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元気ですか?私は元気にやってます。

日曜日の夕方。
18時が過ぎた。
久々に近況報告をしたくなった。

私が上京してから、1か月が経とうとしている。
上京して1か月も経っていないことが信じられないほどに駅までの道はしっかり覚えたし、周りのコンビニもおいしいお店も把握した。東京という場所でも相変わらず丼丸はコスパがいいし、コンビニはセブンがいちばんである。


上京してきて1か月近く経っているということは、
私が会社員になってから1か月近くになっているということである。

リモートワークで在宅業務ばっかりだったら、高校の頃の腰痛が再発するのでは?と恐れていたが、同期も少ないため研修は対面で、何なら歩きすぎて痩せた。

会社に出社し始めは、39階という高さに体が対応せず頭痛はするし耳はツーンってするし、東京に受け入れられていないのだろうかと思ったりもした。
人生で初めて「エレベーターの乗り換え」をしたし、カードをピッとして透明な改札のようなものを通るというのも、初めてだ。警備員の人は、私がコンビニのウェットティッシュを落としただけで駆け寄ってきてくれるし、フロアには埃一つ落ちていなくてピッカピカで恐れ入ったが、今ではカツカツと歩き散らかしている。だけど、傲慢になるのは嫌だな、と警備員さんは、朝と夕におはようございますとお疲れ様ですときちんと伝えることにしている。


上京して思うことはほかにもある。
まず、私は会社で働くことがそこまで不向きではないこと。働く前は嫌悪に嫌悪を重ね、なりたくなくて仕方なかった会社員だが、今のところ毎日違うことをするし、まだ直接挨拶していない先輩もいるので、楽しいことのほうが多い。それに、助かるのが、私のおせっかいが、会社ではありがたいようだ。不思議な場所である。

満員電車だってそうだ。
満員電車なんて、乗ったら死ぬんじゃないか。と思っていたけれど、満員電車の中でも、乗っている人の「ここまでのシナリオ」なんかを考えたりするとおもしろいし、単純に早く家を出れば満員電車に出くわしたりはしない。(コロナでちゃんとした満員電車を知らないだけかもしれないけれど)

まあ一つ、残念なことがあるとすれば、フラッと歩いていける距離に自然がないことだ。木々の間でベンチに座る、なんてことが容易ではない。だから家から駅までの間にある豪邸の庭を、塀の隙間から眺めてみたりする。私の背丈よりも20cmは高いコンクリートの塀には、下のほうに柄が切り抜かれていて、そこから中が見えるが、いつ見ても誰もいないその庭をみながら、いつも「入らせてくれよ」と心で文句を言う。また、歩いていて道端に草木があれば、触ってしまう癖もついた。ある日、顔の高さにある植木に顔を突っ込んだ時は、自分でやりながら 何やってんだろう と思ったりした。そろそろ、代々木公園か井の頭公園に行かねばならん。


まあ、こんな感じに私は東京でやっている。
この内容は若干3名に向けて書いているので、そこまで需要はないだろうが、私は元気にやっている。「相変わらず」であると思う。
ぜひ、東京に来たら私に連絡を入れてほしい。
おいしいパスタのお店を知っているから、一緒に行こう。
ちゃんと「日替わりパスタ」が毎日変わる誠実なお店だから。

では、皆さんもお元気で。




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