#1016 学習効果が高い大人の学習法は、コレ一択!(だと思う)
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今日の放送は、Voicyさんのハッシュタグテーマを取り上げて放送をお届けしたいなと思います。
テーマは、『 #大人の学習法 』です。
長女ちゃんといい対話ができました
本題に入る前にちょっと余談をさせていただければと思うんですけど、両立サプリのチャンネルって、結構「対話」というテーマを取り上げることが多いじゃないですか。
チームでの対話、そして家庭や大事な人との対話。お悩みに応えたり、「こういうあるあるは、よくありますよね」そこから「どうしていこう?」そんな話をしたり、対話のリアルをみんなで学び合うみたいな感じでいろいろ取り上げてきたと思うんですけど、私の中で一番難易度の高い対話は、やっぱり家族との対話。いろんな感情とか思いがいり混ざる家族との対話が難しく、かつ「子どもと勉強」みたいなテーマを取り上げるのって、本当に難しいなと思っていたんですよね。
そんな中で、先週末、わが家の長女ちゃんと夫と、私の中での最難関テーマ、なかなか思うように出ない結果、これを前提におきながら、今後の進路について対話をするという機会があったんですけど、小田木所感ではめっちゃいい対話ができて、夫の視点、長女ちゃんの視点、私の視点を交換しながら、対話前にはなかった視点がお互いの中に芽生えた。そこから事実をちゃんと受け止めて、すごくいいプロセスを踏めた。そんなふうに言える体験がありまして、対話に一生懸命向き合ってきてよかったなと、そんなふうに思えた瞬間でした。
私も日々試行錯誤をしながらですけれども、対話に目を向けていろいろ実践していく先に、「こんな世界があるんだな」と、一つの実感ができましたので、皆さんに共有させていただこうかなと思いました。
対話は本当にいいですよ。これがなかった同じシーンを思い浮かべると、本当に難しかったですね。
ぼんやりした共有になって恐縮ですけれども、とにかく対話ってめっちゃいいなと思ったという、そんな近況でした。
#大人の学習法
本題に入りましょう。
今日は『 #大人の学習法 』ですけれども、一定のスパンで両立サプリを聴いてくださってる方には、「だいたい小田木さんが言おうとしていることは分かりますよ」たぶんそんなふうに感じるテーマかもしれないですよね。
軽く振り返りみたいな感じで聴いていただければと思いますが、大人の学習法というお題で私が考えることは、この一つ。ワンメッセージです。
学びは一人でやらない。
これこそ大人の学習法だと思いますし、もちろん大人じゃなくても、これが一番学習効果が高いと思っているんですが、そんな話を共有させていただこうかなと思います。
学ぶということは、学んだ効果やその先の変化を私たちは期待すると思うんですけど、学習効果が高いことがやっぱりうれしいじゃないですか。
学習効果は何によって上がるか?ですけど、「学びは一人でやらない」このメッセージに込める学習効果(小田木の視点)は、「学習効果が高い」は視点が増えることだと思うんですよね。
自分一人で気づける視点以上の視点が増えること。
たくさん気づけると、本質的に大事なことがシャープにクリアに見えるようになってきて、そこから取るべき行動が見えて、より具体的になる。
そうすると、実践するし、変わる。
こういうメカニズムだと思うんですよね。
なので、いかに学習効果を上げようか?と考えると、視点をできる限り増やすというところが、結構キーになると思っています。
一人で気づけることって、もはや限界があるじゃないですか。
むしろ一人だけで一時間机に向かって考えても、気づけないことのほうが多いと思うんですよね。
そこから「学びは一人でやらない」というのは、仲間と一緒に考えたり、着眼点を交換することで、一人でやる以上に短い時間で視点を増やせる。だから学習効果が上がる。
こういうことが、「学びは一人でやらない」に込めたメッセージです。
何かを学ぶことは「新しいメガネ」をかけること
概念的な話になっちゃいますので、具体的にイメージをしながら聴いていただければと思うんですけど、私は何かを学ぶことって、新しいメガネをかけること、こんなふうなイメージがすごく近いなと個人的には思っています。
本を読むとか、研修に参加するとか、Voicyを聴くとか、何かを学ぶ、知るということは、新しいメガネをかけることですよね。
このメガネをかけたことによって、今まで気づけなかったことが気づけたぞとか、見えたぞとか、こういうイメージに近いかな。
そこから「誰かと学ぶ」ということは、そのかけたメガネで見える範囲を広げることに近いなと思います。
メガネはかけているけれども、さらに誰かと学ぶということは、そのメガネで見えてる範囲を広げたり、もしくは見えてる景色をもっとシャープでカラフルにしていく。
これが誰かと学ぶこと。
具体的にさらにイメージをしてみましょう。
例えば、めちゃくちゃシンプルに考えていただければと思うんですけど、論理的思考を学びましたという機会があったとするじゃないですか。ロジカルシンキングですよね。
まず論理的思考を学んだことによって、論理的思考というメガネをかけられました。
すると、そのメガネをかける前は、「考えが相手にうまく伝えられないんだよね」とか、「会議で時間をかけても、なかなか決まらないんだよね」と思っていたことが、メガネをかけたことによって、「なるほど、イシューがぼんやりしていたからか」とか、「論点がずれていたからなんだな」この辺はたぶん一人でも気づけると思うんです。
例えば、その機会が一方向の、本を読むだけとか、話しを聴くだけみたいな感じじゃなくて、考えたことを共有したり、ちょっとまだ自分の中でぼんやりしていることの対話ができたとするじゃないですか。
そうすることによって、例えば、「今までは何が問題か?」とか、「だから解決手段はどれがいいか?」しか考えてなかったけれども、「そもそも目的は?」という観点で考えると、「イシューがシャープになるんだな」とか、例えば、「イシューをとにかく設計すればいいんですね」ぐらいの理解度だったものが、仲間と対話したり、学んだことについて疑問を深めたことによって、「そうか、シャープなイシューを設計するには、相手の関心を想像することがめちゃくちゃ大事なんだな」と、体感をもって気づけたとか。
これが、新しいメガネをかけるだけじゃなくて、誰かと学ぶことによって、メガネで見える範囲が広がったり、見えている景色がもっとシャープになったりカラフルになったりするということのイメージかなと思います。
さっきからメガネメガネと連呼していますけれども、皆さん、なんとなくイメージができましたでしょうか?
例えば、経験学習みたいな言葉があるじゃないですか。学習としてのコンテンツではなくて、何か経験したことを対象に振り返る。
これもまさに新しいメガネをかけて、要は経験したことによって、新しいメガネをかけることができて、さらに「誰かと振り返る」が「誰かと学ぶ」ということそのものなので、メガネで見える範囲を広げたり、シャープに見たり、カラフルに見たりすること。
これも全く同じ構図だと思うんですよね。
なので一人で振り返るよりも、仲間と対話しながら振り返ろう。こういったことが効果的だというのは、同じメカニズムで解説ができるんじゃないかなと思っています。
そんなことを考えながら、だから学びは断然一人でやらないほうがいいよ。
学習効果が高いし、それにかかる時間も一人でやるよりめちゃくちゃ短く済むし、タイパと学パ(学習パフォーマンス)を考えても、断然一人でやらないことをおすすめしたいなと思います。
学びを難しく考えない
ただ、皆さん、私たちは忙しいじゃないですか。
毎日自分の時間もなかなか取れない、そんな日々が多いと思うんですけど、これはむしろ難しく考えないほうがいいと思います。
例えば、本を読んだら誰かに話す。目の前にパートナーがいれば、パートナーに「こんな本を読んでさ、こんなことを思ったんだけどさ」みたいな感じで話してワイワイするだけでも、視点は増えると思いますし、例えば、Voicyで聴いたことも、聴いたことを誰かに話すとか、もしくはコメントを書く、見る。これも一人でやらないということに該当すると思うんですよね。
何かが起こったとしても、一人で振り返るのではなくて、起こったことを仲間と5分でも10分でも話をする。それはすべて「学びは一人でやらない」に該当すると思います。
なので、ハードルを上げすぎずに、難しく考えすぎずに、とりあえず一人だけで考えたり消化しようとしたりしない。
これが、翻って効果的なんだなと思えたらいいなと思っています。
ということで、今日はVoicyさんの『#大人の学習法』について思うことを共有させていただきました。
楽しいからやる。だから続く。だから学ぶことが日常の中の習慣になっていく。
本編で言い忘れちゃったので、おまけチャプターとして追加させていただいてもいいですか。
最後に難しく考えなくていいという話をしましたけれども、誰かと学んで視点が増えるって、見方を変えると、楽しいんですよね。
自分になかった視点が増えるとか、自分だけで気づけなかったことに気づける。
これが純粋にめちゃくちゃ楽しい。
だからもっとやりたくなるし、続いていく。気づいたら習慣になっていく。
これがたぶん大人の学習法のゴール観じゃないかなと思います。
私も昔はそうでしたけれども、勉強ってやらねばならぬものととらえていたんですね。
やらねばならぬものだし、学ぶことは孤独な自分戦いで、だから我慢して勉強する、苦しいけれども続ける。そういう勉強観をすごく持っていたなと思います。
でも、大人になって、まさに学び方が変わった時に、「何これ?楽しい」みたいな感じで目からウロコがボロボロと落ちたあの感覚を今でも鮮明に覚えています。
その楽しさというのは、一人で学ばねばならぬと言って、机に向かいながらやるという勉強とは段違いの体験で、楽しいからやる。だから続く。だから学ぶことが日常の中の習慣になっていく。
その大事な大事なピースが、一人でやらないということなんだなと思っています。
これを言いたかったということを追加させていただきました。
学びを難しく考えない&楽しいからやる、に変えよう。
続きはぜひVoicyでお聴きください。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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