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#1141 良い指示か、悪い指示かを分ける本当の分岐点

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も一週間がスタートしました。
5月13日月曜日です。

明日5月14日は、90分腹落ちライブ!他社でのリアル事例が聴けるよ♪

皆さん、今週はおなじみのイベントがあります。
私たちが毎月開催させていただいている90分腹落ちライブの5月開催が、明日14日火曜日の15時から16時半の90分となっております。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

#良い指示 、悪い指示

今日は、Voicyさんのハッシュタグ企画にもとづいてお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグテーマはこちら。
#良い指示 、悪い指示』こんなお題をいただきました。
このテーマを聴いたときに、皆さんはどっちの立場で聴きますか?
「どうやって指示をだそうかな?」と、指示者の立場でこのハッシュタグを見る方もいれば、「どうやって上手に指示を受けようかな?」と、受け手の立場で見る方もいると思いますし、両方の方もいると思います。
今日の放送はどういうスタンスをとろうかなというところですけど、どう指示を出すか?どう指示を受けるか?このどっちにも大事なポイントを小田木所感としてお伝えしたいと思いますので、欲張るなーと思わずに、私なりの所感をぜひ聴いて、皆さんと一緒に考えられたらなと思います。

指示の出し手にも、指示の受け手にも、どっちにも大事なポイントは私的には何だと思っているかというと、一方向の指示だけで完結させない
どういうことかというと、必ず指示者と受け手の双方で一緒に確認する
これに尽きるんじゃないかなと思うんですよね。
ということは、私なりにはですけれども、良い指示というのは、指示者と受け手の双方で確認し合う指示であり、悪い指示というのは、一方的に指示を出すだけ、もしくは一方的に受けるだけ。これがきっと残念なケースにつながるんじゃないかなと思っています。

受け手にあわせて指示を出す必要がある

なんでそう思うかというところですが、なぜ指示者と受け手の双方で確認する必要があるのか、なぜこれに尽きるのかというと、私なりの視点ですけど、まず一つは、そもそも受け手は多様じゃないですか。
どんな指示の出し方をすればうまく動けるのか、ちゃんとやれるのかは、受け手は本当に多様だと思うんですよね。
例えば、経験があって1だけの説明で足りるという人もいれば、それについてはまだやったことがないので丁寧な説明が必要な方もいれば、指示を受けたことを進めていくに際して、1から5までのステップはちゃんとできるけれども、6から10に関しては難しいとか、できるかどうか分からないとか、やってみないと判断できないということもあるんじゃないかなと思います。
ということは、どんな指示がいいかと、指示だけを切り取って判断というのはできなくて、受け手にあわせて指示を出して一緒に確認する必要がある。
受け手が多様なので双方で確認する必要がある
これが一つ。

指示対象の難易度が上がっている

もう一つは、指示対象の難易度が上がっていると思うんですよね。
仕事そのものというんですかね、指示対象の難易度が上がっている。
たぶん現場のリアリティとして最近多いのは、指示者自身も経験してないし、答えを持っていないことを、メンバーに依頼して、もしくは相手に依頼して進めていくということが増えていますよね。
ということは、指示の時点で、「あれをやってこれをやって、これをこのくらいやると結果が出るから」ということを、提示できないケースのほうが多いんじゃないかなと思います。

もう一つ、難易度アップを別の観点で説明すると、やることをやっても結果が出ないことも増えている。
これは伝わりますか?やることをやっても結果が出ないことも増えている。
例えば、メール配信という業務があって、顧客にメールを送りさえすれば以前は一定のリアクションがあったとするじゃないですか。でも今は、メール配信をしても以前の半分もリアクションがないとすれば、メール配信をしてねというやることで指示を出しても、やることはやったとしても結果は出ないということが増えてくる。
そうすると、やることを具体的に示すではなくて、何を実現させたいのかというところに指示内容が移っていったり、そもそもそれを指示者と受け手できちんと設計してから着手しないと難しいということも増えているんですよね。
なので、必ず指示者と受け手の双方で確認する。これに尽きる。
これをやるかやらないかで、良い指示、悪い指示というのが、結果的に変わってくるんじゃないかなというのが、今日の小田木所感です。

具体的に何を聴くか

じゃあ、必ず指示者と受け手の双方で確認するというのは、具体的に何を聴くことなのか?
例えば、指示者のほうであれば、いったん自分なりにこうかなと思うことを説明して、「どう?進め方はイメージができる?」「どこが理解できて、一方でどこが理解が難しい?」こんな感じで聴いていかないと、多様な受け手のレベル、受け手の経験にあわせて、きちんと指示が握れるという状態にはなかなか至れないですよね。
受け手のほうも、やることが理解できれば、やって結果が出るかといえばそうじゃないとすれば、「背景って何ですか?」「それをやった結果、どうなればいいですかね?」ここをちゃんと握らないと、言われた通りにやりましたけれども、それじゃあ結果が出てないじゃんというところで、「は?やったのに」とか、「いやいや、やればいいってもんじゃない」みたいな齟齬が生じてきちゃうんですよね。

ちなみに、お互いが相手に踏み込んで聴くという観点について、過去放送で「想像の3倍、踏み込んで聞いてイイ」というテーマをお届けしましたので、もし具体的にどう聴くのか、踏み込んで聴くとはどういうことなのか、こちらに関心のある方は、よかったらこちらの過去放送をチェックしていただければと思います。
チャプターにリンクを貼っておきます。

必ず指示者と受け手の双方で確認する

本題に戻ると、今日は『#良い指示、悪い指示』ということでお題をいただきまして、小田木所感的には、一方向の指示だけで完結させない、必ず指示者と受け手の双方で確認する、これに尽きるんじゃないかなという話をさせていただきました。
さっき言ったような背景を踏まえると、きっと悪意がよっぽどない限り、指示が悪いとか、受け手の理解が足りないって、お互いに責め合うというのは、本当に不毛だと思うんですよね。
だって指示だけ切り取って、完璧な指示を出す、完璧に指示を受けるというのが難しくなっている背景がありますので、指示者と受け手が双方に責め合うよりも、必ず指示者と受け手の双方で確認していくというのが、建設的なステップになりそうだなと思うところと、あと最後に、指示を出す、受けるというのも、究極的な目的志向で考えると、良い指示というのは、指示そのものがイケてるかどうかではなくて、結果としてよい成果が出たか最後にちゃんと望ましい結果になったか、ここ次第で「良い指示だった」とか、「良い指示の受け方だった」というのが、判断できると思うんですよね。
であれば、その目的に照らし合わせて、指示者と受け手の双方できちんとすり合わせて、「景色が一致したね、じゃあ着手しようか」もしくは、「まずは着手してみて、途中でもう一回経過を確認しながらやってみよう」これが、指示を切り取ってどうこうよりも、大事なことじゃないかなと思っております。
ということで、今日も小田木所感ではありますが、『#良い指示、悪い指示』について考えることを共有させていただきました。
皆さんはどう思いますか?
よかったらコメントやリアクションなどもお待ちしております。

それでは、最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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