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#640 “コスパのいい“質問とは?〜再現性を聞こう〜

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、出産を仕事のやり方変革のチャンスと捉えたい、あなたのためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。


#質問する力

今日は、Voicyさんが全体で展開されている、ハッシュタグ企画にのっとって放送したいと思います。
今日のハッシュタグは、『 #質問する力 』です。
毎回、「そう来たか」というハッシュタグを考えられててすごいなと思うのですが、”質問する力”、質問がキーワードだと思いますが、質問をすることに対して、どんなニーズがあるか私なりに想像してみました。
まずは、「良い質問をしなきゃ」という気持ちを、私も含めて多くの人が持っていませんか。
他には、聞きたいことがあるけれども、何をどう聞いていいか分からない、というケースもあると思いますし、質問するには相手が必ずいますので、相手にどう思われるか気になることはないですか。
例えば、聞きたいことがあるけれども、「こんなことを聞いたら相手にどう思われるかな?」とか、「これはもしかして自分で考えなきゃいけないんじゃないの?」とか、ともすれば、「これを聞いちゃったら、すぐに答え聞きたがるなと思われたらどうしよう」こういうニーズが絡み合って、質問は確かに難しいなと感じます。

いろいろありますが、今日は「良い質問をしたい、できるようになりたい」というニーズは、私も含めて、結構皆さんの共通であるんじゃないかなと思いますので、良い質問について、私なりの小田木所感を共有したいと思います。

“コスパのいい“質問とは?

そこからいくと、そもそも良い質問ってなんだ?ここがまずスタートになりますよね。
例えば、自分の力になるような質問なのか、もしくは、適切な答えが返ってくる質問なのか、もしくは、相手に考えさせる質問、こういう定義もあるかもしれないですよね。育成とか指導の中でですかね。
もしくは、周りにも人がいる中で「あの人、すげえ」みたいな感じで思われちゃう質問。
こんな発想もできるのですが、私が考える良い質問の今日の放送上の定義は、『コスパの良い質問』にしたいと思います。
いわゆるお得感ですよね。
お得感の高い質問は何かというと、私は”再現性を聞く質問”だと思っています。
”再現性を聞く質問”。
リアルなイメージを持つために、”再現性を聞かないケースの質問”と、”再現性を聞いているケースの質問”を対比で話してみますので、ちょっと想像してみてください。

再現性を聞こう

まず、”再現性を聞かないケースの質問”はこちらです。
「会議でなかなか発言をしてもらえないのですが、どうしたらいいですか?」これは再現性を聞いてない質問で、お得感が低め。
「どうしたらいいですか?」というのは、質問の定番の聞き方ですよね。
これにお得感を乗せるとしたらどういう聞き方になるのかですが、例えば、「積極的な発言を促すポイントは何ですか?」もしくは、「有効な会議運営で大切なことは何ですか?」こんな感じですね。
「どうしたらいいですか?」を「ポイントは何ですか?」もしくは、「大事なことはなんですか?」という言い換えをしている。そんなまとめができると思います。
もう一つ例をいうと、「社内人脈を広げるにはどうしたらいいですか?」これがお得感が低めな質問で、これを再現性を聞いてお得感を高めるとどうなるかというと、例えば、「社内人脈の広い人が習慣的にやっていることは何ですか?」こんな感じですね。
お得感が低めは、「どうしたらいいですか?」もしくは、「どうしたらできますか?」と聞いちゃってるもの。
これがなぜお得感が低めかというと、「どうしたらいいですか?」という聞き方は、私自身の具体的な状況へのアドバイスを求めてるんですよね。
もちろん、今の自分の状況への具体的なアドバイスがほしい時はあるのですが、どんな点でお得感が足りないかというと、応用は自分で考えなきゃいけないんですよね。
さらにノウハウそのものは、たぶんよく分からない回答が返ってくると思うんですよ。なぜなら、私自身への具体的状況への具体的なアドバイスを求めているので。
これが”再現性を聞く質問”になると、どうなるのか。
具体的には、「ポイントは何ですか?」とか、「欠かせないことはなんですか?」と、習慣を聞いたり、心がけを聞いたり、汎用的な具体的な行動を聞くというのが、”再現性を聞く質問”になるのですが、それだと、上手な人や経験が豊かな人のノウハウや法則を聞けることになるんですよね。
これがいわゆる再現性ですよね。

再現性を聞けると応用力が抜群

再現性そのものを聞けると、まず応用力が抜群なんですよね。
例えば、さっきの「会議でなかなか発言をしてもらえないのですが、どうしたらいいですか?」という聞き方をやめて、「積極的な発言を促すポイントは?」という感じで聞くと、「社内会議だけじゃなくて商談でも使えるな」とか、「メンバーの1on1でも使えるな」とか、「親子の会話の中でも生かせるかもしれない」とか、発言が出ない会議への具体的なアドバイスではなくて、相手から積極的に発言を引き出すためのノウハウそのものを聞いているので、そういう意味で応用力が抜群ですね。
そうなると当然、他でも転用可能になるし、相手のノウハウが凝縮されているので、テーマに対しての本質がつかめる。
どうですか?同じ質問にしても、超お得な気がしませんか?

そんなわけで、私的には良い質問とは、”再現性を聞く質問”で、それはとてもコスパのいい質問だなと、考えているという話でした。
くれぐれも、「どうしたらいいですか?」と聞いてはいけないという話ではないので、皆さん、そこのところ、よろしくお願いします。
「どうしたらいいですか?」を中心として、自分自身の具体的状況へのアドバイスを求める聞き方と、再現性のあるノウハウや習慣を聞く質問を、両方のカードを持って必要に応じて使い分けられるようになると、私は質問する力そのものが、全体的に爆上がりするんじゃないかなと思っています。
私たちは、毎日忙しい中で仕事やいろんなことをしていますので、コスパの高い質問そのものへのニーズが結構あるんじゃないかなと妄想しております。
いかがでしょうか。

ということで、今日はVoicyさんのハッシュタグ企画『#質問する力』について、コスパのいい質問のコツをお話させていただきました。
キーワードは”再現性”です。

質問テーマに関心ある方へ(過去放送を紹介)

おまけチャプターです。
今回の放送のキーワードは、『質問する力』でしたが、今日の話にもつながる話を、過去にも放送させていただいていました。
なので、質問系のテーマに関心のある方は、良かったらこちらの放送も聴いてみていただければなと思います。
#323 HOW系の質問と、WHAT系の質問、どっちを使う?』
放送のタイトルからは、ちょっと意味が分からないですよね。
これも、質問をうまく使いこなして、仕事をガンガン前に進められるようになろう、そういうコンセプトの放送ですので、リンクを貼っておきますので、よかったらどうぞ。

ここまで話して、ふと思ったのですが、こんな質問に関する放送させていただきましたが、どうか両立サプリを聴く皆さんが、「そんなことをしゃべる人には質問しにくい」と思って、質問を控えることがないように、心から願っております。
いつもコメントや質問ボックスでいただく、いろんな質問に助けられてますので、「どうしたらいいですか?」というフレーズも、どうぞ気兼ねなく必要に応じて対応していただいて、メッセージやご質問をいただけると嬉しいです。

最後までお聴きいただき、ありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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