Dear My Mom
こんばんは。いま、このnoteを書いている時間は深夜2時前。
「Dear enan hansen」を観て何か残さないと、そう感じたから。
両親が離婚したのはいつだったかな、母親が夜中に仕事に出かけていくことを怖い夢に起こされて隣にいないことに気づいたのはいつだったか、
兄を起こし眠れるまで一緒にアンパンマンを観てもらったのはいつだったか、
母親が怒る理由にぼくの意見は関係ないと気づいたのは小学生だったかな。
なにを言っても大きい声で怒鳴られるからなにも言わずに謝るのが一番だと気づいた日。スカートよりズボンとハイカットのスニーカーがかっこいいと思っていた日。女子の間では順番に無視する子が変わっていくこと、男子と遊ぶのはおかしいと、サッカーは習えないと、仲が良くても裏では友達の悪口を黙って聞いておくこと、
人は信じれないということ。
孤独は闇と依存が伴うこと。
映画の中で誰からも非難される行動をした息子に母親がいう
「私はここにいる」と。
「かけがえない存在」だと。
ぼくの兄が罪を犯しても親が縁を切れないのはそういうこと?
母親は兄がいじめられてたこと知ってるかな。それでも毎日学校に行っていたこと。妹のぼくには優しくしてくれていたこと。
兄が好きなカードゲームはただのゴミじゃないということ知ってる?
好きなものと向き合っている時間が唯一自分を癒せる時間であること知ってる?自分は若くして子供が3人もできて、ましてや離婚し、育てていかなきゃいけない中で楽しみに使う時間もなく働いていたからそんなものは必要ない?ただ働けば生きていけると?
ぼくにはできなかったよ。死にたいと思った瞬間、好きなアイドルも親の顔も、大切な友達も、我が子のような愛猫も天秤に引っ掛からなかった。
遺書は二回書いたかな。病院には4回ほど運ばれた。
死ぬ怖さよりこれから生きていく未来の方が暗くて重かった。
あなたのせいではない。ぼくのせいでもぼくをいじめていた上司も悪くないんだと思う。ただ、少し人より敏感で傷が治りにくくて、少しずつ壊死していくような、そんな心だった。
言いたかったことは気付いて欲しかったでも大きな声で怒鳴らないででもないよ。今は心の治し方を学んでいるんだ。だいぶ良くなってるよ。
ぼくはなにをされてもなにがあっても母さんのこと嫌いにはなれないみたい。心から愛してる。でももう一度あなたの子供になりたいかと言われればそうではないかもしれない。でも誰よりも自分自身とそれ以外の人に優しくし、信じ、愛すことを学んでいる今の人生を今のぼくは楽しんで進んでるということ。それだけは伝えておくね。
あなたの人生がこれからも豊かであること、それにぼくが関わっていること心から望んで願っています。
Your child
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