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【これだけはやっておけ!】未経験からITエンジニア転職を目指すには

先日「未経験からITエンジニアを目指すならプログラミングスクールに通うな!」(https://note.com/od_sd2019/n/nd3d1d554a287)という記事を書いたところ、多くの人に見ていただけたようでありがたい限りです。そこで今日は「もう会社辞めてITエンジニア転職に向けて動き出しちゃってるよ!」という方や「プログラミングスクールに通わないでどうやって企業にアピールしていけばいい?」という方向けに、未経験からITエンジニア目指すならやっておいた方がいいことについて書いてみます。

結論から言うと、とにかく独自のアピールポイントを作れ!(資格取得やアウトプットの作成)ということになります。

まず最初に、未経験からITエンジニアを目指す際に一番に問われるのはなんでしょうか?(以降ITエンジニアをエンジニアと表記)

それは「意欲」です。独自のアウトプットを作れと言うと、技術力がかなり問われるんじゃないかと思われる方がいらっしゃるのですが、意外とそうでもなかったりします。というのは、技術力が必要なボジションが空いている場合に、業務未経験を採用することはないからです。まあ、当たり前ですね。企業側からすれば即戦力が必要なら即戦力になる人を採用します。(しかしこれもあくまで一般的な傾向の話であって、例外はありますので後日記事にします)

意欲、というのはどういうことか。単に「エンジニアになりたいです!と意思表示して意欲がありそうにみえる」という意味ではないです。これは「エンジニアになるためのあらゆる努力ができる」という意味での意欲です。要はエンジニアになるために何を行動しているか、が問われるということです。

考えてみて欲しいのですが、「歌手になりたい!」と言ってたまにカラオケに行っている人と、「歌手になりたい!」と言って毎週ボイストレーニングに通い、家でも歌の練習をして、あらゆる歌のコンテストに出場している人、どちらの方がより「歌手になりたい」と思っていると感じますか?もちろん後者ですよね。

これと同様のことがエンジニアにおいても言えます。エンジニアとは何をする仕事かというところから考えていただきたいのですが、エンジニアはプログラミング言語を用いてコードを書き、プロダクトとしてサービスなどの形を作る仕事をしています。要するに、アウトプットを作っているので未経験からエンジニアを目指す際もアウトプットを作ることがかならず必要になってきます。

というのは、未経験からエンジニアを目指す際に企業が気にするのは、本当にこの人はエンジニアになって、エンジニアとして働いて会社に貢献してくれるのか?ということなのです。採用した後でやっぱり向いてないので辞めますなどと短期離職されると教育コストだけがかかって回収できないということになりかねません。なので、「やりたい」「なりたい」だけではなく、本気でエンジニアになりたいのか?なぜなりたいのか?それならばそのためにどの程度努力ができるのか?その上で何ができるのか?が知りたいのです。要は本気度が問われてくるのです。

それを証明する一つの手段として、アプリなどのアウトプットが使えるのです。自分でアプリを作ろうすれば、プログラミング言語の機能についてある程度のレベルまで理解していなければ作成できません。たとえ他の既存のアプリの流用をしたとしても、全く同じものを作成しても企業に評価されないため自分で勉強した新しい機能を追加(追加実装)をしていく必要があります。また、そのアプリをなぜ作ろうとしたのか答えられる必要があります。なぜこういうことがきかれるのかというと、エンジニアとして必要な観点があるかどうかを確認するためです。個人アプリがあれば就職に有利だからアプリを作る、という理由は企業に好まれません。自分の生活の中で何に問題を感じて何を課題だと思い、それを解決するのにどういうものを作成しているのか。企業はそういったアプリを作るに至ったストーリを知りたいのです。そういった一連のプロセスを考えられる人がエンジニアとして適性のある人材です。そしてそれを実際に実施するにはかなりの努力が必要です。それ相応の意欲を持っていないとこれを実現できません。やる気がないひとは何もやらないように、やる気があるならもうすでにやりたいことに着手しているだろうという考え方です。

アプリの作成というのはあくまで手段ですので、自分の能力のアピールを目的とした時にはそれを証明する方法は他にもあります。それが資格です。特にSESの企業だとその効果を発揮するのですが、資格というのはある一定の知識や能力を証明するものです。何点を取得しているということはここまでの知見がある、ということを団体から認定を受けるものです。その団体は社会的信頼があるほど望ましく、全然知名度のない・国などの権威から認定を受けていない資格を取得しても意味はありません。例えば、LPIC・CCNA・AWS SAA・Oracleなどは有名どころとなり、企業へのアピールとなります。その資格を取得するために勉強する時間が必要であり、その資格取得のレベルまで勉強する必要があり、かつ資格取得に当たって受験料なども必要であることを考えると、ある程度意欲がないとそこまでしないのでその意欲・知見がある程度担保できるということになります。そういった意味で、本気でエンジニアを目指しており、採用しても頑張って働いてくれるのではないかと判断しやすくなります。(SESだと受け入れ先の企業にアピールポイントとして営業しやすくなります=採用されやすくなります)

また、おそらく未経験からエンジニア転職をしようとした時に「なぜ未経験からITエンジニアを目指そうと思ったのか」という質問が面接で聞かれることになります。それは上記のようなことを意図して聞いてきていることが多いです。この時に、自分のそれまでのキャリアと一貫性を持たせたうえで目指す理由が語れないと、興味を持ったらすぐに別のキャリアに飛びつく人なんだな、と判断されてしまい落とされてしまう可能性が高いです。

つらつらと述べてきましたが、未経験からエンジニアを目指す際に問われるのは意欲であり、意欲を問われた際に示すべきは自分の努力の証であるアウトプットです。そういった自分が行動した結果を示すこと、及び行動の理由を説明できる人を未経験だろうとも企業は採用したいと考えるでしょう。


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