《 こどもの投資体験ゲームれぽ #1 》 実際にやってみた結果…
学ぶより、あそぶ。
こども向けの投資・教育ゲームを開発。
こどもがゲームを楽しんで「あそぶ」だけで、しぜんと体験し、社会にふれて、経済(けいざい)という表現をまだ知らない小学生もそれがわかり、みずから考え、じぶんを知り、行動できることを育む。ただただ、楽しい。大人もこどもも家族みんなで楽しむだけで「金融リテラシー」が身についてしまう。そんなゆめのようなゲームがあったら、なんと素敵なんだろう。まだまだ開発途中ですが、ひとまずのプロトタイプが完成したので、試しに身近な大人たちに体験してもらいました。その結果、すごいことがわかりました!
ゲーム解説。
仮の100万円をもとに、お金を増やしていく体験型シミュレーション・ゲームです。日本・アメリカ・ドイツ・中国・インド・ブラジルの「6つの国」そして「現金」の中から、これらをどのように「配分」していくかを自分なりに「答え」をだして「シート」に書き込んでいきます。書き終わった人から「シート」を見せながらテーブルのみんなに「発表」。全員の発表が終わったら、今度はテレビ画面にその年に起きたニュースが流れます。ここで各国それぞれの動きが異なり、アップダウンし、ひとりひとりの「結果」に反映されていきます。1年1ターンとして、これを10回(10年間)繰り返します。
1ターンでやること
配分する
発表する
経済ニュースをみる
各国の変動をみる
ひとりひとりの結果が表示される
ランキングが表示される
そして次の年の配分をする
10回(10年間)繰り返した後、どんな結果になるのか?参加者ひとりひとりが体験できるゲームです。また各国の動きは、以下インデックスのデーター(端数切り捨て)を使用。ただし、ゲームをシンプルにするため為替は考慮せず「現地通貨」での動きとする。
日本:日経平均株価
アメリカ:ニューヨークダウ平均
ドイツ:DAX
中国:上海総合指数
インド:SENSEX
ブラジル:ボベスパ指数
参加者。
今回の参加者は20代男性。職業はそれぞれ「整体師」「アスリート兼インストラスター」「パーソナル・トレーナー」。主に、体をメンテナンスするお仕事の方々でした。
ゲームスタート!
最初は様子見ムード
ゲームがスタート。最初はどのようにやって良いのかわからないということもあって、まずは「様子見」ムードで、ある意味「感覚」でシートに書き込んでいく感じでした。
ゲームが進むと
自分の変化に
気づいていくおもしろさ。
ゲームのおもしろさはなんといっても、ニュースや各国の動きが異なることで、自分との対話が自然と生まれていくところ。誰かが誰かを導くのではなく、自分で自分の変化に気づいて、行動が変わっていくところに一番の発見があったりします。
ゲームの本質は
コミュニケーションにあり
そして、一番の本質は「コミュニケーション」にあることに気づいていきます。スマホのアプリでひとりでやるゲームとは異なり、テーブルを囲んでできる空気感が、ゲームの主役となります。そして集まる参加者によって、空気感は毎回変わります。これはトランプをやるときも同じですよね。なによりそこに集まるコミュニケーションこそがゲームの本質となり、同じニュースをみても、ひとりひとりの意見や行動が違うことをお互いに知るところに、おもしろさがあります。
こどものように大興奮するクライマックス
後半にかけて、どんどん盛り上がっていきます。ゲームを通じて初めて体感することに、クライマックスはこどものように大興奮していました。ただ楽しい時間が流れていくゲームの醍醐味。そして終わるころ、投資のおもしろさを実感できる感想やことばが、たくさん飛び交っていました。嬉しいですねー。
ゲームを終えてわかったこと!
これは、こども向けのゲームとして開発されたものですが、大人こそが楽しめることが、ゲームを開催してわかりました!(笑)まさかここまで盛り上がるとは想像を超えた反響となりました。本当に楽しかったです。参加者のみなさん、ありがとうございました!
今度の取り組みとして
ランキングのあり方を豊富にすること
ゲームの種類を増やすこと
今後の取り組みとして、ランキングのあり方を豊富にしていきたいと思いました。ただ単に、お金が多く増えた方がシンプルに勝者とするだけでは、ちょっとつまらないし、投資のおもしろさとしてもっとランキングのあり方をうまく表現したいなーと。これらをいかに評価のあり方としてゲームの中に盛り込んでいくか。今後取り組んでいきたいところです。また、国別だけでなく、業界別だったりSDGsだったりと、ゲームの種類を今後も増やしていきたいと思いました!こちらもどんどん作ってリリースしていきたいと思います。
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次回のれぽは、小学生・中学生向けに開催した内容をお届けします!
制作・プロデュース
発起人・制作:つかP
ファシリテーター・制作:おだ
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