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つぶやき

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31文字におさまらなかった140字程度の短文
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#日記

乞ふてふはいとも容易きことなれば
容易く手にせし応へほど
血肉とならずに忘れゆきけり

乞はれてもやらかき笑みを湛へつつ
知りし人ほど容易く吐かぬが言葉なりけり

濃いグレーのアスファルトを染める金木犀のオレンジ
丸まりそうな背中を温めてくる正午前の陽射し
今日は冬が立つ日だと新聞には書いてあったけど
束の間のこの穏やかさはもしかしたらこの冬がいつにも増して厳しい前触れなのかもと思ってみたり
ここにきて少しずつ変化しようと努力してるかのよう

あゝもういないのだと飼った覚えもない仔犬がクゥと泣くお前が甘え泣いたところでアタシに餌はやれやしないたとえ姿が見えなくてもたとえ言葉が聞こえなくてもここにはいないというだけできっとどこかで風切ってきっとどこかで走り続けてるはずだからここにはいないそれだけでアタシの仔犬がまた泣いた

さぁさぁと降る雨にたぶん巌は砕けないぽつんぽたんと小さめの粒と化せばいいのにと手を取り合っていっときにさぁさぁさぁと堕ちないでそれじゃあ砂さえ動かないそれじゃあ木の葉も動かないぽつんぽたんと堕ちればと時間をかけてゆっくりとか細いままでも堕ちればと音も立てないさぁさぁさぁの絹雨じゃ

肌と肌でぽんぽんぽんとリズムを刻む緩やかに伝わるものと伝えられるもの押し付けじゃなく要求でもなくここにあるものとそこにあるものは繋がり伝え合う何かを持ってる確かなものでそれは温かさとか優しさとかそんな簡単なものじゃなくて安心とか大丈夫とかそれだけで済まされるものでもなくありがとう