スイーツたずねて三千里

焼き肉食べたら甘いもの食べたくなるよね

喉の異常が出始めてから精進料理ばかり食べていたので、デートにかまけて肉を喰いまくることに。もうどうにでもなれー。でもなんとかなれー。

爆食。　我が生涯に一片の悔いなし。

さて、外食やお出かけをした後、たまにコンビニスイーツを買って帰ることがある。焼き肉という事も相まって今回も買って帰ることに。
ちょうど秋のフェアでもやっているだろうと思い、ネットでめぼしいコンビニスイーツを探しているときに、それを見つけた。見つけてしまった。

ローソン秋の新作「ほろふわ栗粉の栗堪能モンブラン」

なんだこれ超絶ウマそうやんけ。栗粉ってなんぞや。食べたい。
モンブランに目が無い私は、一も二もなくローソンに行くことに決めた。
それが地獄のローソンマラソンの始まりとは知らずに・・・。

雲行きが怪しくなってきた

最寄りのローソンに行くと、入口に立て看板が。
「ローソンVS超一流スイーツ職人！食べてジャッジ！」

この時の私は、
「ほほーん、何かおもろそうなことやってるじゃないか。従業員が選んだランキング？おっモンブランは２位か。あるかな～。」
くらいの感じ。
結局その店舗にモンブランは無く、別のお店に行くことに。
しかしその別店舗にもモンブランは無い。その次もその次も。

現実では次第に雨が強くなってゆき、心にも暗雲が立ち込めてゆく。
どういう事だ。他のもチラホラ売り切れてはいるが、２位のモンブランがどこにも無い。こんなに無いことあるか？今何件目だ？ここどこだ？

どしゃぶりの中、モンブランを求めて走り回る２人。
ここまで来たら絶対に見つけてやる。と、彼女にも火が付く。

そんな中、７件目というところであるものが目に付く。

「ジョブチューンにて紹介されました」

じょ、ジョブチューン・・・？
ん？ジョブチューン！？　ジョブチューン！！
あれだ！結構前におにぎりで話題になってたやつ！
もっと早く気付くべきだった。モンブランがあるか無いかしか見ていなかった。

吉田パティシエの壁

１時間程かけて１０件ほど廻ったけれど、結局モンブランは見つからず、最終的にセブンのアイスを買って帰ることに・・・。もはやローソンでもなくなるという悲しき結末。

これだけ無いということは、きっとジョブチューンの放送内容で、おにぎり事件に匹敵する何かかがあったに違いない！ということで今度はそっちが気になってきてしまった。帰って即U-NEXTに繋ぎ、件の放送回を視聴。
そこに全ての答えがあった。

どうやらローソンは過去に何回かスイーツでチャレンジしており、今回が初めてでは無い様子。しかしながら今回のチャレンジにて初登場の新パティシエがいた。その名も「吉田守秀」フランスパリにお店を持つ最強イケオジ。
この方の審査が渋いのなんの。かなり厳しめに見えたが、それ程本気なのだろうとも思える。実際問題、最前線で活躍中のプロ中のプロに審査してもらえるだけでも凄い事だ。忖度無い意見を貰えた方が企業にとっても良いはずだ。

そんな吉田パティシエが合格を出したのが、１０個中２つ。
２位のモンブランと５位のカスタードプリンだ。しかもこの２つ、満場一致のパーフェクト合格でもある。

そりゃ無くなるて。。。
あんだけガチガチのガチ勢が合格だしたスイーツなんて皆食べたいよ。

出会いは突然に

栗粉のモンブランを諦めきれず、翌日も仕事帰りにローソンへ寄るも、やはい無い。しかも「おひとり様２個まで」の注意書き付き。
TVの影響は凄まじいなと痛感。もうだめなのか。
もはやこれまで、願わくはローソン。いやローソン様。レギュラーメニュー化してください。その時に買わさせていただきます。（泣）

と諦めかけるも、ふと名セリフが頭をよぎる・・・

「マルコ、誰にも長い人生のうちには辛くて悲しいときが必ずあるものなのよ。そして誰もが、その辛くて悲しい出来事を自分の足で乗り越えて、一人前の立派な大人に育って行くものなの。ねぇ、勇気を出してちょうだい、マルコ…さよなら…マルコ」

母をたずねて三千里　第一話　アンナのセリフより

・・・。
わかったよおかあさん！諦めない。
人に頼っては駄目なんだ。自分の力でやるんだ。
何日かかっても見つけ出す。
そうしてあのモンブランを絶対に食べてやるんだ！

決意を胸に前を向く。一歩踏みだす。
その先にモンブランはあると信じて。

後日彼女が買ってきてくれました。超うめー。幸せ。