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自己紹介〈新社会人編〉

肩書きを書き連ねない、自己紹介という名の年代別タイムリープ型エッセイです(その他の年代はこちらよりどうぞ)。

ただ漠然と、仕事ができる人になりたいと思っています。
なぜって、そのほうがなんだかかっこいいじゃないですか。

でも、仕事ができるってことが一体どんな状態を指しているのか、あんまりはっきりしたものが見えていません。
ただ、お金を稼いでいる=仕事ができる、というのはなんだかしっくり来ていません。
指標のひとつではあるのかもしれないけど、すべてではない気がします。

「神は細部に宿るという言葉が好きです。」
社会人初日、簡単な自己紹介と意気込みを発表するための時間で、口にした言葉です。目立つ美しさじゃなくて、気づかれないかもしれない細部にまでこだわってつくることがきっといい。
そんなことを考えています。

「一部上場企業じゃん、すごいね。オフィスもかっこいいし。」
なんてことを周囲から言われたりするものの、あんまり自慢したい気持ちにはなっていません。実感がない、というのが正確かもしれません。

それに、私の仕事は施工管理系なのでどちらかというと泥臭い感じ。
だから、周囲の持つイメージと、実際に中で働いている自分の感覚がずれていたのかもしれません。

職人さんに気持ちよく仕事をしてもらうべく、日々工夫を凝らして仕事をしています。
この前職人さんから、替え刃が8枚も収納できる、職人さんおすすめのカッターをいただきました。小さなことかもしれないけど、がんばりを認めてもらえたような気がしてすごく嬉しかったです。

社会人になるタイミングで新天地へ越してきて、あっという間に夏がやってきました。
数ヶ月前、3年間付き合っていた人と別れたばかりなので、がんばって傷を癒しているところです。
3の倍数はなんとやらと聞いたことがありますが、3という数字には確かに、何かあるのかもしれません。

この前、家の近くの小さな公園で、お祭りが催されているようでした。
ベビーカステラが大好物なので、買ってもぐもぐ食べながら、おやじバンドが楽しそうに演奏するステージを見ていました。

すると、おばあちゃんや小学生がその音楽に合わせてノリノリで踊り始めました。
年齢に関係なく、和やかに楽しめる場がある。
まだ住み始めて間もないこの街を好きになりました。
演奏もすごくよくて、思わずビデオを撮ってしまうほどでした。
全力で楽しむ大人って最高だなと思いました。

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