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2022はポッドキャストで大冒険だった

前回の記事の最後に「次はライブイベントでも振り返るか」と書いていましたが、振り返るほどたくさんなかったです。w 音楽ライブは5月のオザケン@パシフィコ横浜に参加したくらいでした。

ということで、今回は2022年の振り返り記事を4つ書いてみたら「ダイの大冒険」だらけだったので、あらためてダイの大冒険を軸に2022年を振り返って書いてみます。

気づけばダイの大冒険並みの大冒険をしていた

4つの記事全部に「ダイの大冒険」が登場しましたが、実は2022年だけでなく、2020年10月から丸2年間はダイの大冒険が中心の生活でした。

この2年間は「アニメ放送→ダイ好きTV(YouTube)→Podcast収録」の週1ルーティンをベースに、その合間に仕事と日々の暮らしの時間がありました。

ここまでダイの大冒険漬け生活を過ごすことになったのは、自分たちで配信していたポッドキャスト番組「Cast a Radio ダイの大冒険を語るにあります。

友人のMasakiさん(ダイの大冒険好き)と一緒に、2020年版アニメ放送の開始に合わせてポッドキャストを配信することになり、毎週1回ダイの大冒険のことについてのみ2人で語り合う2時間〜3時間を過ごし始めました。

ミストバーンが闇の衣を脱ぎ捨てるがごとく、連載当時から30年分溜め込んだ(何度も繰り返し読んでいる間に勝手に溜まってしまった)エネルギーが解放されていき、とどまるところを知らず、100週以上にわたって熱量を上げ続けていきました。

相方のMasakiさんがPodcast収録の前に「週刊ダイログ」に記事を書いてくれていたので、私はこの記事を読んでから収録に臨みました。そうすると、Masakiさんが記事に書いていたことを話題にして膨らませることもできるし、記事とは違う観点で気づいたことを投げ込んで盛り上がることもできます。Podcast的にはトークが盛り上がるし、ダイの大冒険好きとしてはお互いの感想や考察が深まる&新たな発見があって、まさに一石二鳥でした。

番組開始から1年くらい経ったあたりから、徐々にポッドキャストを聴いているリスナーの存在が増えてきていると感じ始めたので、2時間も番組を聴いてくれる人がいるなら、少しでも良い音で聴いてもらおうと思い始め、ポッドキャストの音質を気にするようになりました。

この記事を書く前までは、そこまで音質を気にしていなかったのに、急にマイクやら何やらを揃え始めたのです。相方のMasakiさんも私も元々ガジェットが好きだったということもあり環境が整うのはあっという間でした。

音質向上が直接のきっかけということではないのですが、音声コンテンツの振り返りにも書いたとおり、Podcast番組「ドングリFMでパーソナリティなつめぐさんが「Cast a Radio ダイの大冒険を語る」を話題にしてくれて、お願いしたらゲストにも出てくださって(なつめぐさんがポッドキャストにゲスト出演されるのは非常にレアだそうです)、ドングリFM効果でリスナーさんが一気に増えて、ポッドキャストの熱量がさらに高まり、アニメの最終回に向かってダイの大冒険の熱量もさらに高まっていきました。

私たちがアニメ最終100話までポッドキャストを完走したことについて「すごい!100回やりきるってなかなかできない」とドングリFM内でコメントをいただきました。ありがとうございます。

Podcast番組「かいだんのパーソナリティのカイさんは番組に度々ゲスト出演いただいただけでなく、一緒に「ダイの大冒険展」にも遊びに行きましたし、番組関連のイベントにも行きました。大人になってから、こんなふうにそれまでに繋がりのなかった仕事関係以外の人たちと交流したり、遊んだりすることがほとんどなかったので、ダイの大冒険とPodcastのおかげで私自身もリアルに大冒険させてもらったなと思います。

カイさんが私たちの番組に出たことをきっかけに、コンテンツの楽しみ方について考えたことを話しているのはぜひ聴いてみてもらいたいです。

Podcastをやっていたから出会えた・話せた人たち

なつめぐさん、カイさん以外にもこんな人たちにゲスト出演してもらいました。

小島武仁さん:東京大学経済学部教授、東京大学マーケットデザインセンター(UTMD)所長

ミナベトモミさん:MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

Shigeさん:株式会社ファインディールズ 代表取締役

ShigeさんはもともとMasakiさんと私の知り合いで番組初期の頃に何度か出演してもらいました。相方のMasakiさんが出演できないときに、Shigeさんと私の2人で収録した回(上にリンクを貼った#29)があったのですが、Shigeさんの好きなセリフ「バラン、ギガブレイクでこい」のエピソードが放送されたタイミングの2時間にわたる熱いトークを聴いてほしいです。

ミナベさんはご自身の会社で配信されているPodcast番組「CULTIBASE Radio(JAPAN PODCAST AWARDS 2020ベストナレッジ賞にノミネートされるくらいのとても真面目に経営や組織開発をテーマにした番組)でポップについて語ってしまうくらいのダイの大冒険好きです。魔王軍を題材に組織論を語るのは面白かったので聴いてほしいです。

小島さんは出演されていたYouTube番組「日経テレ東大学」でダイの大冒険が好きと語っているのを知って、相方のMasakiさんがダメ元で連絡をとってみたところ出演を快諾していただきました。時代の最先端を走っている小島さんの「人生短いんで閃光のように生きていこう、好きなこと喋っていこう」という名言をぜひ聴いてほしいです。

「初対面で共通の話題があるとお互いの距離が縮まって仲良くなりやすい」などと良く言いますが、それは物理的に接点を持った人との関係における話です。ポッドキャストに出演していただいた皆さん(Shigeさんを除く)とは、そもそも物理的な接点はなかったので、ダイの大冒険が好きという共通点があっただけではお話しする機会までは生まれようがありませんでした。

ポッドキャストは、物理的な接点のない人をつなぐだけでなく、物理的な接点にすることもできるのだなと気づきました。(番組中に繰り返し喋っていましたが、アニメ制作関係者の方々からの「聴いてます」「出演したい」という声がかかることをアニメ終了した今だからこそお待ちしております!w)

ゲストとの交流だけでなく、Twitterでコミュニティを作ったところ11人のメンバーが参加してくれました。アニメ終了を記念してオンラインオフ会を開催したら、本当に全員ダイの大冒険が好きな人しかいなくて、最高に楽しいひとときでした。関連イベントでご一緒できた方々もいたのですが、「うぁ〜、本当に番組聴いてくれてる人たちがいるんだなぁ」と実感が湧いたときは番組やってきて良かったなと心から思いました。

ポッドキャストは好きなことだけを、好きなだけ喋れる

「Cast a Radio ダイの大冒険を語る」は、ポッドキャストの定石からすると「毎回2時間の番組なんて誰が聴くんじゃい!」と言われるような番組ですし、「毎週1回ダイの大冒険についてのみ話しているのに2時間も何話すことがあるのよ!?」と言われてしまうような、異常な番組ですが、むしろその異常さがあったからこそ、こんなに関係が広がっていったのだと思います。

1テーマに絞ることで、そのテーマを好きな人が自然に集まってくるようになり、そのテーマを扱っている番組が他にないから聴き続けてもらいやすくなり、そのテーマのことをわかっている人だけが聴いている状態になり、話す内容がどんどん細かくなっていき、それを面白がってくれる人がそのテーマを好きな自分の友人に紹介してくれて・・・と好循環が生まれていきました。

もっとも、最初からそういうことを狙っていたわけではありませんでした。結果論です。相方のMasakiさんも私も、番組開始当初から、再生回数やリスナー数を気にすることなく、ただただ、自分たちの好きな「ダイの大冒険」のことについて、自分たちが語りたいから語っていた、それをPodcastで配信していた、というスタンスで始まりましたし、最後までそのスタンスを貫けたと思います。

好きなことについて喋っている人って自然と楽しそうな雰囲気が漏れていると思います。楽しそうな雰囲気が喋りから伝わると、聴いている側も楽しくなってくるので、極端なことを言うと、話している内容のことはよくわからなくても、楽しそうに喋っている人のことやその雰囲気を楽しめて面白がれるようになってくると思います。(さすがに「Cast a Radio ダイの大冒険を語る」の中身はマニアック過ぎて雰囲気だけじゃ楽しめないと思いますが・・・w)

もし趣味でポッドキャストを始めようかなと思っている人がいたら、「誰かに何か役に立つ情報を届けよう」「聴いている人に喜んでもらおう、笑ってもらおう」なんて構えずに、「自分が好きなことを好きなように、好きなだけ話す」まずはそこからで良いと思うよと伝えたいです。

2023新しくポッドキャストをはじめよう

「Cast a Radio ダイの大冒険を語る」の定期配信は終了してしまったので(これからもダイの大冒険関連の何かがあるときに配信すると思いますが)、ポッドキャストで喋る場がなくなって早3ヶ月が経ちました。

この間にも新番組を作ろうと思って何度か1人で収録してみましたが、なんだかしっくりこない感じでした。そもそも1人喋りが難しいということもあるのですが、それ以前に自分がなんでポッドキャストをやるのかその原動力が定まっていなかったからだったんだなと、こうして記事を書いて少しずつ気づいてきたように感じます。

2023年も新たな大冒険ができるように、いつから、どんな内容になるかはわかりませんが、新しくポッドキャストをはじめようと思います。

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