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#1153 他人を責めたい自分を癒す「心の中劇場」という技

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も月曜日がスタートしました。
早くも、5月最終週です。
週末はゆっくりできましたか?そして今週はどんな一週間になりそうでしょうか?

この季節から…雑草との戦いのゴングが鳴る

私は昨日の日曜日は、夫と一緒に庭の草刈りをしました。
本当はもっとうまいやり方があると思うんですけど、わが家の初夏以降は小さなお庭の草との戦いなんですよね。
気候がよくなってくると、庭の植物たちが元気に育っていくタイミングでうれしくもあるんですけれども、同時に雑草との戦いのゴングが鳴るというシーズンでもありまして、パートナーと力を合わせて草との戦いを繰り広げたという、そんな半日でした。
きっともっといいやり方があるんだろうなと思っていますので、もし「マイホームと雑草」というキーワードでなにかいいアイディアを持っていらっしゃる方がいましたら、よかったらコメントをください。

オンラインスクールスクラよりお知らせ

本題に入る前にお知らせをさせてください。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

#他人を責めたくなったとき

今日は、Voicyさんが全体で展開されているハッシュタグテーマにもとづいて放送をお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグテーマは、『 #他人を責めたくなったとき 』です。
こうきたか、という感じですよね。
どうですか、皆さん。他人を責めたくなっちゃうときってあります?
ぶっちゃけめちゃくちゃあるなって感じじゃないですか?
小さいことから大きなことまで「なんでよ?」とか、「もう…」とか、「もっと…」こんな感じで、他人を責めたくなる気持ちは本当にありますよね。
私はこれはすごく普通のことだと思います。
責めたくなるとき、あるよね。だって私たち、人間だもの。
いろんな人と人との関係性の中で、仕事であろうが、家庭であろうが、気持ちが収まらないときとか、平常心ではいられないとき、ありますよね。
そんな中で、他人を責めたくなったときにどうするか?こんなテーマで今日は放送させていただきたいと思います。

責めたい自分を自覚しよう

私も、そういった気持ちをちょいちょい抱える一人として、ここからは小田木所感ですけれども、他人を責めたくなったとき、そんなときは責めたい自分に気づく、これがすごく大事だと思っています。
この時点で、何を言ってるの?と思うかもしれないですけど、他人を責めたくなったときに責めたい自分に気づくとはどういうこと?と思うかもしれないですけど、責めたいという感情を持っている自分を自覚する、実はこれが私はめちゃくちゃ大事だなと思っています。
平たく言うと、「あー、私は今、めっちゃ責めたくなってるわー」こう思うということですね。
これが、自覚する、責めたい自分に気づくということです。
あー、私は今、めっちゃくちゃ責めたくなってる。
「それは普通じゃない?」と思うかもしれないですけど、皆さん、冷静に振り返ってみてください。
他人を責めたい気持ちは、意外と無意識にそういった感情を持っていませんか?
「あー、私は今、めっちゃ責めたくなってるわー」こうやって気づけることよりも、圧倒的に無意識に責めたい気持ちを抱えていて、なんなら無意識に責めるような言動を相手に発していることのほうが多いと思うんですよね。
だから無意識の状態を抜け出す
「あー、私は今、めっちゃ責めたくなってるわー」ということに自分で気づく。
これがすごく大事だと思っています。

無自覚で自分を正当化しちゃう

なんで無意識じゃだめなのかというと、無意識だとどうなるかというイメージを膨らませながら聴いていただければと思うんですけど、私がこれを自分自身でも繰り返して、今、冷静に振り返ってみると無意識だとどうなるかというと、一言で言うと、自分を正当化しちゃうんだなと思います。
もちろん心境的には自分を守りたいというところがあると思うんですけれども、自分を守ろうとして正当化するとどうなるかというと、相手がひどい、相手が悪い、相手に問題がある、だから相手が問題に気づくべきだし、相手が変わるべきだ、こういう気持ちが湧き出てきちゃうんですよね。
これが、責めたい自分に無自覚で自分を正当化している状態だと思います。
相手がひどいとか、相手が悪い、相手に問題があるから、相手が気づくべきで、相手が変わるべきだ、こういう気持ちを持っているとどうなるかというと、当然ながらこの気持ちのままに相手責めモードになるじゃないですか。
でも、冷静な今だから言えるんですけれども、この気持ちのまま、相手がひどいし、相手が悪いし、相手に問題があるわけだから、という気持ちのまま相手責めモードのまま、相手にぶつかっていっても、大抵うまくいかないことのほうが圧倒的に多いと思いません?
だって逆の立場だったらそうですよね。
あんたが悪いんだからと言ってこられると、当然、そうやってこられたほうは、強固な防護壁をおいて、屈してたまるかとか、負けてたまるかとか、認めてたまるか、という気持ちに、逆の立場だったら普通になるじゃないですか。
なので、その気持ちのまま相手責めモードのまま相手に突っかかっていっても、これがまた残念ながら大抵うまくいかないんですよね。

他人を責めたくなるとき、無意識が一番コワイんだよね

でも、無自覚に自分を正当化して相手責めモードになっているわけなので、そのままどうなっていくかというと、状況がどんどん極端に見えてくるんですよね。
最初にカチンときたこと以外にも、「悪いのはすべて相手だから、これも悪い、こっちも悪い、ああ、ここも問題があるわ」みたいな感じで、目につくことのすべて相手が悪くなっちゃって、これが状況が極端に見えるということだと思うんですけど、さらにこの弊害は、本来の目的が見えなくなるということも引き起こしていくんだなと思います。
例えば、パートナーとの間で相手責めモードで自分正当化モードになるとどうなるかというと、いろいろ相手に対して思うのは、本当は相手と一緒にうまくやりたいと思っているからじゃないですか。
でも、パートナーとうまくやりたいという本来の目的は、この時点でまったく見えなくなっちゃうんですよね。
自分自分正当化&相手責めモードになっていると、パートナーとうまくやりたいという本来の目的はまったく見えなくなっちゃって、じゃあ何が目的にすり替わるかというと、いかに相手に非を認めさせるか、見事にこっちが目的になっちゃって、本来の目的が見えなくなっちゃう。
仕事だと例えば、気持ちよく仕事をしたい、気持ちよく成果をあげたいだけだったはずなのに、思うように動いてくれない、もしくは自分の意をくんでくれない相手に、いかに非を認めさせるかということのほうに注力しちゃったり、親子関係でもそうですよね。本来は子どものことを応援したいと思っていたはずなのに、相手責めモードになっちゃって、いかに今がイケてないか、いかに今の自分に課題があるかということに気づかせないと気が済まないみたいな感じになっちゃったりするんですよね。
だから相手を責めたいという気持ちに無自覚というのは、本当にめちゃくちゃ怖いなと思います。
自分にとって怖い。そういう状態に自分がなることを本当に避けたい。
今ならそう思いますよね。

じゃあどうするかというと、とにかく無意識の発動を止めればいいわけなので、その手段が責めたい自分に気づく。
繰り返しですけど、「あー、私は今、めっちゃ責めたくなってるわー」ということに自分で気づく。
自分で自覚する。
これが超大事だなと思っています。
私自身は、責めたい自分に気づくということが、毎日を精神的に健やかに過ごす上で欠かせない手段だと思っています。

心の中劇場でもう一人の自分に責めたい気持ちを聴いてもらう

じゃあ、「あー、私は今、めっちゃ責めたくなってるわー」ということに気づいたら、それでどうするかという部分なんですけれども、私的なおすすめは、「あー、私は今、めっちゃ責めたくなってるわー」とにかくこのセリフを言うに限るなと思います。
もちろん心の中でのつぶやきでいいですけれども、「あー、私は今、めっちゃ責めたくなってるわー」このセリフをつぶやき、さらにそのまま「心の中劇場」を続けていきます。
何を言ってるか分からないかもしれないですけど、要はこのセリフを、もう一人の自分を立てて聴かせるんですよね。心の中の一人芝居劇場ですよ。
「あー、私は今、めっちゃ責めたくなってるわー」というのを、もう一人の自分に聴いてもらうんです。
「聴いてよー」みたいな。心の中一人劇場は一人二役なので、「聴いてよー」と言ったら、「なになに、何が起こったの?何がそんなに責めたくなっちゃっているの?」みたいな。
そして自分に向かってしゃべるじゃないですか。「ああ、それは確かに責めたくなるわー」「うーん、だって頑張ってたもんね」「それに相手が気づいてくれないとか、相手は自分の主張ばかりしてたら、そりゃ責めたくもなるわー」こんな感じで、心の中の一人劇場でもう一人の自分に聴いてもらう
放送を聴きながら、何を言っちゃってるの?とバカにしているかもしれないですけれども、めちゃくちゃ効きます。
もう一人の自分が心の中劇場で受け止めてくれてる間に、自分自身が冷静にふっと一息つけるようになってくるんですよね。
ここまできたら、無意識の自己正当化と相手責めモードの発動は、結構セーブができますので、これが本当におすすめです。
たぶん時間にしたら、1分2分とか、そういうレベルだと思うんですけど、この状況がどれだけ私たちを癒やしてくれるか、ちょっとだまされたと思って試してみてほしいなと思います。
はけ口のない気持ちを一人で抱えて続けて、結局相手責めモードを発動させるよりも、平和的で建設的な手段が選べたり、もしくは冷静になる中で、少なくとも無意識で相手責めモードを発動させるよりも、良い手がちゃんととれると思いますので、ぜひ次に他人を責めたくなったときには、こちらの方法を試していただきたいと思います。

まずは、責めたい自分を自覚しよう。
「あー、私は今、めっちゃ責めたくなってるわー」このセリフをつぶやいてください。
その上で、心の中劇場でもう一人の自分に責めたい気持ちを聴いてもらう。
もう一人の自分が、「そりゃ、責めたくなるわー」と言ってねぎらう。
この二つだけでオッケーです。
時間にして、1分2分です。
ちょっとバカ言ってんじゃないわよと思いながら、だまされたと思って試してみていただきたいなと思います。
今日のこの放送はなんだったんだと、私も今、しゃべっていて思いましたけれども、私が健やかに毎日を過ごし、集中すべきことに集中するために実際に試している手段ですので、興味のある方、試してみてください。

放送は以上です。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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