見出し画像

人間を含むすべての生命の連鎖は,広大なデジタルの世界へとそのフィールドを広げつつある.それは生命が新たなフィールドを獲得し,生死を超えてさらに洗練されはじめたことを意味する.<物化する計算機自然と対峙する> #デジタルネイチャーからマタギドライヴへ 第二回

計算機自然は物化を続けている.その速度は凄まじい.人とカップリングされた機械学習はさまざまな面で途轍もない速度で動いている.

科学が自然を明らかにする → 科学が自然を追いきれない

世界はカーツワイルのシンギュラリティの線から加速している.

青いあたりが2040年にシンギュラリティがくる線.今はどっちかっていうとオレンジ.

githubでスターの数を見てみるとほぼ直角というデータがある

直角で行ければ対数グラフでも戦える.10年ではないもっと短期間の変化で突入していくのだろう.

私は未来予測を考えるよりは,未来を考えることで今をより良く知りたい,時間方向に変化していく特性を持つさまざまなものの本質を見極めるために未来と過去を使い分けることにしている.

アートを作ること,研究をすること,ビジネスを通じてプロダクトを作ること,社会に対する老婆心を働かせて新しいシチュエーションを生み出す政策を作ること,その全てでちょっとした笑いと楽しみを忘れないこと.これを大切にしている.擦り切れそうになることも芸を作る肥やしの一つ.誰にもわからなくてもいいじゃないか.キラーパスは長い時間かけて拾われたらその喜びは大きい.この感動を共有したい.

今度こそデカルトからベイトソンへ

ここから先は

4,087字 / 3画像
落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から2年以上経ち,購読すると読める過去記事も800本を越え(1記事あたり5円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…

いつも応援してくださる皆様に落合陽一は支えられています.本当にありがとうございます.