自己紹介〈高校生後編〉

肩書きを書き連ねない、自己紹介という名の年代別タイムリープ型エッセイです（その他の年代はこちらよりどうぞ）。

専門性の高い科目が増え、成績が上がってきました。特に、建築デザイン系の科目は勉強すらも楽しいのが不思議です。

設計課題の提出が迫ると、徹夜ばかりしてしまいます。
自分でアイデアを出し、設計して、模型をつくる。大変だけど楽しいという感覚を味わっています。
あの瞬間を空間に落とし込んだらきっと素敵だろうなとか、心地よさそうだなと考えを巡らせながら形づくっていくことを楽しんでます。

入学して3年目、ひょんなことから寮生活になりました。
学校の周りはネギ畑が多く、高い建物もほとんどありません。
部屋の窓からは美しい山が見えます。
徹夜明けに歯磨きをしながら、山のうしろから昇る朝日を眺めるのが好きです。　

四角いタッパーいっぱいに作るみかんゼリーがマイブームです。
ホットケーキミックスとお水をマグカップに入れ、ぐるぐる混ぜてレンチンすればできちゃう蒸しパンも、たまに作ってよなよな食べてしまいます。

普通のご飯は食堂で食べることができます。
朝ごはんで飲むお味噌汁よりも、夜ご飯でのそれがしょっぱい味になるのが不思議です。

レシピで分量が変わっているのか、もしくは食堂のおじちゃんおばちゃんが日中の労働の末に塩分のミネラルを欲していて自然とそうなるのか。2つの仮説を立ててますが、立証できずにいます。

せっかく作ってくれているのにそんなこと聞いたら、文句を言ってるみたいで申し訳ない気がするからです。

目の前のやることに集中し始めるとお風呂を後回しにしがちな私は、たまに冷水シャワーを浴びる修行をしています。

浴場のシャワーは、深夜0時を過ぎるとただの水になるんです。
滝に打たれる僧侶の方々は本当にすごいなあ…なんてことを考えて、どうにか気を紛らわせながら水浴びをします。

この前、人生最後の体育授業がありました。
最後の瞬間をなんとなく特別なものにしたくて、女子6人で人間ピラミッドをやりました。
小・中学校の運動会を思い出しました。