思い込み”というメガネを外したらキャリアの選択肢が増えた｜スクラ9期生 石附結実さん＜後編＞
働く女性がチームで成果を上げるためのスキルを学ぶオンラインスクール「スクラ」。最近スクラでの学びを終えた修了生たちは、今、どのような手応えや変化を感じているのでしょうか？
今回のゲストは2024年3月にスクラを修了した9期生の石附結実さん（づきさん）。聞き手は、スクラ説明会でスピーカーを務めるスクラ運営事務局の桐山梨奈です。
前編からぜひご覧ください。
※noteに掲載されている写真は、インタビューさせていただいたスクラ生の許可を得て掲載しております。
マネージャーに対する見え方ががらりと変わった復職後。仕事の進め方にも変化が！
桐山：づきさんから、スクラでの学びを通して「事実と解釈を分けて考えられるようになった」というお話を伺いました。それができるようになったことで、復職後に何か変化を感じましたか？
づきさん：私は復職後も同じ人事領域の仕事をしており、メンバーも顔なじみの方が多い職場です。改めてスクラでの学びをもって復職してみると、時間貢献を強いられ、毎日すごく忙しそうで、疲れているように見えていたマネージャーたちも、実は大変だけど充実していて楽しそうだと見えてきました。
全員一律で時間貢献しているわけではなく、みなさん1人ひとりの事情を持ちながら、自分なりのスタイルを探求し、多様な働き方を体現しているんじゃないかと思えたんです。
桐山：以前と変わらないメンバーと働いているのに、事実と解釈をわけたことで、見え方が変わってきたんですね。以前は「メガネをかけて見ていたのか」みたいな気持ちですか？
づきさん：まさに、そうですね！みなさん、本当は楽しく働いていたんだと、景色が変わって見えました。
桐山：そんなふうにマネージャーの方々の多様な働き方が見えてきて、づきさんの接し方やご自身の仕事の進め方で何か変わったことはありましたか？
づきさん：私自身はまだチームメンバーではありますが、スクラの講義でマネジメントの役割について理解が深まったことで、マネージャーの動きの意味がよくわかるようになりました。
この仕事は何のためにやるのか、じゃあ私はどんな行動をすればいいのか、と納得感を持ちながら進められるようになりました。見える景色が変わったことで、以前よりも仕事が面白いと思える瞬間が増えました！
桐山：マネージャーがどういう視点で仕事をしているのか、づきさんもちょっと上に上がって見えるようになったんですね。身長が低かったのが高くなり、見える景色が変わるようになった、まさにそんな姿をイメージしながらお聞きしました。
づきさん：はい。本当にこれまでの自分は、すごく色んな思い込みを持ったうえで、自分が正当化できる理由をつけて見てしまっていたのだと、反省する部分もあります。
桐山：スクラ修了生で「同じ職場に戻っても、以前とは見える景色が違う」と言ってくださる方は多いのですが、そういうことなのかと、今、私の中で腹落ちしました。
マインドの変化が得られたのは、自分に向き合う時間をつくったから
桐山：これを読んでくださる方の中には「育休をどんなふうに過ごそう」とか「管理職は自分のキャリアの選択肢ではない」とか、感じていらっしゃる方も多いかなと思います。そういった方たちに向けて、づきさんからのメッセージをお願いできますか？
づきさん：私は2人目の育休が自分に向き合うすごくいい時間になったと思っています。
私自身、元々はあまり昇進意欲がなく、自分のキャリアとしては人事領域の中でできることを増やし、横に横に広げていければいいかなと思っていました。それが、スクラでの講義や仲間との壁打ちを経て、マネージャーの役割やその魅力をしっかりと言語化してみたとき、縦に伸ばしていくキャリアも魅力的だと思えるようになりました。
こうしたマインドの変化が得られたのは、育休中に立ち止まる機会があったからです。毎日の育児の中で立ち止まるのも大変でしたが、育休は仕事から離れる良い時間でもあると考えました。
桐山：仕事をするのも忙しいし、育児をするのも忙しい…。でも、づきさんはあえてちゃんと自分に向き合う時間をとったからこそ、復職後に違う風景が見えてきたんですね。
づきさん：はい。ただ、自分1人ではモヤモヤを分解したり、深いところまで内省したりは難しかったと思うので、スクラのメンバーと考える時間が持ててよかったと思っています。
実はスクラに入るのは、最初はちょっと無理したところがありました。育休中は育児と家事で忙しく自分の時間も取りにくいので、さらにスクラをプラスするのは勇気がいることでした。でも、その分、すごい価値があったなと感じています。
桐山：ありがとうございます。づきさんが今後、職場でやっていきたいことや思い描いていることがあったら教えてください。
づきさん：正直、出産を経て自分も変わり、その間会社も周囲もどんどん変化していたことを思うと、将来を明確に想像しきれないところはあります。それでも、自己成長は続けていきたいので、今ここにいる自分を肯定しながら、今この瞬間を楽しんでいきたいなと思っています。今を楽しんでいれば、その先にも明るい未来が待っていると、単純ですが、感じています。
桐山：いいですね！今日久しぶりにづきさんとお会いしたんですが、対面した瞬間にすごく笑顔だったので充実していることが伝わってきました。今日はお忙しい中、ありがとうございました。
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本企画はVoicyとの連動企画です。本稿はVoicyでの対談を編集したものです。生対談はVoicyチャンネル「今日のワタシに効く両立サプリ」でぜひお聴きください。