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臨床心理カウンセラーからの転職者インタビュー

私は、臨床心理カウンセラーを取得後、心理学を融合させた美容事業の仕事を、20年以上続けてきました。
臨床心理カウンセラーとして、美容サロン運営や自社ブランドの化粧品販売をしていく中で、お客様と込み入ったお話をする場面は多く、その際に心理学に基づいたコミュニケーションを取ることで、サロンの付加価値向上や、日常の会話や自分自身を知るということに於いて、非常に役立つものでした。それは、臨床心理カウンセラーである私に、10年以上も通ってくださるお客様がいることにもつながっていると思います。
しかし、長年通ってくださるお客様が、年齢を重ね様々な心身の不調を訴えられる中で、臨床心理カウンセラーの技術だけでは、お手伝い出来ることが少なくなったとある日実感することがあり、転職も含め考えるようになりました。
そんな中、体の不調で鍼灸治療院へ行ったのですが、どの病院でも解決しなかった不調が、鍼灸師の先生により2回の治療で完治したことは衝撃でした。その鍼灸師の先生は80代ですが、全国から患者さんが集まり活き活きと鍼灸師の仕事をされている姿を見て、心身ともに刺激を受けました。
そのことが、臨床心理カウンセラーから転職して、鍼灸師になろうと思ったきっかけでしたが、しばらく考えて方向性を変えました。臨床心理カウンセラーから転職するのではなく、鍼灸師と両方活かしていくことに決めました。
今まで学んできた“美容”と“心理学”、それに加えて“美容鍼灸”と“漢方”を融合したら、「お客様に今まで以上に喜んでいただき、一生自信をもって働ける仕事になるのではないか」と思ったからです。
長年やってきた臨床心理カウンセラーとは別で、鍼灸師のことを学ぶことは、バランスを取るのが大変な時もありますが、同じ夢を持つ素晴らしい仲間に出逢えたのは財産で、毎日が新鮮で、学びは人生に於いて一番のアンチエイジングと感じています。
心と身体は繋がっています。転職ではなく、臨床心理カウンセラーと鍼灸師の両方からアプローチが出来る、そんな治療家を目指して日々精進していきたいです。

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