神様なんて

ここにかけてもいいかと尋ねたのはキミ
そんなことは忘れたと頬を軽く膨らませ

いや
そんなことはどうでもいい
今はもう

楽しいとか嬉しいとかを
繰り返すなか見過ごしてしまうような
そんなことではなくて

そばにいるとか抱き止めるとか
わざとらしさを覆い尽くすような
そんなことではなくて


生き別れた双子のようだと言ったのはキミ
そうだったっけと横目で視線だけ送る

いや
そんなことはどうでもいい
今はもう


永遠なんてないとわかっているから
だからあらためて誓うんだろ?
信じてもいない神様なんかを持ち出して

そんなことじゃないんだ
今は


ただただ今日を積み重ねて
月を過ごして年を過ごして

ボクには永遠は誓えない
だけど


今日はずっとキミといたい
神様なんていなくて良いから




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