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#792 小さい頃の経験で結果として今役に立っていると感じることってありますか

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、自分で頑張るという勝ちパターンを手放そう、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は、あいちゃんの質問コーナーです。
以下は、あいちゃんからです。
今日のテーマは、『小さい頃の経験で、今、役に立っていること』です。

小さい頃の経験で、今、役に立っていると感じることはありますか?

【私は、小さい頃、本当にたくさんの習い事をしていました。
そのすべてが当時の自分がやりたいと言って、両親に習わせてもらっていたのですが、振り返ってみると、当時の経験が今の自分に役立っているなと感じることがいくつかあります。
そこで、今日は小田木さんに、小さい頃の経験で結果として、今、役に立っていると感じることをぜひお聞きしたいです。
小さい頃の小田木さんが、どんな少女だったのかも気になります(笑)】

あいちゃん、毎週ありがとうございます。
今日のテーマは、小さい頃の経験で、結果として、今、役に立っていると感じること。
なるほどね。皆さんはどうですか?

ちなみに、あいちゃんは結構習い事少女だったんですね。
たくさん習い事をして、しかもすべて自分がやりたいと言って始めて、役に立っているなと感じることがある。
なかなか最高のサイクルですよね。
それに対して私は、この質問いただいて、「ええ?何だろう」と感じていますので、たぶん今日の放送はゆるい放送になるかと思います。

私の子ども時代

どんな子ども時代でしたか?という質問も兼ねてもらっていますので、私の子ども時代も兼ねて振り返ってみたいと思いますが、今日はカジュアルに聴いていただけるとありがたいです。
まず、私の子ども時代、かつ生活した環境というのは、平たく言うと、昭和末期の地方の田舎です。
代々農家を続ける家で生まれましたので、環境はそんな感じなんですね。
地方の田舎って、どのぐらいだったのかというと、学校がめちゃくちゃ遠いんですよね。自宅から。
私の実家は、お茶農家ですので、見渡す限りお茶畑が広がる、広大な茶畑エリアの中にポツンと一軒家状態なんです。
そうすると、学校がめちゃくちゃ遠いんですよね。
片道50分強かけて毎日歩くという生活をしていました。
足腰は鍛えられるけれども、足は速くないという。
片道50分かけて通う小学校は、当時で一学年だいたい40人ぐらいの2クラスしかないのですが、ただ、この40人の同級生は、保育園から中学校卒業まで、ほぼ12年間、エスカレーターで他校と交わることなく、ずっと同じメンバーで進学をするという、そんな環境でした。
まず一つ、学校が遠い。

そして、二つ目は、お店がない。
私が暮らしていた地域は、たまに社会の教科書で出てくる「牧之原台地」といわれる、台地になった上のエリアなので、台地の上のエリアは、お茶畑が広がっていて、ここにはコンビニエンスストアとかドラッグストアといった便利なお店はないんですね。
お店に行きたい場合は、車に乗って、さらに台地の下に降りることが必要だったので、本当にのどかで静かな場所でした。
お店がないので、当然大手学習塾もありません。
先生が自宅でやるタイプのお習字とか、寺子屋的な塾はあったのですが、例えばスイミングみたいな施設型の習い事は、車で30分かけて行く感じの距離感です。

ちなみに、この時代がすべてそうだったかというと、たぶん違って、同年代で浜松市街地で育った夫は、サッカーをやって、塾に通ってという忙しい子ども時代を過ごしていたようですので、今、振り返ってみると、地域特性だったんだなと感じています。
ただ、そういった環境にあっても、例えば、野球をやったり、サッカーをやったり、スイミングに通ったり、そういう同級生もたくさんいましたので、それに対して私が習い事をしない子どもだったというのが、環境にかけ合わせて特徴だったと言えるんじゃないかなと思います。

ちなみに母は、やりたいことがあれば、ぜひやってというタイプだったのですが、まず私が何もしないのが好きなんですね。
外に出るのは嫌い。家にいるのが好き。運動も苦手。
性格的にも、一言で言うと大人しくて、人前でしゃべるのはおろか、人前に出ていくのはあんまり好きじゃないタイプだったので、特に習い事もせず、基本的にはおうちにいるという、そんな生活を毎日を送っていたなと思います。

じゃあ、相当時間があったと思うのですが、何をしていたかな?と思うと、一つ、好きだったのは、絵を書くこと。
本当にお絵かきレベルですけれども。
なので、そういう意味では、今でも子どもとお絵描きをするのには困らないかなと思います。

犬と猫が常にいるおうちだったんですよね。
今でいうフクちゃんのように、お世話をするというよりも、犬も猫も完全に共同生活者みたいな位置づけでしたので、そういう意味では、そこにいるけれども、お世話をする感じではない、なんかほどよい距離感だったなと思います。

なので、余った時間は何をしているかというと、基本的に妄想してました。今、考えても、確かにそうだなというのは、毎日往復約2時間、とぼとぼ一人で歩くわけじゃないですか。
そうすると、この2時間が丸々妄想タイムになるんですよね。
どんなことを考えているかというと、「この森って深いよな。もしかしたらこの森に熊が住んでるかもしれない。ガオって出てきたらどうしよう。」こんな感じのことを考えながら、歩いたりしていました。

今、役に立っていると感じること

そんな感じの、あいちゃんの質問の答えにはなっていない話ですけれども、小さい頃の経験で結果として、今、役に立っていることは何ですか?と問われて改めて考えてみると、そんな子ども時代ながら、二つぐらいあるかなと思いました。

まず一つは、わが家はお父さんが本を読むのが好きで、新聞も常に三誌ぐらいとっている家だったんですよね。
なので、自然と本は読むようになりましたし、活字は今でも大好きだなと思います。
新聞は、当時大人が一生懸命読んでいるのを見て、「それ、そんなにおもしろいですか?」って感じだったんですよね。
私のおばあちゃんも、新聞を読むのが好きで、朝の家事を終えると、やれやれやっと新聞が読めるみたいな感じで、嬉々として新聞を読んでいるんですよね。
当時は分からなかったのですが、自然と新聞を読むようになって、そのまま習慣として定着しているので、これはもしかしたら、今、考えると役に立っていることなのかなと思いました。

もう一つは、本の中に料理本のジャンルが結構あったんですよね。
これは母が集めていたのですが、これも見るのがめちゃくちゃおもしろかったんですね。子どもながらにも。
お菓子の本から料理の本まであったので、妄想好きには写真満載の料理本というのは、結構大好物ジャンルなんですよね。
なので、ぼーっと眺めながらいろんな妄想をするのが好きという、その一つが料理の本というジャンルだったのですが、たぶんこの頃の好きが影響して、社会人になってから自分で料理本集めにはまりまして、一時は100冊ぐらいあったなと思います。
中華とか、和食、スパイスカレーとか、野菜も素材別の調理法、とにかくおもしろいなと思った料理本を買い集めるのが好きになってはまり、これを何に使うかというと、レシピ通りに作ることはほとんどしなくて、いろんな本を斜めに見ていろいろインプットする。
その上で、組み合わせてアウトプットするというのが、すごい楽しいんですよね。
何を混ぜるとどんな味になるかとか、基本の調理パターンがきちんと書いてあるので、それをベースにいろんなものをサクッと作っておいしい。
この経験のおかげで、作って食べるのには苦労しなくなったなと思います。

子供時代の経験って何がどうつながるか分からない、だから焦らない

そんな感じかなと思います。
私自身は、そんな子ども時代を送って、今、自分が子どもを育てる立場になって思うのは、改めて子供時代の経験って、何がどうつながるか分からないなと思います。
今、わが家の子どもたちも、いくつか習い事をしたり、やめたりしていますけれども、子どもたちに「焦らないように」と思う気持ちを手放さないように、私は自分に言い聞かせてます。

例えば、スイミングを始めて、ぼちぼちやって、ぼちぼちなタイミングでやめる。
親的には、「えー、もっと熱中してほしいな」とか思うのですが、例えば、興味を持つ・持たないというのは、人によって違うじゃないですか。
「自分はこれ」というものがすぐに見つかるケースもあれば、ずっと見つからない中で、大人になってから見つかるケースもある
なので、その子なりの成長スピードや個性があって、人生は長いんだから、親として焦らないようにしよう。
そんなふうに思うに至っております。

ゆる金に近い、ゆるい放送になりましたが、お聴きいただき、ありがとうございます。
今日は、あいちゃんの質問コーナーで、「小さい頃の経験で、結果として、今、役に立っていると感じること」を考えてみました。
皆さんは、何かありますか?
よかったらコメントをください。

先週の一番放送は「見えない天秤問題」

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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