見出し画像

#0033 1日は3万5千個の部品でできている

昨日は木下斉さんの「仕事のサイクルを高速で回す」という話から、スピードが重要だということを再認識しました。まずは、スピードで勝負するという方向性は間違いではないと思っています。

今日は、頭がその延長にあるせいか、私のルーティンの一つである週末の掃除を通して、掃除などの生活の中でも「未済」「未完了」を作らずに、どんどん「済」「完了」を作っていくことが、高速化や様々な意思決定・習慣化に影響してくるのではと思いました。

人間は1日に3万5千個も決断をしているそうです。「未済」「未完了」を作る決断も、「済」「完了」を作る決断も、3万5千個の決断の中の一つといえます。多くの決断は無意識の下での決断でしょうが、せめて意識下においては生活の中でも「済」「完了」を作ることを優先する習慣を続けた方が、間違いなく気持ちが良いですし、絶対に良い3万5千個の決断の集合体(1日)ができあがると思ったので、その辺を掘り下げてみたいと思います。(2420文字)

○アウトソースして感じた違和感

我が家では、台所以外の掃除は私が担当しています。とくに週末は、朝食を終えて落ち着いてから、風呂とトイレを念入りに掃除するので、廊下等の掃除を含めるとトータルで1時間弱使っています。

掃除中は、Voicyを聴きながら等、時間を有効に使っていますが、子供と二人きりの状況だと、子供の様子が気になってしまい捗らなくてフラストレーションが溜まってしまいます。

そこで、私の負担を軽くしようと思ってくれた妻が、家事委託サービスを週末に利用してくれたことがありました。1時間数千円でおばさんが来て、依頼に応じて掃除をしてくれます。

これによって、私はある週末の掃除から解放されました。凄く楽になって有難かったのですが、なぜか自分が掃除をしていないことに妙な違和感を覚えました。楽になって子供にも向き合える時間ができたというのに、どうして違和感を覚えたのか・・・

○違和感から分かったこと

いろいろなことが考えられるのですが、最終的に私はVoicyを聴きながら掃除がしたいのです。

妻は、私を掃除から開放することで、負担を取り除こうと考えてくれたのですが、私にとって週末の掃除は習慣化されています。

また、妻が子供をみてくれていたら、私は掃除が捗るし、Voicyも聴けるし、フラストレーションは溜まりません。よって、策を講じるのは掃除に対してではなく、子供の世話の方ということになります。

妻が在宅の時は問題ないですが、掃除をするためにシッターさんを利用するというのも、それはそれで変な感じがします。わざわざ1時間のために来てもらうのか?しかも親が在宅しているのに・・・

○正解はアウトソースじゃなかった

打ち手はシンプルに「子供が起きてくる前に掃除を済ませる」ということ。

今日は子供が起きる前に風呂掃除とトイレ掃除を念入りにやりました。
家族が起床してからは、廊下や寝室等の掃除機かけをしたり、ゴミ出しをした。終わったあとは、めちゃくちゃスッキリした気持ちでコーヒーを飲んでいました。

自分では気付いていなかったのですが、掃除が好きなのだと思います。
別に週末が近づくと、掃除ができるとワクワクするということは全くないのですが、掃除をしないと気持ちがスッキリしない。自分の家の空間と自分の心の中がリンクしているようなそんな感じがしています。

だから、おばさんに掃除をしてもらって綺麗になっても、気持ちがスッキリせずに違和感を感じていたのだろうと思います。

それと、単に掃除をするだけでなく、Voicyを聴きながら掃除をすることで時間を有効に使えているいうことに満足しているのでしょう。

これもメタ認知の一つかもしれないw

○正確な現状認識は意外と難しい

現状認識が正確にできていないと、課題設定を間違えてしまい、今回のように掃除をアウトソースするという策を講じることになってしまいます。私も妻も、私が「Voicyを聴きながら掃除をするのが好き」ということを、夫婦として認知できていなかった。だけど、こうしたトライ&エラーを繰り返していきながら改善していくことが大事なのだと思います。

○「未済」「未完了」を作らない

あとは、自分の中に「未済」「未完了」を作らないということ。
そうするには、①いまやる、②誰かに依頼する、③いま予定を決める、④いま"やらない"と決める、が選択肢になりますよね。とにかく、「決める」ということが重要と思います。

「済」「完了」すれば、私はすごく軽くなります。軽くなってスッキリします。「未済」「未完了」があると、それが心の中に居座り続けて重くなります。今回の掃除に関して言えば、②で完了させようとしたが、②ではなく①でしか私は満足しないということです。

確かに、土日に予定が入って掃除ができなかったとき、翌週末までモヤモヤした気持ちになっていました。心の中に「未済」「未完了」が1週間も居座っている感じですね。

昨日、スピードが重要ということを書きましたが、自分の生活の中に「未済」「未完了」を居座り続けないこと、「完了」を最優先にして、心の中の環境を整えていくことも、スピード重視で行動するには重要な要素ですね。

○3万5千個の部品

人間は1日に3万5千回も何らかの決断をしていると言われています。
恐らく、無意識に決断をしていて本人は気付いていなかったり、習慣化されたなかの動きによるもので気付いていないものが大半なのでしょう。

だとするなら、こうした小さな「未済」「未完了」も、1日に行う大量の決断に何等かの悪影響を及ぼしている可能性があります。よく大量の部品で構成されている飛行機も、ネジ1本で安全性に問題が生じるといった話を聞いたことがあります。3万5千個の決断という部品で構成された1日の自分も同様のことがいえるのかもしれません。

だから、一つ一つ「済」にしましょう。「完了」しましょう。


よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!