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通信制という選択肢について


「勉強を習慣化するの大変だよ。」「大学受験とか就職の時に苦労するよ。」

「通信って変な目で見られるよ。」「頑張って勉強して全日行きなよ。」

「不良しかいなそう。」

「友達作るの難しいよ。」「私立の通信制高校って学費高いよ。」



周りからそう言われても、私がそもそもなぜ通信制への進学を決めたのか、、、


今回は私の不登校時代の話も交えながら、通信制に進学した理由を書いていきたいと思います📝

進路に悩んでいる方や通信制を考えている方のお役に少しでも立てれば幸いです。



結果として、私は高校も大学も通信制を選んだ訳ですが、最初から通信制に行くと決めていた訳ではありませんでした。
ほんとは全日行って漫画なような青春したかった!🌸✨🩵📚

私が通信制高校への進学を決めた理由。


私は小中不登校で勉強も全くしてこなかったし、どういった高校があるかも知らなかったので、地元の通信制高校しか選択肢がなかったんですね。

ほとんどの通信制高校が同様かと思いますが、学校に慣れていない/慣れにくい子へのサポートが充実していて、

「ここなら安心して通える。」

大嫌いで怖い場所であった学校だけど、そう思えて、進学を決めました。

それが中学校3年の12月後半のこと。進路を決定するには遅過ぎる時期でしたが、当時の担任は、私の志望を聞くや否やすぐに高校に電話したり書類を送ってくれて、スムーズに入学することができました✨(見学まで行ってくれた。先生運大事)

入学してから。


通信制といえども、登校が必要で、多くて週2登校、2〜4時間授業を受けていました。
コロナの影響もあり、オンラインスクーリングも用意されていましたが、基本は原則登校。

どこが通信制やねん!って感じですよね。
学校という空間や人間関係に少しでも触れて、慣れて欲しい。そんな学校側の作戦(言い方w)だったように思います。

このスタイルは、人によってはストレスになってしまうかもしれません。
私は、「ハイスクールライフもしてみたい!」そんな想いがあったので、このスタイルが合っていました❣️

小中は学校の近くに行くと拒否反応でお腹が痛くなってしまったり、子供の声すらも聞きたくないほど大嫌いだったのに、高校では文化祭の実行委員をしたり、たくさんの行事に参加しました。
スクーリングもレポートも頑張りましたし、学業以外でも、Wワークしながら、自分の興味のある分野を独学し、資格も取りました。

それは、頑張れる環境にあったからです。


通信制に通ったことで気付けた、自分の得意なこと・苦手なこと。



自分に合った環境(学校や担任)と状況(学習スタイル)であれば、
「勉強が続かない」なんてことも、さらに「社会から離れていく」なんてことは起きないんです。

これまでは、どうしてみんなは普通に学校に通えているのに、私はできないんだろう、私はダメな人間なんだ。と不登校の自分自身を責めていましたが、

何十人もの人と、学校という狭い箱の中に閉じ込められて、ちょっとでも箱から出てしまったらいじめられてしまう、苦手な教科も絶対に取り組んで高得点を取らなければいけない・・・😢
私にとって学校は、負担とストレスと恐怖の存在で、そんな中でどうやって頑張るっていうの?!と、過去の自分自身を客観視することができて、許してあげることができました。


学校から逃げてくれてありがとう。



また、不登校になっても、学校という世界に囚われてしまっていたことにも、やっと気付けたんです。

高校に上がってすぐバイトを始めて、最初のうちは、とても勇気とエネルギーのいる日々ではありましたが、
いろんなこと/もの、人と関わり合い、学校以外の世界を知り、自分の居場所と呼べる場所がいくつもできたことで、自己肯定感も上がりましたし、チャレンジ精神も生まれました。

お給料で習い事を始めたり、資格を所得したり、たくさん一人旅もしました🧳👟👒

自分の時間を作れるのも、通信制の良いところの一つ。
どんどんと世界が開けていったんです🌏✨


私はできないんじゃない。ダメな人間なんかじゃない。
学校という窮屈で、自分らしさを失ってしまう場所から逃げてくれてありがとう。

そう自分に言葉をかけてあげることができました。



大学も通信制を選択した理由は、諦め?!


だらだらと順風満帆な高校生活のことを書いてきましたが、卒業後の進路は上京してユニバーシティライフを謳歌する気満々でした🌸👩‍🎓✨🗼
やはり就職のことなどを考えると、普通に良い大学を卒業するのが一番ですからね。学校という場にも慣れていたので、学校側も親もそういった大学をお勧めしてくれました。


では、なぜ通信制を決めたかというと、
まぁ、要約すると、

「諦め」からの「消去法」

です。


…え。
おいおい。通信制をめちゃめちゃお勧めするようなこと言ってきて、ここにきて消去法とか言うんじゃない!!という感じですが、何を隠そう、進路準備が遅かったんです!!!!!

もうね、スタートダッシュが遅すぎた。スタートラインに立った頃にはもうみんなは遠くの方で猛ダッシュしてた🏃‍♀️💨

普通は高1から進路サポートをしてくれると思いますが、うちの高校は「ゆっくりでいいよ、まずは学校に慣れよー」そんな雰囲気。うん、ゆっくりでいい訳がない。
他の高校に通う友達を見て焦り出した、2年の冬。
本格的に大学探しをし始めたのが高3の春、オープンキャンパスに参加するようになったのが夏。
授業内容も、キャンパスの雰囲気も気に入った、東洋大学と産業能率大学を志望校に決め、試験勉強など動き出したのが秋に差し掛かる頃でした。


ただ、真面目にやってきたんで、評定平均は4.9はあって、どこの大学でも推薦出せると担任に言われ、私が準備しなければいけないことは、面接と小論文だけでした。

お?だったら猛スピードで取り掛かれば大丈夫じゃね?

はい。私も、先生も親も、誰もが思いましたよ。



……無理でしたーーーー!!!😫

面接も小論文も問題ないと言われていたんですけど、合格レベルだったんですけど(自分の名誉のために強調させて?)
通信という、自分のペースで、ベストが出せるまで取り組めるような環境で勉強してきたので、
何十分以内に、あなたの考えを書き出しなさい。という入試スタイルが私には合っていなかった。いくら準備しても、そこで私の良さが、実力が、試験官に伝わるのか自信が持てなかったんです。

(ここで通信の長所とも短所とも言える部分が見えてしまいましたね☔️)


「大学入ったら論文ばかりなのに、ここで挫けるの?」「どうしてこの大学で学びたいのか全然考えられてないよ。」
「大人になったら辛いことばっかなのに、こんなことで悩んでるの?」「言い訳しないで、真剣に入試準備しなよ。」

そんなことを担任や、親からも言われました。

私は自分なりに頑張っているのに、ちゃんと考えているのに、私が一番自分のことを分かっているのに、その私の全てを否定され、私が存在する意味も無いように感じてしまうようになりました。

特に、どんな時でも私の味方だった親が、鬼の形相で叱ってきた時に、「本当は普通に学校に行って欲しかったんだ。」と、隠してきた本心と期待を知り、ひどくショックを受けました。

そんな親の一面を初めて見た時に、キラキラに見えていた社会の裏も見てしまったような気がして、将来生きていく価値も見い出せなくなってしまったんです。

親の期待。私自身の想い。担任の期待。奨学金。就職。・・・進路に関するあらゆる面において、アンビバレントないーーーろんな感情が現れ、葛藤しました。
結果、自◯寸前まで自分自身を追い込んでしまいました。

そして、私は受験をせず、入学が簡単な通信制を選択しました。

その時の私にとっても、将来の私にとっても、最良な選択をしたと思っています🌈


もちろん担任にも親からも反対されました。側から見たら諦めたように見えますから。納得してもらうまでには随分時間がかかったものです。

でも最後は、「あなたにはピッタリだね。」と、気持ちよく背中を押してくれました🌻

デメリットをメリットに変えるのは、自分自身。



周りの大人の心配しているような、通信制に通うことへのデメリットは全て、私次第でいくらでも良い方向に変えられるんだと、証明して見せたんです。

既に私は高校3年間で、デメリットをメリットに、マイナスをプラスに、ネガティブをポジティブに変えてきました🏅💫


「勉強を習慣化するの難しい」 → 「自分なりに工夫して習慣化が得意になった」「自己管理能力と責任感が身に付いた」
「友達を作るのが難しい」 → 「自分から声をかけるようになり社交的になった」「苦手な人との関わり方も上手になった」「親友ができた」
「通信はよく思われない」→「興味のある分野を独学して武器をいくつも身につけた」「趣味が増えて特技も増えた」


何度だって言います。私は小中不登校で、新しい場所や人に会うのが大嫌いでした。
学校という世界からどうにか避けたくて進学した通信制ですが、通信制に通ったからこそ得るものがたくさんありました。


それだけじゃない。
高校一年から始めたアルバイトや、一人旅などの趣味がいくつもあったり、学業以外の分野に興味を持ち、それらを学業と同時並行して取り組みたかったので、自由な時間が作れる通信制が私にはやっぱりぴったりだったんです。

社員ばりにバイトできるからお金貯められるしね😉(ここ重要)


4年後私はどんな武器を身に付けていて、レベルアップしているのか楽しみです。



最後に。通信制の学校を考えているあなたへ。



学校によって、様々な学習スタイルがあり、合う・合わないがあります。どういった学習スタイルが今現在のライフスタイルに取り込みやすいか、負担にならないかを、しっかり考えるのがとても大事だと感じています。

冒頭に書いたような通信制に通うことへの偏見やデメリットって、否定したいところだけど、否定できないです。
あなたが自ら動くまでは。
色んな心配事が頭の中を渦巻いてると思いますが、一歩さえ踏み出してしまえば、あとはもう大丈夫。
先生や、周りの同級生が助けてくれます。

諦めてもいいし、逃げてもいいし、逆になんだって挑戦してみてもいい。
あなたの心がオープンになった時に初めて、周りの心もオープンになり、道も開けます。

その過程で迷子になってしまったり、悩んでしまった時は、このNoteに来て「へーー。こんなこともあるんだ。」と、私の体験談を参考にしてみてください。(気楽にコメントもしてね🎵)




こんな長文を読んでくださりありがとうございます。

読んでくださったあなたの1日が素敵でありますように🍀





次回は産業能率大学通信教育課程の出願から入学式までのことを書く予定です。
お付き合いくださいね☕️

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