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瞑想を1か月以上続けてみた件

自粛期間中、これまで気になっていたけど3日で飽きたものを改めてやってみようと思いました。

それは瞑想。

瞑想をすると気持ちが落ち着く、というネット記事の言葉が私には響きました。なぜなら自粛期間中めちゃくちゃ時間がありそうだし、時間が有り余ると私はいろんなことに考えを巡らせて、気分が落ち込みそうと思って。

怖かったのです。

数か月前彼氏に振られたこととか思い出しちゃうかなぁ、将来のこととかあれこれネガティブに考えてしまいそう。

振り返って後悔の念にさいなまれたり、よく見えない未来を思って怖くなりそう。

緊急事態宣言がでたとき、そんなことを思っていました。


時間が有り余るからこそ、自分の心を落ち着けるための方法が必要。

そう思って、安易ではありますが心が落ち着くといわれている方法=瞑想をまずは10分間からやってみようと4月からはじめてみました。


まず私はスピリチュアル的なものより、脳科学のほうが腑に落ちやすく理解しやすいので、その方面から瞑想の効果をすこし勉強してみました。

読んだことある方が多いと思いますが

久賀谷亮氏著『世界のエリートがやっている最高の休息法 「脳科学×瞑想」で集中力が高まる』という本からちょっと抜粋。


瞑想とはとってもシンプルなもので、脳の機能であるDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)をおさえるためのもの。

DMN=脳が日常的におこなっているたくさんの考え事

気づいていないだけで、私たちは毎日、毎分、毎秒たくさんの考え事をしています。そして頭の中で無数の声掛けをしているんだとか。もちろん相手は自分に対して。

「今日は何食べようかな」

「これ食べたら太るかなあ」

「来週の打ち合わせの資料作んなきゃ」

「そういえばあの子元気かなぁ」

「(インスタ見て)えー、この子結婚してたんだ」

などなどなど。

意識的にその「考える機能(DMN)」を停止させて、脳を休ませないと、どんどん疲労が蓄積して、ストレスをうまく解消できなくなったり、感情コントロールがうまくいかなくなってしまったり、不調をきたしてしまう。

だから瞑想をすることで「脳を休ませよう」、という原理なんだそう。

やりかたはすごく簡単。リラックスした姿勢でひたすら「呼吸」する。

じっとしていると、「あー●●しなきゃ」「そういえばあれも・・・」というようにいろんな声が頭の中にまた出てくる。

でもそれは悪いことじゃないから、「お。でてきたな」「はいまた呼吸~」というようにまた呼吸に意識をもどすことを繰り返せばいいんだとか。



私も瞑想をやってみた。最初は10分からスタート。

何事もちょっとずつ続けてやってみよう。なんせ時間はたっぷりあるのだから。ということで始めた瞑想。

最初は10分から始めてみました。

私はすぐに効果を実感したタイプでなく、あーなるほど、そういえばここ変わったなぁと徐々に効果を実感するタイプでした。

私が感じた効果を2つ以下書いてみます。

①集中力=没頭力が格段に上がる

調子がいいときは、他のことに意識がトリップすることなく、ひたすら「息を吸う」「吐く」を繰り返します。

つまりは呼吸に「没頭する」のです。

それを10分続けておわると、「ほ、あれすっきりした」と思うことにきづきました。

ちなみにこの感覚はnoteで記事を書き終わった瞬間にも感じるもので、ひたすら書く・書く・書く・直す・書く・書く・書くとして、一本一気に書き上げると、なんかそれまでモヤついていたものがすっと消えていることを感じます。

目の前のことに没頭する習慣をもつことで、日々考えているモヤつき、言葉にしきれない悩みや不安を薄めることができるのかもしれません。

あと最近、業務上出社しなければならず、仕事柄一気に数字を作り上げたり分析するといった作業をするとき、集中モードに入るスピードが上がったように感じます。そして途中で集中が途切れなくなったともおもいます。

私にとって「瞑想」とは「没頭力」を鍛えることであり、それはつまり「集中」しやすくする力を養っていると理解しました。

ちなみに瞑想は朝やるのが圧倒的におすすめです。

すごく気持ちいい。慣れてくるとお天気のいい日に窓をカラッと開けてやる瞑想をすごく求めている自分がいて、やはり継続は力なり、だなとおもいました。

②とっさのネガティブな出来事への対応が変わる

つまるところ「カッとならなくなります」

すごく具体的な例をだすと、仕事で「別にそんな言い方しなくていいじゃないか笑」という対応する人がいたとします。(まぁ事実いるんだが)

朝メールチェックをしていて、「ぉー、すごい不愉快な言い方してくるじゃない」というメールを先方が送ってきたとする。

そんなとき、かっとして相手に応じるのでなく、「まず呼吸を3回」など自分をおちつけるためのワンクッションを意識的にとれるようになったと感じます。

不愉快なことにつられない、というのでしょうか。。。

状況として、ネガティブなことを言われていることに変わりはないのですが、「落ち着かせる」ためのクッションを意識的につくることで、相手に対して一段大人な対応がとれるとおもいました。怒りに怒りで対応しない、といったかんじ。

私の場合呼吸を数回しても落ち着かないときは、返信しないでメールをとじます。で1時間ほどたってからもう一度開くと、

「こんな言い方をするほど余裕がない相手なんだ」と憐れむこともできます笑 すっごい嫌な人っぽいけど、でも自分が引きずられないってすごく大事なことだと思うんです。

多分私が思うに、瞑想をすることで脳に余裕ができるんだとおもいます。

嫌なこと言われたときに応戦するのでなく、ハイレベルな大人な返しをできるための思考力、怒りに怒りで応じても不毛でしかないと悟る理解力。

普段たくさんの考え事をして疲れている脳を休ませることで、余裕ができる。すると、この二つの力が、表に出てくるのかもしれないなと思いました。


以上が私が1か月(もう1か月軽く越しているな)瞑想を続けてみて感じた効果のようなものです。

なにか劇的にハッピーになるとかそういうものでなく、ごく静かに落ち着き、集中したり没頭する力を養えるもの、というのが私なりの結論。

私が求めているものです。

もやもやから脱するためにこうしてnoteに文章を書くことにはまっている、というのもあるくらいなので、瞑想はまだまだしばらく続けようと思います。

もうすこしコロナの自粛期間が収まったら、座禅体験とかも言ってみたいなと思っているところです。

今日はこれでおしまい。緑茶のも。






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