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【企画レポート】第5回しゃべり場!〜「選挙」について~

こんにちは。ピースボートの小村友貴です!
7月4日(月)に開催された第5回しゃべり場!の企画レポートとなります。

しゃべり場!は、テーマに沿って自分の考えを話したり、質問をしたり、深掘りをしたりと、話しているとあっという間に時間が過ぎていくおしゃべりを楽しむ企画です。

これまでの企画レポートはこちらからご覧いただけます♪
第1回 企画レポート ~プラスチックについて~
第2回 企画レポート ~4/22はアースデイ!地球について話そう~
第3回 企画レポート〜教育とは?~
第4回 企画レポート〜「食」について~

5回目の今回は、参議院議員選挙の直前ということで「選挙」について、
普段から選挙に行ってる?どんな政策に注目してる?選挙ってなんだ?と、様々な角度から選挙について語り合いました。
今回の企画には参加できなかった方からも事前に話しを聞いていたので、そちらもあわせてレポートにしています。

1.普段から選挙に行ってる?

  • 投票はしているが、事前に政策を調べることはなく、ポスターを見て誰に投票するか決めて、機械的に投票していた。改めて自分の一票の重みを考え直したい。

  • 投票には行くが、選挙の時しか政治に興味を持つことがない。どこの政党に投票をしても何も変わらないんじゃないかと諦めムードになっている自分がいる。

  • ながいこと選挙は行ってるが、あまりにも(※1)死票が続き悲しくなって一度だけ行かなかったことがある。

  • 誰に投票したらいいのか分からず、友人が支持している政党に応援の気持ちで投票した。意欲的に行ってるわけではない。

  • 以前は投票に行かなかった。しかし、前回の衆議院議員選挙から自分で推し党、推し候補者を選んで投票に行くようになった。今は推し活をしてます。選挙ボランティアをしたり、選挙に行くよう周囲への働きかけもしている。どの政党に投票をしてもいいから、この人に投票をしたらどんな未来になるのかということを考えてみてほしいなと思ってます。

  • ピースボートに乗船して(※2)アウシュヴィッツやカンボジアに行き、選ぶリーダーによって方向性が大きく変わるということを学んだ。無関心は怖いこと。国民が政治に関心を持つ大切さ知ったので「選挙に行かないといけない」と思うようになった。今は義務感で選挙に行っているが、「行きたい」と思うようになりたいので投票率アップの活動などに積極的に巻き込まれに行くようになった。

今回参加した方は投票に行ってる方が多かったですね。しかし、家族によって政治に対しての捉え方が違ったり、選挙に対してのモチベーションもさまざまでした。

誰に投票したらいいか分からないという意見がありましたが、新聞やテレビ、党首討論会、SNS、選挙公報などでプロフィールや政策を確認したり、街頭演説に足を運んだり、政党のマッチングのサイトも複数あるので試してみたり、まずは興味がある分野を絞って政策の比較をしてみたりするのもいいですね。
自分の選挙への意識を変えたいということで、周囲の選挙に関心がある方々にまずは関わっているのもいいアイディアだと思います。いろんな考えの人の話を聞いてみた上で自分の考えが見えてくるといいですね。

※1 死票(死に票)
死票(しひょう、英: Wasted vote)は、選挙において、その票を投じた有権者を代表する当選者がいない票。通常は落票を死票として考える場合もある。死に票(しにひょう)ともいう。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』.「死票」

※2 アウシュヴィッツ
アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所(アウシュヴィッツ ビルケナウ きょうせいしゅうようじょ、ドイツ語: Das Konzentrationslager Auschwitz-Birkenau、ポーランド語: Obóz Koncentracyjny Auschwitz-Birkenau)は、ドイツが第二次世界大戦中に国家を挙げて推進した人種差別による絶滅政策(ホロコースト)および強制労働により、最大級の犠牲者を出した強制収容所である。収容者の90%がユダヤ人(アシュケナジム)であった。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』.
「アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所」

2.なぜ政治のことは話題にしづらいのか?

  • 日本では宗教と政治の話題は避ける傾向にある。1960年代の学生運動、1972年に起きたあさま山荘事件もあり、若者が政治に口を出すことがタブーとされた背景があるとも言われている。

  • 家族間であっても、政治の話題になると批判的な発言が多くなりがち。会ったこともない人を悪く言うのは嫌だな~と思うようになり、政治の話題は避けるようになった。

  • 候補者も自分の考えを主張するより、他の政党を批判する人が多いように感じる。選挙=批判というイメージが強いかもしれない。

「今の状況は嫌だ、困る、改善してほしい」と思うことありませんか?ただ現状に対して意見を言うより、こういう社会になってほしいよねと明るい未来を話す時間も欲しいですね?この人のこと応援したいよねと気兼ねなく話せる社会になるといいなと個人的には思います。
政治の話はタブー。そんな時代はもう終わりにして、まわりの人と未来について話していくことが必要だし、それが私たちにはできると感じました。

3.どのような政策に注目していますか?

  • 平和、憲法改正、原発、核兵器、選択的夫婦別姓制度、同性婚、辺野古移設、教育、育児、消費税、環境など人それぞれでした。

  • 多くの政策に関心はあるが情報量が多すぎて調べきれていない。

生まれ育った環境や、いま置かれている立場によって注目するポイントは異なりますね。また、掲げているものも解釈が難しいので、選挙ボランティアの人と話してたり、勉強会に参加したり。それでも分からないことがあれば候補者本人に聞いてみることにトライしてみてもよさそうですね。

4.選挙で大切なこと

  • ピースボートのクルーズで以前コスタリカに行った際、国民の声で軍隊を撤廃したという歴史について学べるツアーがあった。映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』は是非観てもらいたい映画。  選挙権を持っていない子どもたちも、4年に1度の選挙をお祭りごとのように楽しんでいる。選挙権をもつ前から「自分たちで国をつくる」という意識を、日本の子どもたちも持てるようになるといいな。

  • 野球などのスポーツでは〇〇ファンと話しますよね。それと同じように、政治に関してもオープンに話せたらいいな。

  • 投票しても意味がないと感じてしまう人もいるかもしれない。だけど、声をあげ続けることが大事。

街頭演説で生の声を聞くことも大切だが、やはり仲間同士で政治の話をすることが大事。自分の一票では意味がないからと政治に無関心になってしまうのではなく、自分たちの未来は自分たちでつくる。自分の一票だけでは意味がないと思うのであれば、仲間を増やして、投票する人を増やしていくというアクションも出来そうですね。

5.まとめ

「選挙は推し活だ!」という言葉が一番印象的でした。
自分が応援したい人に一票を投じる。その人(政党)が成長していく姿を見守る。推し活と同じなのよ、と話されていました。まずはどんな形であれ政治に興味を持つ人が増えるといいですね。

投票率の低さも課題です。約半数の人は投票しない選択をしています。
オーストラリアやベルギー、シンガポールなど投票が義務化されている国では90%を超える投票率になります。投票をしないと罰金という国もあれば、投票に行くことが楽しみになるようなイベントにしている国もあるようです。オーストラリアでは、自分の意思表示(投票)をすると他の人とも楽しめて、語り合う場にもなるよう、投票所でバーベキューをしているそう。
日本でも、投票に行った人はフェスに参加できるという取り組み(マツリゴトJAPAN2022)があるそう。#政(マツリゴト)を祭(マツリ)にという言葉どおり、選挙を楽しんでいるのが伝わってきますね。

この記事を読んだ方が選挙に関心をもち、未来を語り合える仲間が増えることに繋がればうれしいです。

以上、7月4日のしゃべり場!企画レポートでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます!

ピースボートセンターおおさかのブログでも選挙について取り上げているので、ぜひご覧ください!

次回は「多様性」について語り合います!

文:小村友貴

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