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失敗して傷ついて自分で掴み取ったものだけが血肉になる

こんにちは。

私はいろんな会社でいろんな方を見てきました。人に教わることもあれば、人を教える立場だったこともあります。
たくさんの人と出会ってきた中で、成長速度が早い人、遅い人には明確な違いがありました。

もちろん、元々のスキルや経験値の違い、能力差はあります。
ただ、成長速度が早い人には共通点があったように思います。

失敗や傷つくことに臆さない

あえて、「臆さない」とします。
だれしも、失敗や傷つくことは怖いです。

それでも、失敗して傷ついて学んだことしか自分の糧にならないことを知っているから、向かっていくんです。

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その人にとって、多少背伸びが必要な仕事を割り振った時に、

成長速度が遅い人はなんらかの理由をつけて逃げようとしたり、自分はサブの立場に回ろうとすることが多いです。

逆に成長速度の早い人は、自分がメインでやってみるのでサポートをお願いしたい、やらないと覚えないからやってみたい、と言う人が多いです。

これはどっちの方が正解かという話ではないですが、人は圧倒的に自分で経験した方が成長します。

実際にやってみて、お客さんを怒らせたり相手にうまく伝わらなかったり、無駄な作業をしてしまったりを繰り返しながら、

じゃあ次はこうしてみよう、こうしたらどうなるかな?

という、トライアンドエラーを繰り返しながら、自分のものにしていくものだと思います。
そうやって自分のものにした知識やスキルは、応用が効く。
似てるけど非なるケースに当たったとき、気をつけるべき点がわかってるので、対応できる。
私はこれを、「仕事の仕方を学ぶ」ということなのかなと思っています。

人から教えてもらったり手順書を読んだりすることももちろん必要です。
ただ、それらは2割程度しか自分の血肉にはならない。

わたしも今までに、たくさん失敗をして、怒られ、傷ついてきたからこそ、今の自分があると思っています。
過去の自分よく頑張った、そのおかげで今とっても楽ちんだよ、ありがとうと伝えてあげたい笑

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ただし、これは、さっきも書いた通り、どっちが正しいと言う話ではないです。

早く成長したい!!という意思があるならば、傷つくことに臆するな!と私は伝えますが、

教える側、マネジメント側の人間が、相手に対してそれを強要してはいけないかなと思います。
ゆっくりの歩幅でも着実に進むタイプの人もいるので、教える立場の人間は、相手に合わせて教え方や目指す先を変えていかないといけないと思います。

これはまた別のところで書きたいと思います。


当事者意識がある

成長速度の早い人は、全てのことに当事者意識があるなと思います。

これは、もちろん何でもかんでも見境なく首突っ込め、ということではないです。
誰かがやっている仕事を、自分には関係ないもーん♪知らなくていいもーん♪と思ったりしない感じです。

たまに、自分のテリトリー以外の仕事は全く関係ない!興味がない!的な方がいます。
それでもいいんですけど、そうゆう人って自分の仕事の先がどうなってるのかっていうのを全く知らないし想像もしようとしない。

具体的に例を出すと、なんかこんな感じです。
「ラフ作って、これ形にしてってあの人たちに頼んだらおわり。そしたら1ヶ月後に出来上がったものが戻ってくる。」

この人は出来上がった画面をチェックして終わるわけです。
この人の仕事はそれなので、それはいいんですが、

私は、このような方たちを「小人がいると思っている人たち」と呼んでいます。
自分がラフを作ったら、どこからで知らない小人さんたちが何かしらせっせと働いて、形にして戻してくれるわけです。

でも実際には、ラフをデザインに起こして、開発必要な部分はエンジニアと調整して、広報に文言を確認して、、、と様々なことが行われている。

小人さんたちが何をやってることを知らなくても、多分昇進はできるし、仕事する上では困らないかもしれません。

ただ、自分自身の成長面で言うと、仕事の先を想像できない人は成長しないと個人的には思ってます。

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さっきの例のように、仕事って全部繋がっていて、部署ひいては会社と言うことで考えると、自分に関係のない仕事なんて何一つ存在しない。

自分の仕事の次を考えてみることで、じゃあこうしたらもっと出来上がりが早くなるかも?次の人が楽かも?という工夫ができたりです。

ただ、もちろん全部追ってたら時間が足りないので優先順位はつけないといけないですが、知ってて無駄なこと、想像しておいて無駄なことなんて何もない。

自分が担当者変更で他の部署にいって調整する方の立場になるかもしれないし、誰かが突然やめて自分の対応範囲が広がることもあるかもしれない。

そうゆうときに、小人さんタイプは弱い。
うまいこと他の人に頼って乗り越える方も多いですがね。それはまた才能。

当事者意識がある=最後に頼りになるのは自分しかいないことを知っている

と言うのに近いかなと思います。
仕事でも人生でもなんでも、誰にも助けてもらえない状況は絶対にきます。
そのときに頼りになるのは自分だけです。

そのときのために、いろんなことにアンテナを張って、歩みを止めない。

そんな人が成長速度が早いなと思います。


それではまた!

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