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マミヤ中判レンズをスキャナカメラで再評価していきます (1) : 210mm / f4.0

こんにちは。
マミヤの中判レンズ(645)はネットがしっかり整備される頃にはすでに淘汰されていた為か、あるいは単純に評判がハッセルなどの素晴らしい海外メーカーに比べて悪かったためか、ほとんどネットにレビューあるいは情報が無いように感じます。まあ全然需要がないようなのですが、ここで私のスキャナカメラを使ってレンズの評価など共有できたらと思います。変態カメラなので偏ったレビューになることは明らかですが、一応デジカメなのでフィルムより解像度合いなどしっかり評価できます。安くて高性能なマミヤレンズの魅力を味わっていただければと思います。続くかもしれませんし続かないかもしれません。

スキャナカメラにマウントしたところ

最初は210mm / f4.0Nです。スペックは以下の通りです。Mamiya 645の情報はなぜか英語版Wikiの方が充実しています。

  • 最短撮影距離2.5m

  • 35mm換算130mm

  • 4群5枚

  • CバージョンとNバージョンがあり(Nが新しい)。コーティングが違う。

200mm / f2.8 APO という上位レンズが存在しますが結構な値段がしますので持っていません。210mmはまだ入手したばかりなので、これを使いこなした後もし余力があれば手を出してみたいですね。

f4.0

開放の最短付近のショットです。中判なので非常にピントが薄いです。やや緩い描写です。優しい感じがしますね。ボケは十分綺麗と思います。開放の描写はもう少し試してみた方がいいかもしれません。APOの方はきっと開放が綺麗なのかな?ピント鬼薄な気がしますが。

f5.6

一段絞り込んで距離も少し遠めです。シャープさが一気に増して、ピントがきているところはカリカリです。ボケも自然。ちなみに雨が少ないからかカリフォルニアは多肉植物が植えてあることが多いです。

f8.0

20mぐらい奥にある木にいい感じに光が当たっていました。私の好きなややこしい構図の写真です。カリカリにトーン調整しています。ここまで絞ると隅々まで素晴らしい描写で中判の得意とするところですね。拡大すると木の幹の模様がしっかり描写されています。光の表現も素晴らしい。

Mamiya 645レンズ全般に言えることですが、一部レンズ除いて個性・癖がそこまで無いので、純粋にレンズを変える=画角を変える、という感覚で使えることです。

また気が向いたら記事アップしていきます。

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