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#0094 遅ればせながら『光る君へ』第三話みましたよ

先週は長野県の白樺湖に旅行に行っていて、テレビを一切見なかったため、大河を見逃していました。平日になると娘の寝かしつけで夜は一緒に寝てしまい、なかなかオンラインでも見る時間を確保できず1週間が経ってしまいました。

いよいよ恋愛チックな場面が出てきましたが、私は兼家の権力逃走や装束・遊びなどの文化に興味があって、ついそちらにアンテナが行ってしまいます。


○権力闘争

藤原兼家が息子の藤原道兼に対して、自身の血筋の皇太子を即位させて実権を握らせようと、円融天皇の食事に毒を盛るよう指示を出します。頭の良さを別なことに使いなさいと思いますが、実際にはもっとえげつない権力闘争が繰り広げられたのでは?と想像します。主人公まひろの父も、藤原兼家のポチのようになってきました。まひろと父の間も関係が悪化してきました。

○装束

大河が終わった後に流れる補足説明みたいなコーナーで、京都の風俗博物館で展示されている平安時代の装束に関する紹介がありました。

十二単が有名ですが、あの重ね着の色の組み合わせは、季節の移ろいを細かに表現しているようです。

「襲色目(かさねいろめ)」というそうで、当時の女性たちは、色を重ねてオシャレをしていたということです。十二単は大変に重いと聞きますが、オシャレに対する本気度が伝わります。この辺りの気持ちの入り用は現代人にもあると思うので面白いところです。(私はオシャレ<機能)なので、なかなか真似できませんが…

○女子会

主人公のまひろが、身分の高い家の女子が集まる歌会に参加して、漢字合わせカルタのような遊びをするシーンは何とも味わい深かったです。

家格の上の女子ばかりの会で、漢字の得意なまひろは一切遠慮することなく全てのカルタをとってしまい、倫子が「まひろさんは漢字がお得意なのね。おほほほほ。」といい、一同「おほほほほ」

いやーこの空気は日本人しか感じ得ない空気なのではないかな。しかも京都ですからね。額面通りに受け取って良い訳がないと思うと実に味わい深いなと思うわけです。

倫子の痛烈な台詞

一方で円融天皇の側近である藤原実資は、天皇の食事支度をする女性たちに聞き取り調査を何度も行っていたのですが、(天皇の体調が良くないので毒盛りを疑っていた)こちらは空気を読み過ぎて聞き取り調査をやめてしまうところは笑えてしまいました。

空気の読める藤原実資

○まとめ

そんなこんなで今夜は第四話なわけですが、今後の展開(権力闘争、恋愛、文化)が楽しみです。個人的には兼家たちがどう権力を掌握して藤原の世を築いていくかが気になります。

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