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これぞ 算数!【思考力・表現力】

小谷ちいです!

1年生の算数は今「10までのたしざん」の学習の真っ最中です。
「具体物」から「半具体物(ブロックなど)」で計算の仕方を理解し、計算カードを使って「一般化」していきます。


そんな娘が今日、こんなことを話しました。

む「50+49=99!」

すごくないですか!?

しかし、どうして「99」と分かったのでしょう?

当然、「なぜ?」と聞きたくなります。

む「え、だって、50+50=100でしょ。そこから1小さくなるから、答えも1小さくなって99!」

式の数字が1小さくなれば、答えも1つ小さくなる。
このような思考力と、それを言語化できる表現力。

こういう力を高めてあげたいなと考えてしまいます。


さて、この際です。この後の「ひきざん」で、どのような学習を進めたら良いか、考えてみましょう。

問題「すいそうのなかに、きんぎょが5ひきいます。3びきすくうと、のこりはなんびきですか?」

この学習では、半具体物を操作することで「ひき算の概念」を身に付けます。
その際、「たしざん」でブロック操作を学んでいますから、
児童に「この問題をブロックでどうなるか説明してみて?」と聞いてみると
どのように動かしたら良いか「思考」し、「表現」しようとします。

児童は問題文を読みながらブロック操作をします。
「きんぎょが5ひきいます。(ブロック5個並べる)3びきすくいました。(3個取り除く)のこりは2ひきです。(2個を指さす)」

ここで 3~5分ほど「考える時間」をとります。
できた児童から先生が聞きます。
そして、できた児童同士で、ペアになって教室の隅でお互いに表現し合います。
お互い表現し合えたら、別のペアで行います。

この利点として
「席を移動することで、長時間座って学習しなくて良い」
「お互いの方法を聞き合うこと、認め合うことができる」

そして、まだ、数の概念が身についていない児童や、表現が苦手な児童がそれを聞き「なるほど!」となって、説明できることが多いです。

それでも難しい児童は、座っていますから、様子を見て、先生がそばにつき、一緒に操作をします。
ここで、気になる児童を優先することや、「劣等感」を持たせないように「じっくり考えたんだね」(一緒に操作して)「しっかり説明できたね!すごい!」等と声かけをします。


この活動は「10より大きい数」や「くり上がりのあるたし算」「くり下がりのあるひき算」、2年生の学習…と繋がっていきます。
ブロックから「図で説明」するようにもなります。
(細案は、しゃべり出したらキリが無い…)

このように「思考力・表現力」を高めていくことが大切だと考えます。


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