」という幸せも大事にしたい話。 人気を答えておけば間違い無い? 多くの人が知っていて、コスト(お金・時間・労力)をかけてまで手に入れたい人が一定数いるのだから、そりゃぁ人気を答えれば間違いはないだろう。わざわざ並んだ体験や、人気のものを食べているエピソードにより、前知識なく

演繹→帰納→アブダクション→知らんけど

論理で打ち負かすなんて暴力だし、論理を求められる時点で負けている。確度とオモロさがトレードオフとなる数直線上で、「知らんけど」は非論理の右派として位置付けられる。知らんけど。 論理で打ち負かすのは暴力以前に投稿した記事に対して「難しくて何を言ってるかよくわからん」というご意見を頂いたので、まずは私のスタンス「論理で打ち負かすのは暴力」について表明する。 私自身は論理的に考えたり書いたりできる能力を持ちたいけれど、あくまで自分の考えを磨き上げる目的で使いたい。お互い納得の上