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#430 チームワーキングを教えてくれるオススメ映画

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、育休を戦略的に過ごしたい人のためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日もみっちゃんが考えてくれたタイトルコールでスタートします。
みっちゃん、ありがとうございます。

週末に観た、仕事にも通じるチームの話の映画

今日は、週末に観た面白い映画がありまして、この映画と、そこから考えたことを皆さんにシェアできればなと思ってます。
週末に観た映画は何かというと、『弱虫ペダル』ですね。
原作コミックのある話なので、ご存知の方もいるかもしれないですけれども、『弱虫ペダル』というお話が、実写映画化されまして、それを週末に家族で観ました。
原作コミックもめっちゃ人気らしいですね。
私は全然知らなくて、すみません、映画から入りますので、ご容赦ください。
「なんだい、漫画の話ですかい」と思うかもしれないですけれども(映画は実写ですけれども)、私はこれを観て、「仕事にもめっちゃ通じるチームの話だよな」と思いまして、もう一歩踏み込むと、「チームメンバーとして、チームとどうつながるか」みたいなことを教えてくれる映画だなと思いましたので、そんな私の雑感を共有させていただきたいなと思います。

まず、そもそもどんな話?というところですが、高校の自転車競技部の話なんですよね。
私の通っていた高校には、そんなハイカラな部はなかったですので、「そういった部活があるのね」というところからなのですけれども、ロードバイク(自転車)に乗って、ロードレースでインターハイを目指す高校生たちのお話になります。
舞台は、千葉県の高校。
主人公は、高校一年生の小野田坂道くんなのですけど、坂道くんは最初は、自転車競技を一切やってないんですよ。
アニメが好きで、千葉県の自宅から毎週末秋葉原にママチャリで通うという。
アニメが大好きなので、大好きなアニメのために毎週ママチャリで秋葉原に通って、なんと本人も気付かないうちに、脚力がめっちゃ鍛えられていた。
そんな坂道くんが主人公の話で、ひょんなことから自転車競技部に入ることになり、そしてチームの仲間と一緒にインターハイを目指すという話なんですよね。

私は、自転車のロードレースというものを全然知らなかったのですけれども、たぶん、一人で走るとか二人で走るとか、いろんなタイプの種目があると思うのですけれども、この映画の中では、6人で1チームを組んで、そしてチームでゴールを目指すという競技でした。
よくテレビでツールドフランスの映像があるじゃないですか。
たくさんの人がチームで自転車を漕いで、だいたい一列になって先頭が入れ替わりながら走っていく、あの映像なのですけれども。
あの映像の通りですよね。イメージとしては。
チームでゴールを目指しながら、エースを一位でゴールさせるために、みんなで作戦を組んで頑張って、それがチームの勝利になっていくという競技のお話になります。
私もずぶの素人で観ていますので、全然分からないとか、そういった競技を知らなかったという人も、たぶん安心して観てもらえると思います。

みんなで勝ちにいく!

そんな話の中で、何が仕事にも通じる話だなと思ったかというと、完全な小田木雑感ですので、「へえ」みたいな感じで聴いていただければと思うのですけれども、まず一つ目が、ゴールを目指す道のりが山あり谷ありなんですよね。
現実の道路を使ってコースが設定されていますので、例えば、湘南をスタートして、箱根の山を越えた100キロ先がゴール。
こんな感じのコース設定になってるんですよね。
どんなコースで、どのぐらいの距離を走って、どこのゴールを目指すのか?こういったチームとしての目標設定があって、さらに全天候型の競技らしいので、夏なのか冬なのか、めちゃくちゃ暑いのかめちゃくちゃ寒いのか、雨が降っているのかとか、いろんな気象条件があって、さらに何チームも一緒に走るので、集団の中での競争だとか、ポジション取りだとか、他チームの作戦みたいなものがあって、ゴールに向かっていく。
こんなの仕事そのものですよね。
山あり谷あり。

さらに、メンバー6人でチームを組むのですけれども、全然強みが違うメンバーなんですよね。
超強豪校であれば、オールラウンダー型のスーパートップクラス選手が全員揃うということもあると思うのですけれども、どんなチームも強みの違うメンバーで構成されている
例えば、直線距離がめちゃくちゃ速いスプリンターみたいな役割の人がいたり、直線はそんなに速くないけれども、坂道がめっちゃ強いクライマーみたいな役割を果たす選手がいたりして、そういった強みの違うメンバーで構成されたチームで一緒に走っていく。
なんで6人で走るかというと、だいたい6人一列になって走っていくのですけれども、先頭ってめっちゃ風を受けるんですよね。
ペースメーカーの役割でもあるのですけれども、先頭が風を受けて、一定の速さで走ってくれると、後ろのメンバーは風を受けずに、体力だとかスタミナを温存しながら走っていくことができるそうです。
「だから一列で走るのね」素人はそういう感想からなのですけれども。
チーム全員に役割があって、チーム全員に共通の作戦があって、その中で一人一人が自分の役割を果たしながら、みんなで勝ちにいく
こういう構造になってるんですね。
この三つの特徴が、本当に仕事そのものだな。
そもそもチームで進んで行く道のりって、山あり谷ありで険しくて厳しくて、気象条件もいろいろで、そこに競争があってという環境であり、しかもメンバー一人一人の強みが違って、その強みを自覚して、かつ活かすことでチームの個性が出来上がっていく。
さらに、チームの作戦があって、作戦の中で一人一人が自分の強みを活かした役割を果たすことで、みんなで勝ちにいくことができる。
「これは仕事そのものだ」と思いながら、子どもと一緒に2時間の白熱の映画を観ていたわけです。

全員がチームとしての作戦を理解している

こういった構造の中で、改めて何が大事かなと考えてみたのですけれども、一つは、全員がチームとしての作戦を理解している
これなしには、やっぱりチームは勝てないなって思いました。
例えば、「うちのチームって、何を目指しているんだろうね」とか、「成果だとかゴールは見えるけれども、そこにどうやって勝ちにいこうとしてるんだろう」こういったことを理解しない中で、チームがみんなで勝ちにいくというのは、やっぱり難しいなって思いました。
現実の仕事でいくと、それが事業計画だったり、その中での勝ち方、事業戦略だったりだとか、自分たちのチームの成果は何か?という理解であったり、成果のために重要なことは何か?という、成果の達成要因の理解だったりすると思うのですけれども、それって一緒に走るみんなが、同じ景色を見ているのか?同じだけの深さで同じ理解をしているのか?というところが、やっぱりスタートになるんだなと思いました。

二つ目は、強みを活かそうとすると、強みを本人も周囲も知り合っているということが欠かせないですし、さらに強みを活かすというのは、チームの作戦の中での自分の役割をきっちり果たす、そういうことなんだな。
だから、最終的にチームが勝てるんだなということを教えてくれたなと思っています。

チームワーキングを教えてくれる

毎日忙しい中で、つい目の前のことに追われてしまって、本当は大事なことが他にもあるけれども、そこに時間を掛け切れない中で、なんとなく毎日が終わっちゃうこともありますし、目標に対して私たちはどう進むのかな?というのが見えない中で、でも確認しようとせずに、もしくは、そのことについてチームの中で対話をせずに、なんとなく各々が仕事をしちゃうということもあると思いますし、一方で、自分の得意ってなんだろう?と分からなかったりだとか、今やっていること、今担っている役割と、得意を活かすということが、なんとなくつながらない中で、でもこういうもんなのかなと思いながらやっちゃうこと、ありますよね。
私も散々ありました、そういうことが。
でも、それでは勝てないし、面白くないんですよね。楽しくない。
この『弱虫メダル』を観ていると、心臓が破れそうな坂とかがたくさん出てくるのですけれども、それでも「チームで勝ちたい」とか、「そこを頑張って登ったら絶対楽しい」みたいな、そういった中で頑張る小野田くんたちの姿が、胸を打つし、せっかく汗を流すなら、そういう汗の流し方をしたいなって思いました。
私は、一切運動いたしませんけれども、そういう面白さだとか感動だとか達成感、あと、チームに対しての信頼感、そういったものを仕事でも持ってたらいいなと教えてくれた映画になります。
Amazonプライムで気軽に観られますし、子どもと一緒に観ても、家族と一緒に観ても面白いんじゃないかなと思いますので、おすすめです。
私は、映画がとても面白かったので、原作を読んでみたいななんて思っております。
お聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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