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#738 続けるためのコツはテクニックよりも「楽しい・おいしい・気持ちいい」があるかどうかだと思う

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、一生ものの対話する力がメキメキついていく、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は木曜日です。
木曜日おなじみ、一緒にチャンネルを運営している「あいちゃんの質問コーナー」新年第一回目をお届けしたいと思います。
以下、あいちゃんからの質問です。

続けることを難しくしないコツ

【小田木さん、そしていつも両立サプリをお聴きいただいているリスナーの皆さん、明けましておめでとうございます。
今年も皆さんに良い音声、良い放送を届けられるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
新年一発目の「あいちゃんの質問コーナー」のテーマは、『続けるコツ』についてです。
私の今回の年末年始は、実家がある兵庫県で家族みんなでゆっくり過ごしてきました。
年明けは、みんなでお雑煮を食べながら、今年一年の抱負を語りました。
占いが好きな母からは、2023年は私にとって変化の年になるらしいと教えてもらいました。
何がどう変化するか分かりませんが、年末に振り返れるよう、ひとまず今年一年は毎日、日記をつけようと決め、1月1日より日記をつけ始めました。
ただ、一年後も続いている自信は正直にいってありません。
新年なので、何でもできそうな気になってしまうのですが、続けることって結構難しいですよね。
そこで今日は、小田木さんに「続けることを難しくしないコツ」を教えていただきたいです。】

というあいちゃんからのメッセージです。
あいちゃんは、帰省して家族でお雑煮を食べながら、家族で新年の抱負を語り合う、あいちゃんファミリーの様子が目に浮かぶようですよね。
テーマは、続けるコツということで、何かを続けるって難しいよね。続けることを難しくしないコツって何だろう?
これが今日のお題ですが、一緒に考えてみましょう。

テクニックよりも「楽しい・おいしい・気持ちいい」があるかどうか

ちょうどすごく良いタイミングなのですが、私は最近改めてそうだなと思ったことがありまして、小田木所感ですが、それをお話したいなと思います。
続けるコツって、ついテクニックにいきがちじゃないですか。
例えば、やりたいこと・継続したいことを細分化するとか、ハードルを下げるとか、具体的にする、もしくは将来時間を予約する。
そういった話を、私もこれまでの放送でさせていただいたことがあるなと思います。
テクニック・技術的に続けるコツをつかんで、技術的に継続していくこともすごく大事ですが、私が改めてそうだなと思ったのは何かというと、テクニックも大事だけれども、おそらくそれ以上に、続いていくためには、「楽しい」「おいしい」「気持ちいい」があるのが、すごく大事だなと思っています。
「楽しい」「おいしい」「気持ちいい」こういった感覚が持てれば、勝手に続いていくんですよね。
なので、続く上で一番必要なのは、私は「楽しい」「おいしい」「気持ちいい」があることだなと、最近改めて思ったんですよ。

例えば、私は今週の月曜日に「今年こそやりたいこと」と題した放送で、体メンテを始めますと宣言させていただいたじゃないですか。
さっそく月曜日からストレッチを始めているのですが、今、続いています。
運動系・体を動かす系が、続いたためしのない私が続いているのですが、なぜ続いていて、さらに今日もやるぞという気持ちでいるかというと、まずストレッチをしている時間がすごく気持ちいいんですよ。
さらに、正直私も自分ですごく驚きましたが、そもそも始めようと思ったきっかけが、朝起きた時に体がなんか痛い、背中がキシキシするというのがきっかけだったのですが、これをやって寝た初日から、朝の目覚めが全然違ったんですね。
朝起きて、「あー、肩が凝っているな、背中がイタタタタ」ではなくて、パチッと起きて、「あー、体が軽い」こういった感覚が、たった一回から持ってたんですよ。
これはまさに「楽しい」「おいしい」「気持ちいい」ですよね。
そうなると、次の日の夜もやることが楽しみになって、次の日の朝、また「あ、軽い」という体験をして、そしてまた続けたくなる。
ぶっちゃけ私も正直、「ストレッチをやります、体メンテを始めます」と言っちゃったものの、たぶん続かないだろうなと思っていたのですが、今は続くと思っているし、何よりも続けたいと思っているんですよね。

一方で、これが私にとってのランニングだった場合、一回で「あー、苦しい、もう二度とやりたくない」みたいな感じで、たぶん続いていないと思います。
私にとってランニングは、ですけれどもね。

さらに、そんな事を考えていて、超腹落ちをしたことがあったのですが、Voicyの中の私の大好きなチャンネルの一つに、石田勝紀さんの子育て・教育について配信しているMama Cafeラジオというチャンネルがあって、その中で聴いた放送に「勉強と相性の良い子」というテーマの放送があったんですよね。
「勉強と相性の良い子」学校教育の勉強と相性が良くて、結果も出て、さらに自走できる子とはどういう子かというと、勉強の中に面白さを見つけることができる子が、勉強と相性の良い子ですよ。
それを聴いた時に、「出た、ここでもやっぱり面白さか」つい強制力を利かせてしまったり、やらされ感の中で勉強させたりすると、勉強させたいはずが嫌いになっちゃうといった残念な結果になるけれども、勉強と相性の良い子というのは、勉強する時間の中で自分なりの面白さを見つけて自走できる子、これが勉強と相性の良い子だよ。
これってまさに続けるコツの一つですよね。
そこにも面白さを見つけることができる。
「楽しい」「おいしい」「気持ちいい」ここにつながるなと思いました。

危機感からの行動はなかなか続かない

ということは、私たちってつい「本を読まなきゃいけない」とか「勉強しなきゃいけない」こういったお題を立てて、「やらなきゃいけないからやる」モードに自ら身を置いてしまうのですが、危機感からの行動って持続性がないんですよね。
危機を持って、「やばい、勉強しなきゃ」「やばい、本を読まなきゃ」みたいな感じで思っても、危機感自体に慣れてしまう
そのうち「まあ、いいか」となってしまう。
さらに、イヤイヤ始めるとか、動機がない中で「やらないといけないから」みたいな感じでやっても、続かないどころか、最悪、それをすることに苦手意識を持ったり、嫌いになってしまう。
これは本当に残念ですよね。
本を読んだときに、「やっぱり本を読むって楽しいな、この時間が好きだな」そう思う人は、ほっといても本を読むわけで、そこにも欠かせないのは改めて「楽しい」「おいしい」「気持ちいい」だなと思いました。

「楽しい・おいしい・気持ちいい」を見つけたり仕掛けていく

なので、今日の「続けるコツ」というテーマでいくと、テクニックはもちろん大事だけれども、「楽しい」「おいしい」「気持ちいい」を取り組みたいテーマの中で見つけるとか、自分に仕掛けていく
これが結構「続けるコツ」そのものになるんじゃないかなと思います。
小さくていいと思います。
例えば、あいちゃんの「日記をつけるぜ」というテーマでいくと、「書いている時間が楽しいな、じっくり自分の振り返りができて、お風呂に入っているかのような心が落ち着く感じがあるな、気持ちがいいな」って思うのか、お気に入りの日記帳を買って、「一ページずつ埋まっていくのが嬉しい」みたいな感覚が持てるのか、昨日のページや先週のページを見直して、「発見があるのが楽しい、だから書き留めておきたくなっちゃう」みたいな。
どんなことでもいいので、あいちゃんにとってのこれをやることの「楽しい」「おいしい」「気持ちいい」を見つけたり仕掛けていくのが、結果的に何よりも続くコツになるんじゃないかなと思います。

そうやって考えていくと、じゃあ仕事は?って思うじゃないですか。
「仕事はそもそもやらなきゃいけないこともあるし、重要で必要だと頭では分かっていても、腰が重いこともいろいろありますよね」と思うかもしれないですが、この考え方は仕事にも応用できるんじゃないかなと思います。
勉強と同じですよね。
まず、取り組みテーマの中に「楽しい」「おいしい」「気持ちいい」を見つけたり仕掛けていく。
これが一つある一方で、もう一つは、「いやだ」「苦手だ」「面倒くさい」を取り除いていったり、つぶしていく
これを合わせてやっていくと、すなわち「続けるコツ」になるかな。
例えば、何をやっていいか分からないから嫌だと感じる場合は、何を具体的にどこまでやるのかを明らかにするのが、「いやだ」「苦手だ」「面倒くさい」を取り除いていくことになると思いますし、時間がないからできない場合は、仲間の力を借りて、それに取り組む時間をチームとして創出しようとか。あと、プロセス自体は問題ないけれども、最後に人前でそれを説明するのにすごく苦手意識を感じるという場合は、人前で説明するパートは得意な人に代わってもらおうかとか、反応が見えないから嫌だ、手ごたえが感じられないからおっくうだという場合は、反応や手ごたえをどうやって可視化するか、そこを工夫していこう。こんな感じですよね。

ということで、今日はあいちゃんから「続けるコツ」について質問をいただきましたが、私は最近、「楽しい」「おいしい」「気持ちいい」が一番続くんじゃないかと思っていて、論理も理性もすごく大事だけれども、感情・感覚をうまくポジティブにキープできる、そういった自分への仕掛け方ができるといいんじゃないかなと思っているという話をさせていただきました。

先週の一番放送

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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