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日本語母語話者が英語を話すには英語の〇〇を叩き込め!

中学校の英語のテストでたまに出てくる語順並び替え問題。
教員の皆さんは、なぜこの問題を出すのでしょうか。

私が行き着いた先は、
「日本語で自然に培ってしまった語の並び」を
「英語の自然な語の並びに直せる様にするため」に出す!です。

並び替え問題の不正解の多くは、
日本語の語順に引きずられています。

例えば、英語を習いたての中学生に多いのは、
don'tの位置間違い。

私はサッカーをしたくない。
I want to play soccer don't.

「want to 〜」 〜したい は聞いたことある
「play soccer」 サッカーをする もよく見る

じゃあ、don't しない は どこ?

日本語の語順「〜ない」が最後だから、
最後に置いておけばいいか・・という感覚が働くのか、
どこに置いたら良いかわからなくなってしまったのか、

いずれにしても、
want to と play soccer がわかるのは
なぜだろうと考えると

I want to 〜
I play soccer 〜

は散々繰り返し出てくるからなんですよね。
耳馴染みがいい。

ということは、言い換えると、
語順についても練習をすれば良い!!
自然に口をつくようになるまで!!


チョムスキーという人物をご存知でしょうか。
言語脳科学の分野でコペルニクス的な発見をした方がいるのですが、
詳しくは、東京大学の酒井邦嘉教授の「チョムスキーと言語脳科学」(インターナショナル新書)を読んでください。

ざっくりいうとチョムスキーは、
「文法は、言葉の意味にかかわらず、自然に脳が理解できる。」
ということを科学的に証明しました。
(詳しくは、先述の本を読んでください。)

日本語は、述語部分が最後に来る言語ですが、
私は あなたを 愛している。
(主語 目的語 述語)

英語や中国語は述語が主語のすぐ次にきます。
I love you./ 我愛你.
(主語 動詞[述語] 目的語)

基本的に言語は、日本語のような語順か、
英語や中国語のような語順に大別されます。

つまり、英語の発音のみならず、
語順も日本語とは異なるので、
意識的に「無意識に英語が話せるように練習する」には
語順について集中して練習してみましょう!


とりあえず、おすすめは、
主語⇨動詞 で文を考えてみること!
例 「〜する」「〜した」 I walk. I watched〜.
ここにはもちろん過去形も含まれます!!

それができるようになったら、
疑問文!
助動詞⇨主語⇨動詞 
例「〜した?」 Did you play 〜?

試してみてください!

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