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#1168 求められる役割と、自分の力量に"圧倒的なギャップ"を感じるとき

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は木曜日ですので、毎週木曜日恒例、一緒にこのチャンネルを運営するなつさんの質問コーナーをお届けしたいと思います。
早速、いきましょう。
今日のなつさんの質問はこちらです。

求められる役割と、自分の力量に圧倒的なギャップを感じるときにできること

【先日、長女の中学校で初めての運動会に参加したなつです。
カラー対抗戦だったのですが、生徒が自分たちで振り付けしたダンスを踊ったり、ムカデソリソリという初めて見る競技もあり、子どもと一緒に青春体験を楽しみました。】

なんでしょうね、ムカデソリソリって。
続きます。

【今日は、求められる役割と、自分の力量に圧倒的なギャップを感じるときにできることをテーマにあげたいと思います。
NOKIOOの仕事の中で、ミドルリーダーやその候補者の方と接点を持つ機会が多いのですが、職位が上がることで部門全体や会社全体に視座を上げ、さらに未経験領域もカバーしながら役割を担うという状況で、現状の自分自身の力量とのギャップを感じている方もいらっしゃる印象を持っています。
私自身も、経験の延長線上にあることはイメージできても、その範囲を越え、想像もつかない領域を担う場合は、現状の自分との圧倒的なギャップに迷子になってしまうことが何度もありました。
自身の経験や力量を越えた役割を担う中、そのギャップに押しつぶされそうになった時にできる一歩について、ぜひ小田木所感を教えてください。
この春、異動や昇進で立場が変わったリスナーさんや、そんな部下を支援する上司の皆さまに、お役に立てる放送になったらうれしいです。】

というお題ですね。
なつさん、今週もありがとうございます。
改めて今回のテーマは、「求められる役割と自分の力量に圧倒的なギャップを感じるときにできること」ということでお題をいただきました。
自分の経験の延長線上にあることはイメージできても、その範囲を越えた役割や領域を担う場合、今の自分との圧倒的なギャップに迷子になってしまうことがある。このギャップに押しつぶされそうになった時にできる一歩について、小田木所感を教えてください。こんなお題をいただきました。

これまでも何度もあったし、これからも何度もある

ここから小田木所感なんですけれども、これは本当にあるねって感じですよね。あるある。
もっと言うと、私自身もこれまでも何度もあったし、これからも何度もあるなと思っているタイプです。
例えば私の場合、職種を変えて転職した時とか、プレイヤーからリーダーになった時とか、役員になった時、親になった時もそうですよね。
全く経験の延長線上にないどころか、想像もつかないみたいな。このギャップは衝撃でしたね。あと、新規事業を立ち上げるとか。本当にギャップの連続だなと思います。
なので、あるねー、あるある。そしてこれからもきっと何度もある。
そんなふうにとらえていますし、あと振り返ってみると、この状態で何が起きるのかというと、一度は殻に閉じこもろうとするんですよね。私もそうでしたけど、例えば、「こんなに忙しいのに無理」とか「私は私なりに頑張っているのに」とか「リソースが足りない」とか「自分の強みと違う」とか「状況が悪い」とか「環境が難しい」とか、殻に閉じこもって、自分を正当化できたらどんなに楽だろうか楽な方向に行きたい気持ちもめっちゃ分かります。
でも、今、振り返ると、できるかできないかじゃなくて、できるようになりたいかなりたくないかでいくと、きっとみんなができるようになりたいだと思うんですよね。
なので、そんなときのスタンスとか、踏み出す一歩みたいな、そんなテーマで話ができればいいのかなと思いました。

変化できる種でありたい

ちなみに私がこれ系を考えるときに、いつもふと思うことがあるんですけど、生物の進化って強い種が生き残るんじゃなくて、変化できる種が生き残る、これが当てはまるよなと思うんですよね。
あと、最近の気づきだと、アニメ『ブルーロック』にはまりましたという話をしたじゃないですか。これはサッカーのストライカーを「ブルーロック(青い監獄)」という場所で作り上げるという架空のストーリーなんですけど、主人公の潔世一くんは、県大会敗退のチームにいて、自分自身も特に目立った強みもないし、スペシャルな能力もないなというスタートラインで自覚を持っていた一人なんですけれども、この「ブルーロック」という場所でフィールドの状況に適応して進化できるという自分の強みを発見し、しかも固定概念とかこれまでの成功体験にこだわらずに、何度でも自分の考えを書き換えできる、これによって頭角を現していく、そんな話なんですよね。
なので、私も変化できる種でありたいなと思うところが、一応スタートラインになっています。

もがいて、もがいて、もがきまくる

なつさんのお題に戻ると、ギャップに押しつぶされそうになった時にできる一歩なんですけど、あくまで小田木所感ですよ。
私は、とにかくもがく。この一言に尽きるなと思います。
とにかくもがく。もがいて、もがいて、もがきまくる
藁をもつかむ思いという言葉があると思うんですけど、そういうもがき方ですよね。
ただ、私自身も何度ももがきまくってきた中で、もしも正しいもがき方があるとしたらこの辺かなと思うところがありますので、今日はそれを小田木所感として紹介したいと思います。

上ばっか見ない

正しいもがき方その一は、上ばっか見ない
大きいギャップがあると、つい上ばっか見上げちゃうんですけど、それだと首が痛くなっちゃうと思いません?
首を痛くしながら、「ギャップが大きい、どうしよう」ばかり考えても、本当に動けないんですよね。
しかも上を見上げて、「高いなー」「遠いなー」と首を痛めながら嘆いてもギャップを埋まらないなと、私自身も数々の経験で思いましたので、上ばっか見ない。
じゃあどこを見るかというと、やっぱり目の前。足元ですよね。
目の前の具体的なことに集中する
たぶんこんな時こそだと思います。
今日やる気らなきゃいけないことに集中してちゃんとやりきるとか、今週完了させたいこと、ここを頭において計画的に進めるとか、今、できる範囲でのベストを積み重ねていく。
最悪なのは、上ばっか見上げて心配するあまり、今、できることもいまいちできなくなって、ますます自信をなくして、負のスパイラルに陥るということだと思いますので、上ばっか見ない。目の前の具体的なことに集中する。
これが、正しいものがき方その一かなと思います。

経験で埋められないピースを取りにいく

二つ目は、経験で埋められないピースを取りにいく
まさになつさんも「経験では想像がつかないこと」という書き方をしてくれてますけど、これがたぶんギャップの大きさに押し潰されるようになるような状況の特徴だと思うんですよね。
例えば、初めてマネージャーになりました。プレイヤーとしての仕事のしかたしか知りません。参考にしたいお手本もないです。
そうすると、今のままでやっても望む進化は起きない。かつめちゃくちゃ時間がかかる。
ということは、経験で埋められないピースは、外に探しにいくしかないなと思います。
本当になんでもいいんですよ。本でもいいし、Voicyでもいいし、セミナーでもいいし、学校でもいいし。
私たちが運営するオンラインスクールスクラというのは、チームで成果をあげる仕事のやり方、これは現場で経験し続けても、時間がかかっちゃうなとか、今の延長線上にないな、という人のために作った機会でもあるので、そういったものがたぶん探せばあるんだと思います。
あとは、教えを乞うとか、助けてもらう、サポートしてもらう、フィードバックをもらう。
一人で抱え込まず、人の力を借りてでも、このピースを探して取りにいく。
これが、正しいもがき方その二かなと思います。

混乱期を受け入れる

最後三つ目は、これですよね。
過去放送でもお話ししましたけど、混乱期を受け入れる
ギャップを感じて、「うわ、全然できねー」みたいなときは、今から言うようなことに慣れてないというシーンになるんですよね。
例えば、しばらくできない自分に慣れてないとか、評価されない自分、自身が持てない自分とか、モヤモヤを常に抱えている自分、新しい知識の吸収が必要な自分とか、慣れた時間の使い方を変えなきゃいけない自分、こういうの全部に慣れてないので、今までの気持ちのいい状態とは圧倒的に違う混乱状態に陥ります。
が、今は混乱期なんだ。しばらくこれは続くんだ
もうこれを受け入れちゃうんですよね。
すごい混乱期で、ちょっとばかりつらいけれども、きっと必要な進化の道の上にいるんだ
これが私の心の支えになったなと思います。
例えば、30代でも40代でも、「まだ守りに入るには早いぞ、朝子」とか、「今、変われたら、きっと可能性が広がるぞ」そんなふうに自分を励ましながら混乱期を受け入れていけるといいなと思います。

適応と進化は立派なスキル

こういった適応と進化は、一つの立派なスキルだと思いますので、繰り返せば繰り返す分だけ磨けていけるんじゃないかなと思いますので、進化した先の自分に期待をしつつ、一方で、目の前のことに集中し、経験で埋められないピースを探して、混乱期を受け入れていく。
こんなような心構えがあると、少し違うんじゃないかなと思っています。
この両立サプリもそんなときにも聴いてもらえるチャンネルになれたらいいなと思いました。

なつさん、ありがとうございます。
ということで今日の放送は、「求められる役割と自分の力量に圧倒的なギャップを感じるときにできること」でした。
それでは、次のコーナーで「先週の一番放送とコメントありがとうございます」をお届けします。

先週の一番放送は、対話のコツをカジュアルに解説したあの放送!&今週のコメントご紹介

続きはぜひVoicyでお聴きください。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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