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【お笑い】なんばグランド花月【女一人旅】

オミクロン株やらなんやら流行病がまた猛威をふるう中、関西方面に行く予定があったのでスケジュールの合間をぬって大阪の吉本【なんばグランド花月】に行ってきました。

あの劇場前の活気が好きで、ふらっと立ち寄ってチケットを買って気軽に観られるという最高のパワースポット。映画館よりも大好きな場所です。

生のお笑いって絶対に絶対にテレビではわからない感動があるんですよ。
お笑いは一度は絶対劇場で観てほしいです。

テレビでは「なんだこいつ、つまんな」と思う芸人さんがいる人、若手芸人はチェックしていてベテラン芸人はあまり好んでいない人、新喜劇には馴染みがない人。是非観て欲しい劇場公演。


その日は私は一階席後方でした。
一階席後方でも充分に演者は観られます。私はこの席が好きです。演者と観客の両方が観られるからです。お客さんの反応も気になってしまうのですよね。

私の真後ろに年配のご夫婦が座っていらっしゃいました。話を聞く限り久々に劇場に足を運んだようで、今の芸人はわからんなぁ。とご主人のほうがお話していたがその後すぐに
「まあ面白ければなんでもええ、楽しみやな」
と奥様に優しい声でおっしゃっていて素敵でした。

そうなんですよ。面白ければ誰だって良い。プロだもの。いつもここでは楽しませてもらっているので信頼しています。
なんだかこのご夫婦であたたかい気持ちになって良い前説を見た気分。

公演が始まりご主人は全芸人さんで大笑いしていてわたしも嬉しくなってしまう。
夫婦で観劇して大笑いなんて最高の老後じゃないでしょうか。

漫才、コントが終了し新喜劇の準備時間にご主人が感想を奥様とお話しされていました。

「ジャルジャルは劇場だからこんなに面白いんだ。テレビではこんなに尺はもらえない。こういうものを放送したらよいのにな」
「和牛はネタは完成されてる。でもただネタを流しているだけで、観客のことはあまり観ていないのが残念だ。でもとても面白い」

意外と(失礼)きちんと観ていらっしゃる。
このご主人の声色がとても優しくて、将来こんな人と一緒に劇場に通いたいなと思いました。

そしてこれはただのわたしの無駄な心配なんですが、とある芸人さんがハゲ薄毛ネタで一本やられていたんですよ。
その時にセンター、一階席ど真ん中に同じ髪型のお客さんがおられて。
その方がどういう表情をされていたのかは演者にしかわかりませんが。終始首を傾げていらしたのが印象的で。無駄にヒヤヒヤ、でもネタは面白いので笑ってしまったのとで集中できずでした。

ルッキズムいじり嫌いじゃないですよ。むしろ好きです。言われた本人が怒るのも自由です。当たり前です。しかし当てはまらない人間が勝手にそれは良くない!と声を荒げるのはしらけます。

わたしもあまりルッキズムが良くない人間なのですが、見た目良い人に庇われる筋合いも無いんですよね。面白ければそれでええねん。これです。

プロのネタと、子供素人の悪口と一緒にしてはいけませんよ。プロ以外の人がやっていたらうるせぇど素人と一蹴しましょう。

なんだかんだでたこ焼きたらふく食べて帰路に着きました。グランド花月のたこ焼き屋さんもとろとろで美味しいので是非。

また食べたいアンドリューのエッグタルト。

ノーマルエッグタルトがおすすめです。

そんな感じの大阪一人旅でございました。

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