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#889 私が30代でぶつかった仕事の閉塞感~仕事の景色はいつからでも変えられる~

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

30代だった私が仕事で感じた手詰まり感

今日は、原点回帰的な放送をさせていただこうかなと思います。
題して、30代だった私が仕事で感じた手詰まり感
今は40代になりましたけれども、30代は振り返ってみると本当にもがきの連続だったなと思うんですよね。
ただ、そこでもがいたことが今につながっているなと思いますので、この両立サプリと私自身のちょっと原点回帰的な放送をさせていただこうかなと思います。
「それを聴いて、私に何のメリットがありますか?」と思うかもしれないですけれども、たぶん今日の放送が、なんでこのチャンネルはこれからのチームワーキングみたいなコンセプトを掲げちゃっているんだろうとか、それがどんな仕事の景色をどう変えることにつながるんだろう?あと、もしかしたら私のずっこけしくじり体験が、同じようにもがいている人の何かの役に立つかもしれないということで、今日はそんな放送にさせていただこうかなと思います。
これまでの両立サプリの放送の中で、何度か繰り返しチャンネルで発信させていただいているエピソードになりますけれども、繰り返し発信させていただくことで、必要とする人に届くかもしれない。
そして、このチャンネルがなんで存在して、なんで毎日これ系の放送をしているのかなという背景にもなりますので、いつも聴いてくださる皆さんが知っておいてくれるとうれしいなと思っています。

まず、私の30代は、一言で言うと、超もがき期だったんですけど、何にもがいていたのか、そこでどんな手詰まり感というか、閉塞感を抱えていたのかを共有させてください。
それにはたぶん20代の頃の仕事のやり方も結構影響しているので、そこから紹介すると、20代で私は新卒で入った会社を一度転職もしていますが、二つの会社をまたいで、どんな頑張り方や働き方をしているかというと、もうおなじみですね。気合い・根性・長時間労働の絶頂期だったなと思います。
職種は法人営業ですね。
仕事は気合いと根性だ。やりきってナンボ。もっと言うと、一人でやりきってナンボ。そうしないと成果も出せないし、結果もついてこない。もっと言うと、そういう頑張り方をしないと成長できない。そんなふうに思っていました。
仕事があって、終わらなければ、とにかく時間をかけてでもやりきる。
そういうやり方で、かつそこに何か疑問を持っていたかというと、全然疑問も持ってなかったですね。
そもそも仕事ってこういうもんでしょ? そう信じて疑わなかったし、気合いと根性と長時間労働で成果が出せると手ごたえもあるじゃないですか。
成長実感も持てるので、ますます自分の中での勝ちパターンとしての定着が加速していく
そんなサイクルがまわっていたのが20代だったなと思います。

出産後に仕事のやり方や今後のキャリアについてもがく

ところがどっこいですよ。そんな私なりの勝ちパターンが、終焉を迎えるのが、30代に入ったときなんですよね。
何が変わったのかというと、私の場合はここで出産という環境の大激変が起きましたので、持っている勝ちパターンは気合い・根性・長時間労働しかないのに、物理的な時間は減っていて、「やばい、残業というカードが切れない」そうなると仕事が終わらない。もしくは、これまでのような手ごたえや成果が出せない。
「どうしよう、私、仕事できなくなっちゃった」そんなふうに思って、キャリアもまともに考えてきたことがなかったので、俗に言う「キャリア迷子」という状態にもそのまま没入する。 これがまず起きましたね。
出産後に仕事のやり方、そして今後のキャリアについてもがく。

さらに、この時に同時進行であったことが、新規事業の模索なんですよね。
これまでの法人営業一本みたいなキャリアから、新しい事業を起こして会社の二本目の柱を作っていこう。 こういったミッションに取り組むことになりましたが、「そんな、あんた、口で言うのは簡単ですけどね」という状態じゃないですか。
そもそも新規事業開発なんてものを経験したことがない人が、「どうやって新規事業って作ればいいんでしたっけ?」そんな状態からスタートするわけなので、事業を形にしていくというところでさらにもがきがあり、ここに加えて第3のもがきがくるんですけど、30代の後半から「いつまでもプレイヤーでいてもらっちゃ困る」ということで、マネージャーを担うことになるんですけど、ここも冷静に考えてください。
これまで気合い・根性・長時間労働、一人でやりきってナンボという仕事のやり方しか知らない人、言い方を変えると、自分で自分を動かして成果を出すことはできるけれども、チームや仲間を介して成果を出していくことは、未経験というか、初心者マークもいいところな人が、すぐにチーム運営で結果が出せるわけがないんですよね。
そんなわけでチーム運営でももがくことになり、出産後のキャリア、そして事業開発、さらにチーム運営という、三重のもがきを経験したのが30代だったなと思います。

私が感じていた閉塞感

その時に私がどんな手詰まり感、閉塞感を感じていたかというと、まだ勝ちパターンを変えられてない、気合い・根性・長時間労働に依存した頑張り方しか知らないという状態だったので、その時に私が感じていた閉塞感は、今、考えると三つあるんですけれども、それの一つが、時間の壁がキャリアの天井

時間の壁がキャリアの天井

やりたいことや頑張りたいことはいろいろあるけれども、これ以上労働時間を増やせない。ということは、これ以上結果を出せないし、これ以上手ごたえのあるキャリアだって描けない。
時間の壁が、まんまキャリアの天井だなと思い込んでいました。

目の前のことをやりこなすことが仕事化しちゃう

二つ目は、目の前のことをやりこなすことが仕事化しちゃう
どういうことかというと、もがいてるじゃないですか。もがいているので、とりあえずバットは振りまくるわけなんですよ。飛んでくるボールをとにかく打ち返す。
これが仕事化してしまうと、仕事とは目の前のことをとにかくやりこなすことである。 こういう状態にはまり、そもそも何のために自分は働くのか?これによって何を実現したいのか?そういう部分が完全に見失われちゃうんですよね。

強い孤独感

最後の三つ目もさらに恐怖ですよ。
チームで仕事をしているわけじゃないですか。組織に所属しているし、チームの中で仕事をしているんですけれども、これがなぜか孤独感が強いですよ。
どういう状態か分かりますか?
それは、仲間もいる。上司もいる。でも、自分が抱えていることは、最後は自分でやるしかない。こういう心理状態が、たぶん孤独感を感じさせていたんだなと思いますし、さらにここにリーダーとして自分なりには奮闘しているけれども、うまくいかない。理解されない。メンバーに分かってもらえない。こういうことが、さらに孤独感を大きくしていたんだなと思います。
これを聴いて、「うわ、なかなかですね」と思うか、それとも「分かる!同じような閉塞感や手詰まり感を感じています」という方もいるかもしれません。

景色を変えることにつながる仕事のやり方

今日の話はそこで終わりではなくて、今、あげた三つの閉塞感が、私は本当に劇的に変わったんですよね。
じゃあ、この手詰まり感から抜け出すヒントはどこにあったかというと、皆さんも分かりますよね。
仕事のやり方です。
仕事のやり方なので、言い方を変えると、成果のあげ方そのものです。
よく「働き方」みたいな感じで括られる、例えば、リモートワークができるかどうか?とか、短時間勤務だとか、フレックス、どんな制度があるか?こういう選択肢の話とは、決定的に違うんですよね。
仕事のやり方、成果の上げ方。
景色を変えることにつながる仕事のやり方を、私はこのチャンネルでは「これからのチームワーキング」と呼ばせていただいて、具体的にどういうことかというと、連携することで、一人であげる以上の成果をあげる仕事のやり方、さらに自分も含めて本当に多様な人がいると思うんですけど、多様な人とちゃんと合意を形成しながら仕事を前に進める仕事のやり方。要は、違いがちゃんとパフォーマンスにつながる仕事のやり方。
さらに、リーダーが「なんでもできる人」という世界観ではなくて、リーダーがなんでもできることよりも、チームで必要なマネジメントがチーム全体でちゃんと満たせている、そういう仕組みにもとづく仕事のやり方
これだと思っています。

仕事ですごく閉塞感や手詰まり感を感じるなと思う時に、「やっぱり環境の問題だよな」と思うことがあるじゃないですか。
もちろん環境の影響もめちゃくちゃ大きいと思うんですけれども、ただ環境だけの問題だと思うと、これは環境だけを変えてもやっぱりついてきちゃうんですよ。
平たく考えると、気合い・根性・長時間労働の小田木さんが、そんな自分の仕事のやり方を変えることなく違う環境に行っても、たぶんまた気合い・根性・長時間労働で成果を出す以外、手が打てなくて、そうならざるを得ないなというのは、だいたい想像がつくじゃないですか。それと同じことですね。

なので、この両立サプリも、「仕事のやり方を変えて、これからのチームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアをもっと持続可能に」こんなコンセプトでお話をしているというつながりになります。
そんな仕事のやり方を変えることによって、さっきお話した、私が感じていた三つの閉塞感は劇的に解消され、なんなら仕事だとか、仲間だとか、そしてリーダーという役割にも、めちゃくちゃ愛着が持てるようになりました。

仕事の景色はいつからでも変えていける

いろいろしゃべってしまいましたけれども、何が言いたいかというと、仕事の景色はいつからでも変えていけるよ。これは本当に私自身がいろいろもがいた結果、確実に言えることだと思っています。
あんなに気合い・根性・長時間労働、一人でやりきってナンボという仕事のやり方しか知らなかった私も変われたくらいなので、仕事の景色は、いつからでも、誰でも、変えていける。

そして、もう一つ、そんな景色を変える変化の着眼点、大事な大事なキーポイントは、仕事のやり方にある。そんなふうに言えるんじゃないかなと思います。
なので、この両立サプリも、毎回、仕事・キャリア・両立に関する話をしながら、大事にしているポイントや、何を具体的に語っているかというと、まさに「これからのチームワーキング」。
つたない放送かもしれないですけれども、現場のリアリティの中で仕事がもっとおもしろく感じられて、どんなステージにいようと、キャリアが持続可能に感じる。そのための体系や実戦をどんどん言語化していきたいなと思っています。

「私の景色も変わったんですよ」と申し上げましたけれども、具体的に最初にお話した三つの閉塞感がどんなふうに変わったのか、まとめさせていただくと、時間の壁がキャリアの天井だと思っていた、そんな閉塞感は、チームで成果を最大にする、連携することで、一人であげる以上の成果をあげていける。
そういう仕事のやり方にシフトすることが、むしろキャリアの可能性をどんどん広げてくれるんだな。労働時間を増やさなくても、もっともっと仕事っておもしろくなるんだな。
そんなふうに感じることができるようになりましたし、目の前のことをやりこなすことが仕事化していた、そんな閉塞感は、今は大事なものをちゃんと大事にできている実感があります。
それは自分らしさだったり、自分や仲間の人間らしさだったり、家族だったり、そもそも仕事で何を成したいかという本来の目的やミッションだったり、。
大事なものはいろいろあると思うんですけど、自分が大事にしたいと思うものを大事にしながら仕事ができているなという、そんな実感に変わりましたし、最後のチームで仕事をしているのに、なぜか孤独感、最後は自分でやるしかない、そんなふうに思っていた孤独感は、仲間とお互いに補い合って、問題を一人で抱えることなく、みんなで創意工夫しながら前に進めることができる
こういった変化につながりましたし、今は大事な仲間ともっと仕事をおもしろくできる手ごたえが持てている。
仕事だとか、事業への愛着が、今までよりも格段に大きくなったなと思っていますので、それがおそらく私のリーダーシップスタイルというか、マネジメントスタイルそのものを変えてくれたんだなと思っています。

いかがでしょうか。
ちょっとはみ出し気味ですけれども、今日は原点回帰放送ということで、30代に私が仕事で感じた手詰まり感、閉塞感、そしてそこから仕事のやり方を変えることで、仕事の景色はまだまだよくできるんだと、なぜ思うようになったか、そんなところをお話させていただきました。
具体的に何をどう考えることなのか、どうとらえて、どう実践することなのかは、そこがまさにVoicy放送の中に詰まっている、聴いてくださる方と一緒に作ってきたこの放送の中に詰まっていますし、私がこのチャンネルを通じていろいろお知らせもさせていただいてますが、例えば、90分腹落ちオンラインライブは、そんな問題のとらえ方、そして仕事の景色を変えていくための着眼点を、多くの人と共有したい。そんな位置づけで、おなじみ沢渡あまねさんと毎回展開をさせていただいてますし、タイトルコールにもなっているオンラインスクールスクラは、まさにこれからのチームワーキングを実践できる人になりたい。 まさにこれからのチームワーキングを必要とする人が、手を伸ばせば届く場所に、それを習得できる機会や仲間がある。そんな仕組みとして提供しているサービスになります。
何が言いたいかというと、いろいろつながっているんだなと、そんなふうに聴いていただけるとうれしいです。

ということで、今日は私の原点回帰放送をお聴きいただきました。
最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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