製造間接費の配賦計算・部門別計算

【学習した内容】

製造間接費の配賦計算

・製造間接費配賦計算の方法の原則

 →部門別配賦ーーー予定配賦

・予定配賦は何で原則なのか?

→実際配賦の欠点として

①計算の遅延

②単位原価の変動

この2点があり、これを解消できるからである。

・基準操業度の種類

①実際的生産能力(技術的に達成可能な最大操業度)

②平均操業度(正常操業度)

→キーワード:「長期的」

③期待実際操業度(予定操業度)←原則

→キーワード:「短期的」

・①操業度差異の内容と②理論的処理

実際的生産能力

①不動費

②非原価として処理

→フル操業が正常の為、不動が以上であるので非原価で処理

平均操業度

①固定製造間接費の配賦過不足額

②翌期以降に繰り延べる

→期間内は有利・不利差異が相殺。最終年度は差異が0になることを期待

⇒相殺されることを願っている

期待実際操業度

①固定製造間接費の配賦過不足額

②少額:売上原価に配賦

 多額:期末棚卸資産と売上原価に配賦

→予測が完全一致は稀の為

部門別計算

・原価部門の設定

原価管理→「原価責任の所在を明確に」

製品原価の正確な計算

製品の種類

→A製品・B製品

製品生成の段階

→半製品・最終完成品

製造活動の種類

→切削・組立部門

・階梯式配賦法の順位付け第2基準

補助部門間相互の配賦額の多い補助部門を先順位とする

・補助部門費の配賦と原価管理

単一+実際

問題点

①用役消費部門に対する実際配賦額の中に補助部門における予算差異が混入

②ほかの用役消費部門における補助部門用役消費によって左右される

これを解消すべく

複数+実際

①解消できない

②解消:消費能力に基づくため固定費配賦額の割合が一定

単一+予定

①解消:配賦差異が補助部門費に残る

②解消:固定費率が一定

③補助部門にとって管理不能な操業度差異が残る

複数+予定←最強!!

①解消

②解消

③解消:固定費予算額を配賦するため、補助部門に操業度差異が残らない





(New word)

素価

直接材料費と直接労務費の合計額

一般費

部門共通費のうち適当な配賦基準の得難いもの(工場長給料・守衛費)

補助部門費として処理

配賦額に対して各原価部門の管理者は責任を負えない

製造部門に配賦せずに直接製品へ配賦


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