見出し画像

自己紹介〈中学校番外編〉

肩書きを書き連ねない、自己紹介という名の年代別タイムリープ型エッセイです(過去作はこちらよりどうぞ)。

転校前の学校でなんとなく嫌だったのは、女子グループで廊下を競うように歩くことです。

同じ部活の4人グループがいて、わたしもその1人でした。よく一緒にいることが多いものの、廊下の幅が狭いと全員が1列で横並びになれません。その列からはみ出た誰か1人が、後ろからついて行くような感じになります。

後ろにいると会話に入るのが難しくて、仲間はずれみたいな気分になる。だから最初が肝心で、みんな口にはしないけれど必死に、前列を取り合っていた気がします。

転校後は今のところそんなこともなく、平和です。少なくともわたしの目には、みんな伸び伸びとしているように見えました。

グラウンドは広くて、サッカー、野球、ソフトボール部が同時に使えるくらいには余裕があります。そのおかげか、前に居たところよりも空が広く、綺麗に見えるのが心地よいです。

いつも居る場所の豊かさが、そこに居る人の気持ちや行動にも表れてくるのかもしれない。そんな風に思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?