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さーて,展示だ,研究だ,というときに,プログラムを書いたり,音を作ったり,映像を作ったり,半田付けしたり,そういうことを今でもできていることに喜びを感じている.

さーて,展示だ,研究だ,というときに,プログラムを書いたり,音を作ったり,映像を作ったり,半田付けしたり,そういうことを今でもできていることに喜びを感じている.
そういう喜びの中にいないとパワポを眺めて喋り合う会議の中に消滅してしまう.全ては手弁当なのである.そういった意味では万博も個展も変わらない手弁当の中にいるのである.
どの仕事も自己評価60-70点を超えるか超えないかで終わってしまう.でも始めなければいつまでも始まらない.時間は無限にはない.

いつも自己満足の点数を上げたいと思って仕事をしているんだけれど,やっぱり寝かせる時間と眺める時間,感動するポイントを調べる時間がないとうまくできない.下書きの段階で感動できるものもあるけれど,味わい深くなるには時間がかかる.システムとして成り立たせる状態から,気持ちいい状態までやすりがけしていく時間が好きだ.そういった時間の中でちょっとした違いを眺め続けているときが幸福である.そういった時間の中に身を置けるようにこれからも生きていきたいと思っている.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から2年以上経ち,購読すると読める過去記事も800本を越え(1記事あたり5円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…

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