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#813 さらば緊張!発言への”想定外のボール”に強くなる方法

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も一週間がスタートしました。
いよいよ本格的に4月のスタートという気がしますよね。
今日は、最近、毎週月曜日恒例になっている、Voicyさんが展開されるハッシュタグにもとづいて、放送をお届けしたいと思います。

#さらば緊張

今日のハッシュタグは、『 #さらば緊張 』でございます。
緊張って誰しもするものだと思うのですが、緊張とどううまく付き合うのか?そんな感じですかね。
皆さん、緊張さんと仲良くできていらっしゃいますでしょうか?

ちなみに私は、緊張さんとずいぶん仲良くできるようになりまして、今はほとんど緊張することがないんですよね。
これは、いろんな機会を通じていただいた役得だと思っていますし、皆さんのおかげでトレーニングができているなと思います。
ただ、根っこは本当に人前で発表するのが嫌だった子どもですし、わざわざ人の前に出てしゃべるとかもありえない、そんなのは死ぬほど嫌だと思っていた人間ですので、改めて緊張と仲良くできるかどうかというところは、性格ではなく、完全に技術だなと思っています。

技術なので、関心を自分に向けないとか、ハンドルを握るとか、準備をちゃんとする、相手を信頼するとか、いろんなテクニックはあるのですが、ただ、今日はそれはどうでもいいなと思っています。
あなたが、つまり私が、緊張するかどうかとか、どうでもいい話じゃないですか。
緊張さんと仲良くするというテーマについて、私は振り返れば、これまでいろんな人と緊張について対話をする機会があったなと思いますし、どんな時に緊張するか?なぜ、特に人前で話したり発言するのか嫌だなとか苦手だなと感じるのか?これを研究する中で、こうじゃないかなと気付けたことがありますので、あくまで小田木所感でございますが、今日はこれをお届けしたいと思います。
すみません、研究と大げさに言っているだけですので、くどいようですが小田木所感です。

想定外のボールが飛んでくることを心配して緊張してしまう

今日はこれです。想定外のことが嫌
いろんな人と、なぜ緊張をするのか、なぜ人前で話すとか発表するのに、苦手意識を持ってしまうのか。
こんなことをコミュニケーションするうちに、結構多くの人が持っているのが、想定外のことが嫌。
これがあると思うんですよね。
言い換えると、相手から想定外のボールが飛んでくる
これを心配するあまり、緊張をより強く感じてしまったり、そこから人前で発言をするとか発表をするのが、苦手だと感じるようになってしまう。
こういうメカニズムがあるなと思います。

どんな人も、緊張しないためにいろんな工夫をしてるんですよね。
特に誠実な人ほど、ちゃんと準備をして、そういった場に臨むことをしているのですが、準備をしてもしても、想定外のことって起こるじゃないですか。
これが嫌だというメカニズムが、緊張するとか緊張感から、そういった機会を苦手に思うことに、かなり影響しているんじゃないかなと思います。

想定外のボールって何かというと、それは準備がないなとか、それはどう答えていいか分からないなとか、そもそも相手が何を言っているのか、何が聞きたいのかつかめなくて困っちゃうな。
こういうリアクションが、想定外のボールですよね。
そうなると、やっぱりてんぱっちゃうじゃないですか。
困ったな、どうしよう、ちゃんとやりたいけどうまくできない。
一生懸命、こたえようとするけれども、うまくこたえられている手応えが持てない。がっかりしちゃう。自分を責めちゃう。それで後悔をしちゃう。自信を失くしちゃう。
こういう体験につながるのが、相手から想定外のボールが飛んでくるということなんですよね。

なので、今日の「さらば緊張」というテーマに対してお題にしたいのは、想定外のことが嫌、もっと言うと、想定外のボールが飛んでくる状況にどう対処するのか?
ここがあれば、私は一つ、「さらば緊張」というテーマに近づけるんじゃないかなと思っています。

まずは「完璧に返さないといけない」という思い込みを手放すことから

では、想定外のボールへの対処方法は何なのかというと、まず大前提として、想定外のボールに対して、完璧に打ち返さなければいけないという思い込みを手放す
これが、めちゃくちゃ大事なスタートになっていると思います。

想定外のボールが嫌という感情は、想定外のボールをちゃんと返さなきゃいけないけど、それができない、難しい。
だから緊張しちゃうし、人前で話をしたり、発表をしたくない、会議の進行なんてしたくない。
こういうサイクルになっていると思うんですよね。
その荷物、背負わなくて大丈夫だよ
そう考えていいと思います。

では、どうするのかですけれども、自分で完璧に打ち返さなくてもよいということは、例えば、「それか、それはちょっと準備がないから、時間をもらっていいかな?」と、今すぐ答えられないということを正直に言って、時間をもらうとか、もしくは、「それは私自身も分からないけれども、大事なことだと思うから、一緒に考えてもいい?」もしくは、「これは大事なことですよね。皆さん、どう思うか、ちょっと思うところで意見ください」と、周りに意見を求めてみるとか。
もしくは、なぜ相手のリアクションが、想定外のボールに見えるかというと、相手の言ってることや質問の背景が分からなくて、答えがどうこう以上に、相手の言ってることが分からないってなっちゃうこともあると思いますので、その場合は、相手に聞くですよね。
「うまく理解できなかったので、もう一回、言ってもらっていいですか?」とか、もしくは、「それが大事だと思う背景を、もう少し説明してもらっていいですか?」「なんでそこが大事だと思いましたか?」「どんなことを懸念されてのツッコミですか?」と、まず相手の言ってることを自分がちゃんと理解できるところまで、相手にちゃんと聞く。
これも、大事な対処方法だと思います。

そもそも想定外のボールというのは、難しいんですよね。
何を言ってるか分からないケースもあるし、なんでそのツッコミなのか理解ができないケースもあるし、やっぱりすぐに答えられないこともある。
でも、それを考えることって大事なことかもしれないし、そこから、自分も含めてみんなの理解が広がるかもしれないし、すごく大事なことを言ってるのかもしれない。
それが、一方通行、予定調和の機会を活性化するひと言になるかもしれない
そういう意味で、想定外のボールというのは、できれば飛んできてほしくないものというよりも、その場所、そのテーマを双方向にするコミュニケーション手段の一つなんですよね。
そういう意味では、想定外のボールをそこまで毛嫌いしなくてもいいよ。
そして、想定外のボールは、完璧に打ち返さなければならないというテーマをあなたに突き付けるお題ではありませんので、完璧に返さなければいけないという思い込みを取っ払って、時間をもらったり、みんなで一緒に考えたり、そもそものその意図をみんなで深掘ったりしながら、一人でなんとかしなきゃいけないボールだと受け止めないということが、緊張感をぐっと押し下げてくれるんじゃないかなと思います。

想定外に強くなれるといいことしかない!

想定外のボールをどう見るか?ですけれども、こうやって考えると、仕事って改めて想定外の連続じゃないですか。
発表だとか発言に対してのツッコミがあるかどうか以前に、仕事そのものが想定外の連続なんですよね。
なので、こういった機会も含めて、想定外に強くなれると、私たちにとっていいことしかない
そんなふうに考えていいと思います。

発言や発表に対しての想定外のボールに強くなるというのは、あらゆるシーンで、仕事における想定外に強くなるということとやっぱり同じで、完璧を手放して、「分からない」とか「今、できない」とか、「自分一人じゃ難しい」と言えることもそうだし、テーマだとか起こったことに対して、相手も巻き込んで一緒に考える。そのための巻き込みをはかっていくことにもつながると思うし、そもそも何を問われているのか、もしくは、何を懸念されているのか、その意味だとか背景をしっかり深掘りするきっかけになると思いますし、何を考えるべきなのか、テーマをシャープにしていくための貴重なきっかけが、想定外のボールだと、そんなふうにとらえられたらいいんじゃないかなと思います。

ということで、今日は『#さらば緊張』というテーマについて、想定外のボールと仲良くしよう。そんな切り方でお話をさせていただきました。
なんにせよ、想定外のボールがきたら、「うわー」って思うよりも、「わお!そうきたか」もしくは、「そこ、突っ込んじゃう?」ぐらいな感じで、受け止められるといいんじゃないかなと思います。
完璧主義の荷物を降ろしましょう

緊張に関する過去放送紹介!

お聴きいただきありがとうございます。
ちなみに、『#さらば緊張』の関連放送を聴きたい方がいらっしゃいましたら、想定外のボールへの対処方法とは違う切り口で、関心を自分に向けると緊張が高まっちゃうから、関心を相手に向けるという技術についてお話した過去放送がありますので、そんな切り口にもご興味のある方は、『#193 関心を自分ではなく相手に向けると仕事がうまくいく』こちらも聴いてみてください。
2021年4月、なんと2年前の放送ですので、もしかしたら私のトーンもちょっと違うかもしれないです。
そこはおもしろいと思って、聴いてみてください。

それでは皆さん、今日もありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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