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美味しいものは、すごく時間がかかる


おはようさまでございます
いずちんです

夜行性から超早起きスタイルに変わって、早3ヶ月(4時40分に目覚まし)

身体の調子もノリノリ、朝に余裕な時間ができてノリノリ
この調子でノリノリにノートも書き続けたい〜


さてはて、今回はお店のモンブランのお話

私たちのモンブランは土台がメレンゲです
お召し上がりいただいたお客様より「下のサクサク、あれは何ですか?」
のご質問をよくいただきます

正解は、“メレンゲ” でございます


ムラング


突然ですが、皆さまは “メレンゲ” と聞いて何を想像しますか?

卵白をふわふわに泡立てたメレンゲ?マカロン!?マシュマロ!?!?
一言で “メレンゲ” と言っても、種類や製法は様々です

例えばマカロン
小さいとか、甘いとか、買わない、とか何故かマイナスのイメージが多く
そして割高な印象があります

そんなマカロンも、作り方にはいくつかハードルがありますが
要点さえしっかり押さえれば、問題なく作れちゃいます

コツをつかむまで、若干苦労するかもですが
工程はシンプルなので、ご家庭でもチャレンジしやすい菓子ですよね
なのに、価格が他の焼き菓子に比べるとやや高め
なんとも不思議な存在・・・




話は変わりますが
ほとんどの人が、お米を炊けるのですが【お米を美味しく炊く】となると
急に難易度が高くなる気がしませんか?

お米を炊く作業工程がシンプルなために
気を付けなければならない点が、深くなってくるからです

米の産地や銘柄、相性の良い水や炊き方、道具の工夫など
こだわりを持てば、いくらでも深くできるため
段々とその人の個性が反映され、その人の「味」となります


マカロンは、このお米の例えにちょっと似てる気がします


マカロン生地に使う原料はたったの3つ
「卵白」「砂糖」「アーモンドパウダー」のみと、非常にシンプル


だからこそ、原料の性質に心を砕いて、理解し、
最終的にどんな菓子に仕上げたいか幾度となくイメージし、
試して、考察して、再び試す・・・これの繰り返しです


その途中で納得できるまでやるかどうか、という点のみ


多分、メレンゲ菓子に限った事ではないのですが
細かいこだわりこそが、お菓子に個性を反映させます


それがシンプルな菓子であればあるほど、同じ配合で作っても
作り手によって、どこか微妙に違う菓子になる

理想の仕事とは、試行錯誤を何度も繰り返した毎日の積み重ね・・・

時間を沢山かけたもの、愛情を沢山かけたもの

それは今の時代、不器用に見えるかもしれません


でも、小さくとも想いは
味や幸福、そしてその先に紡がれていくと信じています




長々と書いちゃいましたが
ここまでご覧くださり有り難うございました!









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