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#208 つい良い妻・良い人を演じて疲れてしまう問題を考える

今日は4月29日木曜日、祝日になります。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
祝日の木曜日、どんな放送にしようかなと思ったら、木曜日なので、祝日にもかかわらず、リナちゃんがせっせと質問のネタ出しをしてくれています。
今週の木曜日も通常通り、26歳フルリモートメンバーリナちゃんの質問に答えるコーナーをやらせていただきたいと思います。

リナちゃんからです。
【小田木さん、ゴールデンウィークですね。
今年はステイホームの年になりそうですが、結婚してから連休の義実家帰省問題に悩んでいます。
義理の両親はとても良い方たちなのですが、やはり気を使うので、毎回行く度にぐったりしてしまいます。
ここまではあるあるな話ですよね。
ここでぐったりしてしまうというのは、ある意味で『良い妻を演じてしまっている』ことに気がつきました。
これって仕事の中でもあることだと思います。
ついつい「いいよ、やっておくね」とか、良い人を演じてしまう。
それがストレスなくできていたり、ストレスになるくらいなら良い人ぶらないと思えたらいいですか、なかなか割り切り辛いですよね。
少し長くなりましたが、ついつい良い人を演じてしまうという現象について、小田木さんなりに分析していただけると嬉しいです。】
という内容でした。
リナちゃん、いつもありがとうございます。

つい良い妻・良い人を演じて疲れてしまう問題を考える

それにしても、連休の入り口でこのネタを投げ込んでくるというところが、さすがだわって勝手に思っちゃいました。リナちゃん、考えてるわって。
まとめると、こんな感じでしょうかね。
まず、連休の義理の実家への帰省問題。
そこで良い妻を演じてしまっているということに気付いてしまったと。
つい、良い人を演じてしまう問題をどうするか
帰省だけでなく仕事でもあると思うんですよね。こんな投げ込みになります。
先に申し上げておくと、これについて私は、答えも知見も持っていないと思います。むしろ、「皆さんこういうのってどうしてますか?」って聞きたいぐらいなんですよね。なので、「私、こうしてます」というのがあれば、ぜひコメントで教えてください。
ここからはあくまで私のケース、私見ということで話をさせていただきますが、リナちゃんそんな感じだけどいいかな?

私なりに考えたのですけれども、このケースはですね、帰省と仕事は別物として分けた方がいいなって思いました。
要は、デイリーの仕事と、年に数回、もしくは限られた時間の帰省というものは、分けて考えていいかなと思います。

帰省中の僅かな時間の中で、自分らしさというのは一切こだわりません

私のケースなのですが、スープの冷めない距離に夫の両親が住んでいてくれ、常日頃子どもの行き来もあるし、割といろんなコミュニケーションとりながら近くに生活しているという感じになります。
私自身はですね、はっきりと申し上げますけれども、良い妻、良い嫁を演じまくっています。
しかも心からの感謝を添えて、心の芯まで良い嫁になりきっております。
なにかあれば、「はい、お母さんどうされました?」って、「ありがとうございます、お父さん何かあればいつでも言ってください」、「いつも本当にありがとうございます、ポテサラ作ってみました」、「お父さんの好きな芋煮です」こんな感じですね。
私が自分の中で作り上げているのは、「はっきり言って感謝しかないよ、朝子、本当に感謝しなさいよ。」こういったことを自分に言い聞かしております。
例えば、初めての出産も含めて、出産時にいただいたサポート、そして日夜子どもたちの行き来、ここまで仕事を続ける中で、万が一の頼り先って、夫の両親だったんですよね。
なので、この感謝を表現しながら良い関係を築きたいと思うと、良い妻、良い嫁を演じるしかないですよね。
徹底的に演じてます。根はこんな感じですけれども。
それで疲れるかというと、全然疲れないんですよね。まったく。
だって一日のうちで、せいぜい30分とか、そんな感じなんですよね。
一週間の中で一時間だとすると、年間にして50時間足らず。
たったこれだけの時間なんですよ。
なので、むしろそうすることで良い関係がちゃんと築けるのであれば、そのほうがストレスは格段に少ないなって思っちゃってます。

ここまで回答した時点で、全然参考にならないと言われるかもしれないですが、一方で私がセーブしてるのはですね、実の実家の滞在時間です。
以前Voicyの放送で、「我が家ってスーパードライ一家なんだよね」といった話をさせていただいたことがあるのですけれども、私は今、マイルールとしてですね、実家に一泊二日以上滞在しないというマイルールがあります。
#68 親や兄弟との連絡ってどんな頻度で取ってます?)
なんでこのマイルールがあるかというと、リナちゃんと同じで、そうすることで疲れないということもあるし、実家には父の他に弟一家が住んでおりますので、弟達に気を使わせないためというのもあるし、実家に帰っても本当にすることないんですよね。
父は、夫が行くと一緒にお酒が飲めるって大喜びなのですけれども、私の一泊二日以上滞在しないというマイルールにより、家族も早々に引き上げることになっております。
もちろんいる間は、良い姉、良い娘、良い叔母を演じますけれども、義理の両親に対する演じように比べたら、もうさらっとしたもんですよ。
ということで、私の場合はですけれども、帰省とか実家、こういった時間については、年間の中でも僅かな時間だなって思ってます。
なので、この僅かな時間の中で、自分らしさっていうのは一切こだわりません
それよりも、相手にとってどんな自分でいたら相手が喜ぶか?ここに集中しております。
その時間にこだわらなくとも、それ以外の時間で十分に自分を出せているし、わずかな時間ぐらい、相手のために振る舞える自分でいたいな、そんな感じでインプットされちゃってますので、心から全力で、良い妻、良い嫁を演じまくってますよという話になります。

仕事では自分らしく振る舞っていきたい

もう一つ、リナちゃんが言ってくれた「仕事でも良い人を演じてしまう」こっちについてはどう考えているかですけれども、仕事になるとまた話は別ですよね。
仕事って毎日のことじゃないですか。
デイリーなので、相当な時間もここに費やされるわけでして、仕事に関しては、私はやっぱり自分らしく振る舞えるとベストじゃないかなって思います。
この『自分らしさ』というキーワードが、なかなか難しいキーワードなのですけれども、自分らしさって身勝手ではないですよね。
一方で、周囲に配慮するということは、自分を抑え込むことでもないかなって思います。
なので、ベースを作っていきたいのは、気を使うか使わないかというよりも、オープンな信頼関係と、相互に自然に関心を持ち合える関係性かなって思ってます。
過度に気を使わずとも、チームの一員として、ちゃんと仕事ができている自分でいたいっていうところや、自分の役割を果たすことで、まずそこだけでもちゃんとチームに貢献できている自分でいられる。
さらに気遣いからではなく、誰かが困っていたら助けよう、声が掛けられる自分でいたい。
こういったことも含めて、ありのままの自分って言うよりも、どういった関係性を周囲と築いていきたいか、その関係性を築ける自分でいるために、どういう振る舞いが望ましいかということを考えられると、気遣いから仕事を引き受けるのではなく、別の観点でリナちゃんらしさみたいなものが出てくるんじゃないかなと思いました。

いかがでしょうか。
ということで、「つい良い人を演じてしまう問題」、「帰省でつい演じて疲れてしまう問題」ということで、話を取り上げさせていただきましたが、私は「皆さん、どうしてますか?」と聞いてみたいと思っていますので、オッケーよという方、コメントいただけると嬉しいです。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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