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#785 主観的すぎると“イタイ“?自分を客観視できる価値が向上している

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、重い荷物を降ろして本当に大事なことに目を向けよう、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

パーセプションの勉強会をしました

今日は、私が仕事の中で考えたことを放送させていただこうと思います。
まず、考えるきっかけになった出来事がありまして、それは何だったかというと、昨日、チームの高力さんと古賀さんが、自主企画してくれた勉強会に私も参加させてもらったんですね。
私たちNOKIOOという会社は、隔週で30分勉強会というものが開催されていまして、「edge NOKIOO(エッジノキオ)」という名前なのですが、みんなでテーマを出し合って、その中で一番聞きたい人が多かったテーマを次回の勉強会テーマにする。
これをずっと続けているのが、隔週の30分勉強会なのですが、これとは別に、昨日は高力さんと古賀さんが、「事業に必要なことを、私たちが勉強会の企画をしますので、みんなでワイワイ勉強をしましょう。」と言って、事業部横断で声をかけてくれて、私を含めて、リアルで12人くらい、参加したかったけれども予定があって参加できないという方のために動画も共有できる形にして、一時間かけてワイワイ勉強会を開催したという流れになります。

この勉強会のテーマが何だったかというと、今回はパーセプションだったんですね。
「パーセプション?」って思いますよね。
私も言葉としては、今回初めて勉強させてもらった概念なのですが、パーセプションは一人一人の中にある客観的な認識を作るとか、変えるとか、守るという発想で、例えば、事業やサービスレベルのブランディングであるとか、プロモーション、そしてマーケティングを本質的なものにしていこうという考え方なんですよね。
本田哲也さんという方が書いているパーセプションに関する書籍二冊を題材にして、古賀さんと高力さんがそもそもパーセプションとはどんな概念なのか?どんな事例があって、どうやって実践していくのかをみんなで共有しながら、自分たちの事業にどう生かせるを考えていく。
こんな時間でした。

一人一人の中にある客観的な認識を作るとか、変えるとか、守っていくとは、どういうことなのか?ここも分かるような、分かりにくいような感じじゃないですか。
例えばとして紹介されていた事例がいくつかあるのですが、例えば、メルカリってあるじゃないですか。
メルカリさんが、事業を立ち上げて今に至るまでにずいぶん印象が変わったり、今、すごく愛されるブランド、サービスになっているなという手ごたえがある人はいませんか?
そんなメルカリさんも、立ち上げた当初は、例えば、「個人間売買ってどうよ?」「法令遵守しない温床になるんじゃないか?」とか、ともすれば「泥棒市場なんじゃないか?」こんなような印象を世の中から持たれていたと。
これは本に書いてある事例ですよ。
私自身はメルカリが大好きですので、そういう前提で聴いていただければと思うのですが。
過去にはそんな感じで、「法令意識の低いサービスや会社なんじゃないか?」と思われていたところを、今や、CtoCというマーケットを開拓したテクノロジー企業であり、CtoCマーケット全般を信頼されて、そして誰もがアクセス可能で安心して使える市場に変えたというブランドを確立しているんですよね。
私たちが、今、知っているメルカリさんというのは、後者のほうのイメージが私たちの頭の中の認識にあるんじゃないかと思います。

もっと身近に考えると、例えば、冷凍食品はちょっと前は「冷凍食品」
=「手抜き」とか、お弁当のおかずみたいな感じだったものが、今や立派な夕食の選択肢ですよね。
冷凍餃子が冷凍庫に欠かせないというおうちもあると思いますし、ちょっとリッチな味をおうちで楽しみたいときの選択肢になっているところもあるんじゃないかなと思いますし、おいしくて、それでいて手軽。
こんなイメージが、私たちの認識として形成されていったというところも、冷凍食品というジャンルをメーカーが不断の努力でパーフェクション認識チェンジをしてきた結果じゃないかなと思います。

私たち一人一人の中にある、サービス・ブランドに対しての認識をどう変えて、それによって行動をどう変えていくかというテーマについて、みんなでワイワイ学んで、やっぱりみんなで学ぶっておもしろいなという手ごたえだとか、仕事を良くしたいとか、事業をもっと前に進めていきたいという中で、ともに学び合う、新しい知識に触れながら対話をしていくことが、すごくすごく大事だなということを改めて実感した機会でした。

忙しい時間を縫って企画してくれた高力さんと古賀さんに、心からありがとうと伝えたいという、そんなことを前半に話しつつ、私が仕事の中で考えたこと、以下は小田木所感ですが、どんなことを思ったかというところを、もう少しお話しさせていただきたいと思います。

主観的すぎるとイタイ?

きっかけになった出来事の話で、つい熱中して5分ほどしゃべってしまったのですが、ここからは本の内容でも勉強会の内容でもなく、小田木所感です。
実は、この勉強会のプロセスの中で、私は一つ、めちゃくちゃ気になった、そして刺さったキーワードがありまして、それは何かというと、「主観的すぎるとイタイ」こういう言葉があったんですよね。
結構衝撃のキーワードじゃないですか。
主観的すぎるとイタイ。
書籍の文脈としては、「パーセプションが大事である」という背景に、自分自身を客観視できることの価値が向上している。だからこそ、自分自身を客観視して、今、どういう認識が形成されているかを知ることが大事である。
それに反して、主観的すぎる人やブランドはダサいし、イタイ。
こういう文脈なのですが、「主観的すぎるとイタイ」というキーワード、そして「自分自身を客観視できることの価値が向上している」というのが、めちゃくちゃうなずきしかないなと思ったんですよね。
「確かに!」って思いませんか。

そう考えると、ブランドや事業を前に進めるだけではなくて、人と人が関わって、例えば、チームで仕事をするとか、人の輪の中でキャリアを実現していく中で、自分の都合ばっかりだとうまくいかないということを、私たちは肌感覚で知っているじゃないですか。
だからこそ、「主観的すぎるとイタイ」ということが、結構身に染みるんじゃないかなと思います。

ちなみに、「主観的すぎる人」例えば、自分の都合ばかりな人って、どんな人をイメージしますか?
たぶん頭に浮かんでくるのは、「主張の強い人かな」とか、「自分の意見を押し通しちゃうような、声の大きな人かな」こういうイメージが、割りと湧いてくると思うのですが、これももちろん「自分の都合ばかり」という人の典型例かもしれないですが、私はさらに普通の私たちが注意すべきは、表では主張が強くなかったとしても、頭の中が自分の主観でいっぱいになっちゃうこと、これに対して注意を喚起してくれているのが、「主観的すぎるとイタイ」というメッセージじゃないかなと思いました。
イメージできますか?

残念な空気のよみかたってあると思う

頭の中が自分の主観でいっぱいになっちゃっている状態。
これへの注意喚起をしてくれているなというメッセージとして、私は受け止めたのですが、パーセプションの文脈の中でも、空気を読むことは大事だと言っているんですね。
例えば、ブランディングにおいては、社会に流れる空気であったり、会社や職場においては、今、ここを包んでいる空気をきちんと客観視することが大事になってくるのですが、そこに実は、残念な空気の読み方ということもあるんじゃないかなと思っていて、私が思う「残念な空気の読み方」その一は、読んでいるようで読んでいない

読んでいるようで読んでいない

どういうことかというと、例えば、「どう思われるだろう?こんなことしたらどう思われるだろう?相手は自分のことをどう思っているんだろう?」という状態で、具体化・客観化がないまま、「どう思われるだろう?」とぐるぐる回っちゃっている状態。
これが、読んでいるようで読んでいないの典型かなと思います。

読んでいる空気自体が主観的

もう一つ、残念なケースが、読んでいる空気自体が主観的
例えば、「あの人はああいう人に違いない」とか、「きっと自分はこう思われている」「こんなことを言っても、受け入れられないんだろう」これも読んでいるようで、読んでいないんですよね。
読んでいるっぽいけれども、読んでる空気はすべて自分の主観で構成されている
これも残念な空気の読み方になってくるんじゃないかなと思います。

なので、ここで言う「空気を読むことは大事だ」ということは、どういう状態かどういう認識がそこにあるのかを客観視することなんだなと、腹落ちしました。

対話することで、自分の中の視点を増やす

そう考えると、じゃあ、どうやって自分自身を客観視し続けるのか?というところに改めてたどりつくと思うのですが、そこに一つ方法があるとしたら、私はだから対話なんだなということを改めて思いました。
一人が想像できる想像の範囲って限界があるじゃないですか。
一人で気付けることはたかが知れてますし、一人で考えていることはどこまでいってもやっぱり主観で覆われがちになってくる。
だから対話なのですが、対話というのは、相手がどうものを見ているか?そして、相手がどんな意味や解釈をそこに見いだしているかを聞き合うことで、自分の中の視点を増やすことにつながると思うんですよね。
それを通じて、自分の考え方の偏りを修正する糸立てそのものが、やっぱり対話なんだなと思うに至りました。

まとめると、「主観的すぎるとイタイ」そんなイタイ人にならないように、自分自身を客観視できる状態をキープしたいねというのが、今日の放送の本論でして、そのために空気を読むことが大事だけれども、空気を読んでいるようで読んでいない状態、自分の頭の中が自分自身の主観でいっぱいになっちゃう状態に注意をしながら、そんな状態を防いで、自分の視点の偏りを修正するために、やっぱり対話をちゃんとしていく。
こういうサイクルが日常的に回せるといいよね。
そんなことを思ったという話でございました。
お聴きいただき、ありがとうございます。

あなたもパーセプションチェンジ体験してみませんか?

ここからは、アナウンスチャプターです。
今月3月の90分腹落ちオンラインセミナーがいよいよ来週開催となりました。
3月15日水曜日の15時から16時30分の90分で開催させていただきます。
今回の90分腹落ちセミナーの企画は、『“人が育つ”研修の企画・仕組み・評価をアップデートする着眼点』こんなテーマでお届けをするのですが、人事はドンピシャですという方は、ぜひ一緒にワイワイしたいなと思いますし、今日の放送で「パーセプション」一人一人の中にある客観的な認識を作り変えるというところをテーマにお話しさせていただきましたが、ここと無理やりつなげるとしたら、おそらく今回の90分腹落ちセミナーは、企業の中で学ぶことのイメージだとか認識をどう変えていくか、人事や組織という観点でももちろんですし、ともすれば、一人一人のビジネスパーソンとして、企業の中で学ぶことをいかにパーセプションチェンジしていくかということも、織り込みながら楽しい時間にできるんじゃないかなと思います。
おなじみ沢渡あまねさん、今回は伊達洋駆さんという、スペシャルなおもしろい着眼点を私たちに提供してくれるゲストも一緒になって開催させていただきますので、きっといい時間を提供できるんじゃないかなと思っております。
おもしろそうじゃんとか、パーセプションチェンジを体験してみようかなという方、ぜひ遊びに来ていただけるとうれしいです。
放送にリンクを貼っておきます。

最後までお聴きいただき、ありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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