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素晴らしかったCRカップとビスチルのメンバーについて

はじめに

最近は配信界隈のことをよく書くようになった。これまで生配信だからこそ起きるとてつもない奇跡やドラマに幾度となく出くわしてきた。映像の記録は沢山残っているけど、文章での記録はありまない。とてつもない大爆発(昨日で言ったらウメさんの大逆転の部分とか)が起きるまでには、そこに至るまでの無数の文脈や背景、それぞれのストリーマーの思いなどがある。そこに僕はいつもくらう。泣く。昨日も泣いた。
映像配信だからこそ、文章で書けることが沢山あるので、素晴らしかった昨日のCRカップを忘れないためにも、好き勝手書いていこうと思う。よかったらみんなも読んで思い出してくださいな。
ちなみに僕は格ゲーをやったことがほぼない。ほぼないけど、こく兄が好きだからその界隈にいる人隊のことを少し知っている程度です。早食い対決と味覚王は見てます。あとウメさんに関しては特に人柄に惹かれてしまって、著作物とか雑談配信の切り抜きとかを見ている感じです。
関さん達については割とよく知っています。

↑ウメさんのソニックムーブの入力とMAX鈴木さんの早食いで速度を競った神企画

ビスチル初顔合わせ時に感じた難しさ

初顔合わせ時、途中まで結構空気が硬くて見ていてヒヤヒヤした。
色々察した感じの叶さんとk4senさんが対戦し、場を盛り上げるために二人は結構口プを厚めにしたのだけど、ウメさんはノーリアクション。どうでしたか?と聞かれても、「いやまあ」くらいの感じだった。ウメさんはこの時、忙しい人達だからエンジョイくらいかの感じやるんだろうなと思っていたらしい。普段格ゲーを見ている人達も、その程度の熱量ってぶっちゃけ最初は思っていたと思う。
配信者が集まった時によく思うのが、「上手なプレーを求められている人」「「笑い」を求められている人」等々、立ち回りが人それぞれ違うのにも関わらず、一丸とならなければならないって難しいな~ってことだ。上手く嚙み合えば爆発するし、ずっとずれたまま終わるってこともよくある。

でもCRカップって数ある大会の中でもかなり「マジ」な方だし、なによりもこのチームAのメンバーってストリーマーの中でもトップクラスだし、常に第一線を張っている人達で、だからこそこの人達は「真剣に取り組むことが一番おもろい」ってことをよく知っている。だから僕はそこらへんの心配はしていなかった。ちょっと話が逸れるが、彼らが配信界隈で上の方にいること今回の優勝って全く無関係ではないと思う。このスクリムの期間わりとビスチルのメンバーの配信を追っていたけど、彼らの向き合い方は半端じゃなかった。関さんとかもう怖かった。売れる人ってこうなんだなって勉強になった。
↓そして以下のような、絶対にあり得ないシチュエーションで、ウメさんと葛葉さんが二人きりになる。めっちゃ笑った。

ウメさんはもうおかしすぎてやばかったけど、この時の葛葉さんの自分の配信スタイルの押し付け方、正直結構やばかった。「この人配信うま~~~」って多分みんな思ったと思う。
スクリム初日、ビーストランキングでウメさんが笑顔になる。ここら辺で若干マジ度が伝わったのだと思う。

CRカップ本番で印象的だったシーン

関VSどぐらで起きた一幕

関さんとどぐらさんの試合が途中で止まったとき、その瞬間にウメさんが「それはないでしょ」みたいなことをマジなトーンで言っていたのが記憶に残っている。「勝つ」ということの意味を本当に分かっている人のリアクションだった。「まあいいか」とは絶対ならない。でも関さんは「メダルとかなにもなしで初めからでいいです。」って絶対言うんだろうな~って思ってたら、やっぱり言ってた。この人はそういう人だ。だからみんな大好き。で、こうなったら結構折れない印象なんだけど、ウメさんの「それじゃどぐらがやりにくいよ」の一言で「そうですね」となる。なんかこのやりとり好きだった。
速攻5枚目のメダル取りにいっててよかった。どぐらさんも超漢。

k4senさんの頑張りと涙

k4senさんって普段は結構クールで、一歩引いておもしろいことやってるってイメージがあるから、今回熱くて感動した。というか普段のこういったイベントはFPSが主流で「一対一かつ同じレベルの人同士が当たる」ってことがほぼない。FPSって競技プロとそうじゃない人がぶつかるってことがめっちゃ多いから、基本的にプレー面でk4senさんは後ろめにいることが多い。
今回最初は画面端が住所だとか言われてて、ウメさんにボコボコにされて「出して~~~」とか言ってたけど、個人的に僕はそうゆうk4senが見たい訳じゃないって勝手に思ってた。
だから今回のプレーでど真ん中にいて、チームを支えている感じのk4senさんはめっちゃかっこよかった。普段もかっこいいけど、たまに見れる熱いk4senもっと最高。

叶さんの完璧な立ち回り

ゲームセンスが半端じゃないのはもちろん、普段のディスコードでの気遣いとかのレベルすごすぎた。誰よりもルールの把握してるし、初対面のウメさんと葛葉さんが二人きりにならないようにとかさりげなくしてて、すごい人だな~って思った。昨日タイムキーパーとか突然やり始めてたのとか、ほんとできる人だ。誰からもリアクションがなかったから「僕の時間読み聞こえてますか?」ってちゃんと確認とってるのとかも、すげえって思った。
あとゲーム内での対応力も化け物だった。さらっとやってのけるのがカッコイイ。

葛葉さんマジ配信お化け

改めてめちゃめちゃ繊細な人なんだなと思った。決勝前の段階でも「俺ら負けたかな?決勝行けないかな?」とネガな発言をしていたのが、意外だった。プレーも乗る時は乗るし、押される時は押されるってのがらしさ全開でもろ葛葉さんって感じだった。
葛葉さんを見ているとたまに、「おもしろい配信をする」ってことに関してこの人本当に命懸けてんのかな?って思うことがある(懸けてる)。普通絶対引く、ここは黙るってところでもマジで黙らない。強引に明るいムードを押し付け成立させちゃうの凄すぎた。泣いてる人を殴ってでも笑わすみたいな。でも持っても生まれた愛嬌で全部OK!的な、配信のお化けだった。
あと昨日配信を切る直前、最後にウメさんが「それぞれのところに帰りますか」って言ったの意味がかなり深いと思うんだけど、葛葉さんが「格ゲー道に」って返したのめっちゃよかった。ウメさんめっちゃ嬉しそうだった。

関優太、太すぎた

僕はもう関優太って男が本当に好きだ。本番前日JP戦を100戦やる人だ。この人は発言とか人間関係の構築の仕方とか、物事への向き合い方とか、なにもかもに変化球を使わない人だ。故に太い。太すぎる。ストレートのみ。
副将になって、絶対張り合いたい、ランクとか関係ないって気持ちで練習しまくったって言ってて、実現してしまうの本当にすごい。
最後の涙が全てを物語ってた。久しぶりに関さんが泣いているのみた。で、俺も泣いた。
あとやっぱり釈迦・関って根元にあるマインドが競技の人だなって思う。
関さんが以前煽りコメントかなんかに対して、「お前ら真面目にゲームやったことないだろ。どんだけ真面目にゲームやって、練習して、気持ちが溢れるか分からないだろ」って言ってるのを見て、胸が熱くなったんだけど、今回のは分からないやつらを分からせたと思う。

ウメさんかっこよ

やばすぎた。格ゲー界隈の人も、視聴者も、みんな少年に戻っていたのが分かった。これまでの自分の格ゲーとの記憶とか歴史が頭の中でフラッシュバックしてるのが伝わってきた。昔からウメさんを見ている人はとんでもなく痺れたんだろうな。
俺は白い道着を着たケンが、梅原大吾がかっこよすぎて泣いた。
ウメさんの著書って「向き合う」ということに関して、当然と思えるようなことが書いてあったりするんだけど、その当たり前なことを地道に一歩ずつ実践できてるのってウメさんしかいないから、説得力が半端ない。
ウメさんのプレーだけ、バックボーンとか背景とかが本当に見えるのなんなんだろう。すごいわ。
決勝直前にふ~どさんとの試合をめっちゃ見返してる時のウメさんの目がマジでやばかった。修羅みたいだった。気迫。決勝ギリギリ、なんなら決勝の最中まで勝ちにこだわり切る姿勢が今でも網膜に焼き付いてる。とても大切なことだと思う。忘れないように。

さいごに

今回はウメさんの配信を見ていたのだけど、普段は基本的にFPSを見るリスナー、格ゲーを見るリスナー、とジャンルがぐっちゃぐちゃになってたのが本当によかった。ゲームの素晴らしさってまさにこれじゃんってのがぎゅっと詰まってた大会だった。
ビスチルに「諦めないってこういうことだぜ」ってのを教えてもらった。めっちゃ元気出た。俺もお笑い頑張ろうって思った。

あと格ゲーって、そもそもゲーセン(オフライン)の形が、戦う人と観戦者が同じ空間に同時にいて、それって配信のフォーマットそのものなんじゃないかと思った。だからこんなに熱くなれるんだと思う。
限りなくオフラインに近いオンラインってのを今回感じることができた。
あと、スト6買った。あしたアケコン友達に借ります。そのうちツイッチで配信するのでよかったら教えてください。


いつか芸人で売れたら、みんなとゲームしてみたいな~~。夢。



落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。